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北海道の仕事と暮らし100 新入社員研修2日目

北海道の仕事と暮らし100 新入社員研修2日目

おはようございます。
 日創研札幌センターでの新入社員研修2日目。午前9時スタート。新入社員たちはそれぞれタイプは異なるものの、リーダーシップを発揮するようになっていた。素晴らしいチームだと思った。午後5時頃研修が修了した。サポーターとして参加した先輩社員、経営者にとっても学ぶところの多い研修となった。8時帰宅。

キーワードは「チャレンジ」

経験することが大事。社会人なら誰もがわかっていることです。ところが、家庭教育、学校教育の中では、子供に「失敗しないように」という誤った配慮がなされることが多い。たとえば、怪我をさせないように……という教育的配慮(?)から、包丁を使うという経験をさせずに子供を育ててしまうと、ものすごく不自由な人生を送ることになるでしょう。外食するかコンビニ弁当が中心の食生活になってしまうかもしれません。
 職場教育は最後と砦なのではないかと思うことがあります。会社は教育機関ではありませんから、OJTが教育の場となる。けれども、いきなりOJTというわけにはいきません。新社会人となる人たちが経験してきたことは、実社会ではなかなか通用しないもの。学生時代まで「常識」だと思ってきたものを根本的に疑ってみなければならないわけです。
 したがって、OJTの前に懇切ていねいな指導が新入社員教育には求められる。この3日間、受け入れ研修を含めて学んだことをまとめると、そのような結論に至ります。小さなところから失敗と成功を体験させる。そうした場を用意することが上司には求められるでしょう。
 新入社員の人たちは情報量が豊富であり、さまざまなことをよく知っているという強みを持っています。僕の新入社員時代とは違って、物知りが多い。それが強みにも弱みにもなっていて、アクションを起こすタイミングがちょっと後ろのほうにずれてしまう。そんな傾向があります。
 ただ、話を聴いていて感心するのは、そうした自分の持つ弱点を誰もがちゃんと自覚しているというところなんですね。自分を客観視しようとする。今年は特にそうした能力を持つ新入社員が多いという印象です。自分を客観視していますから、自分の課題がどこにあるのかもおおよそ理解しています。
 ディスカッションや発表の中では「チャレンジ」という言葉がキーワードとなっていました。子供の頃、もっとも不足していたこと。それがチャレンジだったのかもしれません。
 言うまでもなく、新入社員時代はチャレンジの連続です。携帯電話に慣れ親しんでいる新入社員が、誰からかかってきたのかわからない会社の固定電話に応対する。これはひとつのチャレンジといえるでしょう。名刺交換も、接客も、自己紹介するのも、それぞれ小さなチャレンジかもしれません。
 失敗しないようにしよう……。そう考えると、「何もしない」のが一番ですから、何の進歩も成長もありません。失敗するか成功するかは結果に過ぎません。失敗と成功の違いはほんのわずかな差であることが多い。失敗を重ねれば、成功の確率は高まっていく。もちろん、人は成功を求めて努力するわけですが、失敗を恐れる必要はない。新入社員にはそうしたメッセージを伝えたいと思っています。何もしなければ結果は「ゼロ」ですが、チャレンジすれば成功しても失敗しても何か大事なものが得られるのです。

新入社員がリーダーシップを発揮する組織に

札幌での新入社員研修は終わりましたが、社内での新入社員研修はまだまだ続きます。基本的には「勉強」がメインとなります。ただ、その中にはいくつかのチャレンジが含まれるでしょう。研修におけるチャレンジは「100%安全なチャレンジ」といえます。どれほど失敗しても、自社を危機に陥れるようなことはないはず。つまり、安心して失敗することができるんですね。
 実務に関わるようになると、多少なりとも失敗リスクについて考えるようになり、チャレンジを避けるような傾向が出てくるものです。これは先輩社員を見ているとよくわかる。会社に損失を与えたくない、顧客に迷惑をかけたくない。そんな理由から保守的思考にとらわれる人も出てくるのでしょう。
 しかし、会社全体を見渡すと、リスクはあってもチャレンジしなければならない局面があるということを誰もが知っておかなければなりません。我が社に限らず、会社の歴史というものはチャレンジの連続です。ソーゴー印刷は創業時は謄写印刷を行っていましたが、今はオフセットやオンデマンド印刷がメイン。チャレンジを恐れて古い印刷方式にしがみついていたら、今の我が社は存在していないはず。
 月刊しゅん創刊という大きなチャレンジを行ったから、今の広告事業、出版事業があるわけです。チャレンジは個人レベルでも部署レベルでも会社レベルでも、絶えず頻繁に行われるようでなければなりません。
 失敗を恐れる気持ちが自分の中にあることを知りつつ、それでもチャレンジすると意思決定する。それが社会人に求められる仕事姿勢といえます。
 新入社員の人たちはこのことをよく知っています。先輩社員から見ると「小さなチャレンジ」に思えるようなことでも、新入社員にとっては一つひとつがビッグチャレンジに違いありません。それが言葉や表情から伝わってきます。
 これから経験するであろう、新入社員のさまざまなチャレンジ。それを目の当たりにすることによって、先輩社員の中にはハタと気づく人が現れるでしょう。自分は、最近新しいことにチャレンジしただろうか? 
 僕の考えるところでは、これこそ新入社員最大の貢献活動です。新入社員のチャレンジする姿を見て、保守的、消極的傾向の見える先輩社員の意識が変わっていく。新入社員は意識していないかもしれませんが、これから1年間の仕事に対する取り組み姿勢が、会社全体に少なからぬ影響を及ぼすことになるのです。新入社員でありながら、リーダーシップを発揮することが十分可能であるということを知ってほしいと思います。

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