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北海道の仕事と暮らし103 人生の異質化

北海道の仕事と暮らし103 人生の異質化

おはようございます。
 朝3時10分からプレゼンの準備。3つ分の資料がまとまった。本当にギリギリの攻防だ。これが来週まで続くと思われる。午前10時、新入社員研修第11講「TA」。昼は帯広ロータリークラブ例会。プログラム委員会担当。「自分史のすすめ」というテーマで卓話を行った。企業経営者は次世代のために自分史または社史を残す責任がある……というメッセージ。きっと伝わったに違いない。午後2時、新入社員研修第12講「人生の異質化戦略」。テーマの割には決して難しいものではなく、ちゃんと志を持って生きよう……というのが僕の真意。このメッセージがちゃんと頭の片隅に刻まれればよいのだが。4時からは商品撮影、写真セレクト作業。求められている写真がいくつかあって、対応に追われる。

強烈な学びで得られるもの

新入社員研修はかなり際どい準備の仕方が続いていますが、その割には順調に推移しています。講義内容も昨年より完成度が高い。この水準を保つことができれば、来年度、一部を若手リーダーが担当してもやっていけるに違いありません(僕よりもハイレベルな講義になるかもしれません)。
 昨日伝えた「TA」と「人生の異質化戦略」はまだ若手には任せられない講義内容だと思っています。特に、TAのほうは専門の勉強をする必要がある。不思議なものです。僕が本腰を入れて学んだのは2003年のこと。もう16年も前。そのときのノート(PDF化したものですが)を改めて開いてみると、講義を受けたときの情景がありありと浮かんできました。強烈な1年だった。だから、記憶も鮮明に残っていて、僕にとっては大きな財産となっています。研修を受けた直後にはあまり感じませんでしたが、10年くらい経った頃から、そのことを実感するようになりました。
 きっと「学ぶ」とはそういうものなのでしょう。学んでいる最中や学んだ直後には気づかないことがある。ところが、強烈な学び方をすると、5年後、10年後、30年後に突如浮かんでくるんですね。ノートからは当時の僕の必死さが伝わってきました。TA心理学が我が社には必要だ。そう信じ込んで、ひと通り頭に入れていきました。
 それはまだ社内で十分活用しているわけではありませんが、TAの基づいた人材育成や社風形成、コミュニケーションなどに役立てられています。できれば、全社員にTAに対する正しい理解を広めたいと思っています。
 午後の講義は「人生の異質化戦略」。こちらは、TAに比べると頭では理解しやすいものといえるでしょう。問題は実感が伴うかどうか? ここですね。
 新入社員は誰しも「早く一人前になりたい」と考えています。ですから、全員向上心があるし、課題に対して真面目に取り組んでいます。その点は大変心強い。ただ、それが3年、5年、10年、同じ気持ちで続けることができるかどうか? そういう人はちょっと少ないと思うんですね。
 早い人だと、入社半年後くらいからテンションが落ちてくる。これは企業文化の問題でもありますが、半分は本人の自覚の問題です。自分を育てる人間は自分である。早くその事実に気づき、自己成長に燃えてほしいと思っています。

本質を見る

残念ながら、多くの人は現象面にとらわれてしまいます。僕もやはり現象面から大きな影響を受ける。好ましい現象が起こると喜び、困った現象が起こると悩む。これは人間である以上、当然のことといえます。
 しかし、喜びすぎるのも悩みすぎるのも、好ましいことではありません。一時的に大喜びするのはよいわけですが、浮かれすぎると今度は困った現象がやってくる。多くの人が経験していることでしょう。また、必要以上に悩みすぎると、起こっている出来事の背後に隠れている好ましい事象に気づかないことがあるものです。喜んだり悩んだりしながらも、現象の背後にある本質に目を向けなければなりません。
 そうしたことを新入社員に求めるのは難度が高いのかもしれません。けれども、新入社員も「自分の人生を経営している経営者」に他ならないわけです。ですから、自分の人生、自分の仕事の本質を知っておく必要があるでしょう。目の前に起こるさまざまな出来事。そこには起こるべくして起こる理由があります。その理由が何なのかを解明せずに、とりあえずの問題解決だけに終わってしまったなら、再び同じ類いの問題が訪れることになるでしょう。
 これは20代の人でも50代の人でも経験していること。僕にもしょっちゅう起こります。一番ありがちなのは、「捜し物が見つからない」という現象。これは5Sに真因がある。整理整頓を徹底しなければ、同じ問題が繰り返し訪れることになるわけです。
 捜し物レベルであればよいのですが、人間関係における困ったパターンを持つ人はなかなか深刻といえます。問題の大小はあっても、誰もがそうした困ったパターンを持っているのではないかと思います。人間に悩みは尽きませんが、そのうちの一部を解決し、前向きで建設的な方向へ人間関係を変えていくためにTAがあります。まずは自分がどういう人間であるのかを知ること。ここが最大のポイントでしょうね。
 困った問題を他人のせい、環境のせいにしてしまうと、本当の原因(真因)の存在に気づかないわけです。本当に自己成長意欲を持っている人であれば、真因にたどり着こうと努力し続けるはず。小手先の改善では満足せず、自己改革に努める。そんな人が社内ではリーダーとなっていきます。
 そういう気持ちになる人とならない人との違いはどこにあるのか? それは志や人生ビジョンの大きさ(高さ)にあるのではないかと思います。小さすぎる目標は人をダメにする。目標はささやかであっても壮大であってもよいのですが、「簡単にできてしまうような目標」では、人はやる気にはならないのです。できるかどうかわからないが、必ずやり遂げたい。そう思えるようなビジョンを持つこと。これは新入社員ばかりではなく、人間として不可欠なものです。僕ももっと大きなビジョンを描かねばなりません。

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