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広報と広告16 継ぐ

広報と広告16 継ぐ

おはようございます。
 午前10時まで資料作成。10時半、新入社員研修第4講「広告の歴史」。「印刷の歴史」に続いて広告の歴史を振り返ったのだが、業界史に関心を持ってもらえただろうか? 歴史を深掘りしなければ、自社の存在価値も目指すべきところもわかるものではない。圧倒的過去を知ることで、超長期ビジョンを描くというのが新入社員研修の目標のひとつだ。12時、ランチミーティング。そろそろデザートという頃、突然サプライズのバースデーケーキが登場した。数日遅れでM氏の誕生祝い。パーティー終了後はスロウ編集会議。ようやく60号の特集テーマが固まった。3時過ぎから再び資料作成。夕方からようやくスピードが上がってきた。10時頃、眼精疲労が限界に達し、仕事を終えた。

データ資産

4月にはいろいろな懸案を並行して進めていかねばなりません。このため、僕の頭はずいぶん混乱する。優先順位を間違えることがしょっちゅう起こる。昨日は2週間後でも間に合うことに3時間くらい費やしてしまいました。その後、金曜日までに用意しなければならない資料が3本あることに改めて気づいた。しかも、木曜日は取材で遠出するため、ほとんど作成時間はないに等しい。これはかなり厳しい状況に追い詰められたぞ……。
 こうしたピンチは僕の場合、毎月1回くらいやってきます。過去、乗り越えられなかったことはまずありません。不思議にアイデアが湧いてくる。昨日は夕方近くに気がついて、一瞬「手遅れか?」と思ってしまいました。しかし、過去のデータを転用できるものはないか冷静に考え、再編集して素早くまとめていきました。
 4時間で、なんと2本分の新入社員研修資料がまとまった。残る1本は帯広経営研究会総務広報委員会の勉強会資料。これも、1時間あれば完成というところまでたどり着いたので、当日朝の作業で間に合うに違いない。あとはスロウ59号の原稿。決して忘れているわけではありません。
 過去のプレゼン資料は僕にとっては貴重な資産といえます。ただ、気づくのが少し遅かった……と少しだけ後悔していることがあります。
 それはレイアウトの統一性がとれていないこと。このため、ページをそのままコピペすることはできず、体裁整え直すという作業を行う必要があるのです。しかも、キーノートやプレジを使っていた時期もありましたから、この時期の資料については流用が難しい。見栄えという点ではいいソフトだったのですが……。
 今は完全にパワーポイント1本で作成しています。ただ、どうにも美しい文字組みができないでいます。いっそ、インデザインでつくろうかと思うこともあります。しかし、パワーポイントでのデータ資産形成を第一に考えねばなりません。この2年間は統一感のあるデータ作成を心がけています。このペースでいけば、2、3年後には何の不自由もなくプレゼン資料を作成することができるようになるでしょう。
 
 見えないものを伝える

昨日は何種類かの仕事をしましたが、不思議と「継ぐ」というキーワードでくくられていたような気がします。
 「継ぐ」という言葉で真っ先に思い浮かぶのは、僕の場合「事業承継」ということになります。スロウ編集会議では伝統や技術の承継といった話が熱く語られていました。企業の事業承継から個人の持つ技術まで、伝えるべきもの、継がれるべきものは数多くあります。何も手を打たずにいると、技術、伝統、活動といったものが失われてしまうことになります。価値ある仕事がこの世から消えてしまわないよう、気づいた人が何らかの働きかけをする必要があるのではないかと思います。
 僕は「継ぐ」の根底に据えるべきものとして、「志を継ぐ」「精神を継ぐ」といったものを挙げたいと考えています。企業の事業承継であれば、「創業の精神を継ぐ」こと。今行っているビジネスを継ぐことも大事ではありますが、自社を自社らしくしている何かが存在するわけです。その「何か」がわかっている人でなければ、形式的に継ぐだけになってしまい、重要な精神が失われることになってしまうかもしれません。
 そんなこともあって、僕は何年か前から、歴史に重点を置いた伝え方をするようになりました。これは18年前、僕が跡を継いだときにも行ったこと。自社についてほとんど何もわからない状況でしたから、ともかく社史について調べていきました。ハッキリわかったということにはなりませんでしたが、自分の中でイメージできるようになっていき、それが今日の経営理念につながっていったのです。
 僕はこれからの数年間を費やして、文章とプレゼン資料の両方でメッセージを残していこうと思っています。同時に、もっと効果的な伝え方はないだろうか……とも考えているところです。フォトグラファーですから、本当は写真で伝えられることができればベスト。しかし、自分の写真には言葉と同じようなメッセージ性を持たせたくはないという気持ちが強い。当面の間、言葉による伝達力を高めていくことが僕の課題といえそうです。
 人は「目に見えるもの」から影響を受けやすい。ですから、メッセージも目に見える形で残していくことが重要ではないかと思います。社内報やブログはそうした活動のひとつ。インナーブランディングにしろ、アウターブランディングにしろ、情報発信ツールの伝達力をどのようにしたら高められるのか、研究し続けるべきですね。
 人類は言葉や文字とともに進化してきました。どんなに時代が変わっても、これだけは変わらないでしょう。本当に必要な情報を文字で残す。次世代に伝える。そのことがいかに大切なことか、ここ数年ようやくわかってきたような気がします。

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