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北海道の仕事と暮らし99 新入社員研修1日目

北海道の仕事と暮らし99 新入社員研修1日目

おはようございます。
 睡眠十分で臨もうと思ったが、朝3時半に起きてしまった。新入社員研修前は毎年こんな感じだ。ブログを書き終え、残った時間は新入社員研修(自社開催分)の資料作成に充てる。10時15分、日創研札幌センターへ。札幌勤務のK氏と合流。11時から新入社員研修1日目が始まる。受講生(新入社員)たちは、最初は恐る恐るといったところから始まるのだが、比較的早い段階から打ち解けた雰囲気になる。ディスカッションの中身も深まっていく。今年はこのタイミングがずいぶん早いと感じた。6時頃終了。4人で夕食。1日目の振り返りと情報交換。8時頃宿に戻る。数日ぶりに十分な睡眠を確保した。

新入社員の持つチャンス

新入社員、若手リーダー、経営者。立場が違うと考え方に差異が生じるのはやむを得ないことといえます。価値観については、入社前、とりわけ二次面接の際にしっかり伝えているため、それほど大きな違いはないはず。みんな我が社にとって好ましいと思われる価値観、そして成長意欲を持って入社してきます。
 考え方の違いとは、自分をどのように成長させていくのかというところ。これまで我が社に入社してきた新入社員は、「早く仕事を覚えたい」という気持ちが強く、関心の方向が実務面に偏る傾向がありました。会社としてはありがたいことですし、健全な価値観から導き出された考え方だと思います。
 ただ、これから長い仕事人生がスタートするわけです。22歳で社会人となったならば、43年間くらい仕事をすることとなる。人生100年という時代になりますから、60年、70年、働き続ける人も少なくないでしょう。そのうちの最初の1ヵ月、みっちり仕事観、人生観、人間観を見つめ直すべきではないか……というのが僕の考えです。ここをいい加減に考えている人は、ぼんやりとした仕事人生を送ることになりやすい。
 ここ10数年間、さまざまな新入社員を見てきました。僕の新入社員時代に比べると、実にみんなちゃんとしています。ちゃんとした考え方を持ち、ちゃんとした仕事をするのですが、ちゃんとした人生観を持っているかどうかは疑問です。「ちゃんと持て」というのは無理な話かもしれません。それでも、最初の1、2ヵ月はしっかり考えるべきでしょう。まだ仕事を抱えていない入社したての今がチャンスなのです。
 このチャンスを逃すと、次にやってくるのは仕事で壁にぶつかったときになるでしょう。これもチャンスではあるのですが、そのときには仕事を両手いっぱいに抱えていますから、なかなか大変なことになるはずです。それでも、自己啓発に理解のある会社に在籍している人なら、こうした壁は乗り越えやすい。本人のやる気次第といえます。
 問題は自分の仕事観、人生観の問題であるはずなのに、それを別な問題だと誤解してしまうこと。自分の内側に目を向けるのではなく、うまくいかない原因を外に求めてしまう……。こうなると、自分の勤める会社への不平・不満につながったり、ぎくしゃくした人間関係に至ることもあるでしょう。日創研の新入社員2日間と帯広に戻ってからの新入社員研修21講座で、どれほどメッセージが伝わるのか? 当然、1ヵ月弱では伝わり切りませんから、新入社員研修とは別に、社内報、ブログ、経営発表大会といった場で僕は伝えるようにしています。

超長期的視点

実に不思議なものです。新入社員にはこの先40年以上の仕事人生が待っている。若手リーダーにも30年以上(おそらくもっと長期間)の仕事人生がある。僕に残された時間は10年ちょっとでしょう。健康である限り働き続けますが、経営の一線からは退くことになるはずです(後継者が現れればの話ですが)。
 僕の持ち時間は短く、若ければ若いほど持ち時間は長い。けれども、20年後、30年後のことを考えているのは僕のほうで、若い人はどうしても目の前のことが気になって仕方がないという傾向にあります。僕も20代の頃はそうでしたから、いつの時代も変わらないのかもしれません。先の短い人ほど、遠い先のことを思い描く。そんな傾向があるようです。
 これは自分史を振り返る機会があるからではないかと僕は考えています。自分の人生とはどういうものなのか? 深く考えると、この先どのようなことができるのか、どうあるべきなのかイメージすることとなります。さらに、自分がこの世を去った後、どのような会社、世の中になってほしいのかについても考える。どんどん未来志向になっていくわけです。
 20代の人に同じものを求めるのは無理な話かもしれません。けれども、もし新入社員時代に超長期的視点(だいたい30年後のこと)を持つことができたなら、ずいぶん違った仕事人生を歩むことができるに違いありません。そのための情報提供をするのが僕の役割。具体的なやり方をしっかり伝えていこうと思っています。
 年配の人や企業経営者が未来志向になっていくのは、過去を振り返るから。もっと正確に言うと、歴史観を持つからではないかと考えられます。
 みんな学校で歴史を学んできたはずですが、歴史観を身につけている人は少ないような気がします。学校教育の中で特定の歴史観を教えるわけにもいきません。あくまでも事実中心ということになるのでしょう。
 僕はここを深掘りすることで、超長期的視点を持つことができるのではないかと考えています。とりわけ、自社の歴史と業界の歴史。ここをできる限り詳しく学ぶこと。事実だけではなく、背景と後世に与えた影響について知ることです。業界の歴史は人類の歴史と重ね合わせることができますから、自分の仕事と世の中とがどのように関わっているのか、理解できることでしょう。
 自分の仕事を狭く捉えすぎないことです。実際の仕事は上司の指示やお客様からの注文によって行われることとなるでしょう。けれども、それは外形的なものであって、本質はもう少し別なところにあるのです。それが何なのかわかり始めると、仕事の仕方も中身も変わっていくことになります。

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