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経営指針の話20 働く環境づくりの手引き

経営指針の話20 働く環境づくりの手引き

おはようございます。
 朝4時半出発。月形へ。予定通り、7時40分頃に目的地到着。H社の取材。朝礼から参加する。我が社にないものがここにあると思った。前半は撮影。後半はH社長から話を伺う。我が社と似ている部分と異なる部分がいくつも発見できた。これを文章にするにはどうすればよいか? 帰り道、車を運転しながら考えていた。午後2時過ぎ帰宅。1時間半ほど、「記憶の中の風景」の画質調整作業。4時、中小企業家同友会とかち支部四役会。4時半、幹事会。5時50分、幹事会を中座。6時、帯広柏葉高校同窓会臨時役員会。7時、部長会議。8時半帰宅。9時頃からインデザインを使った作業。写真を配置し、短い原稿を書く。意識が遠のきかけた頃、「記憶の中の風景」が完成した。データを送ってから就寝。

人生計画づくりのツールとして

同じような時期に同じような問題に直面し、同じような結論に至り、同じような実践活動を行う……。それでも、結果が同じようになるとは限らないものです。H氏の講演を聴いたときにも同じことを考えていましたが、昨日も取材しながら同じ思いを抱かずにはおられませんでした。
 ほんのわずかな考え方の違い。そしてわずかな行動の違い。これが積もり積もって、異なる結果につながっていく。人生は無数の選択と行動の積み重ねですから、わずかな違いのように思えても、やがて決定的な違いとなっていく。我が社の場合はこれでよいと思うこともあるのですが、5年後、10年後には、もっと今とは違う結果につなげていかねばなりません。
 先週行われた同友会の「全道5委員会連携会議」で初めて手にした冊子「働く環境づくりの手引き」。これは「経営指針成文化と実践の手引き」の副読本と位置づけられているもの。ただの副読本ではなく、社員にとっては重要な意味を持つことになるのではないかと直感しました。僕は冊子になる前に、PDFでひと通り読んでみましたが、改めて紙の本になると見え方がずいぶん異なるものです。これをぜひ活用してみたい。そう考えているところです。
 僕はこれまで次世代幹部養成塾などの場を使って、人生ビジョンや人生プログラムの作成をみんなに勧めてきました。もちろん、僕の勧めるフォーマットに限定しているわけではありません。やり方は自分に合ったものでよい。どのような形であっても、何らかの人生の指針を各自持つべきだ。僕はそう考えています。
 これを押しつけがましくない形で、一人ひとりの人生に役立ててもらえないものだろうか? この問題について、僕はずっと考えてきました。人生計画の作成にもともと必要性を感じている人であれば、何ら問題はありません。けれども、「何のために必要なの?」「そんな暇があったら目の前の仕事をしたい」と思っている人に、その必要性を説くのは容易ではありません。熱心に勧めれば勧めるほど、引かれてしまう。「引かれる」から「惹かれる」に変えるにはどうすればよいのか? ここが悩みどころです。
 人生計画に関心が薄い人であっても、仕事に対しては熱心だったり、自社のことをしっかり考えてくれている人が少なくありません。そして、当たり前のことではありますが、自分の将来に無関心であるはずはありません。もしかしたら、紙に書き出したり、ツールを使うことに慣れていないだけなのかもしれません。

未来年表の活用

「働く環境づくりの手引き」でおもしろいと思ったのは、未来年表を作成するというところ。やり方はだいたいわかっていたものの、我が社ではこれまでこうした取り組みをしてきませんでした。
 これまで僕は、過去の年表を作成することにエネルギーを使ってきたところがあります。それは自社がどのようにして今に至っているのか、ちゃんと解明しなければならないと考えてきたからです。過去がハッキリすればするほど、長期ビジョンが描けるに違いない。そう思ってきました。それは確かにその通りなのですが、今度はビジョンに到達するまでの道筋が十分に描き切れていないという問題が生じることとなりました。
 経営指針では「経営方針」の中で明らかにすべきもの。「経営指針成文化と実践の手引き」のシートを活用するのも有効ではあります。しかし、僕が感じたのは「未来年表のほうが一瞬にしてわかる」ということでした。過去の年表とつなげるような形で未来年表を作成すればよいに違いない……。そう思ったのです。
 どうしてこんな単純なことに気づかなかったのだろう? そう思いましたね。わずか40ページほどの冊子なのに、僕にとって重要なヒントがいくつも隠されている手引き。社員のみんなにとっては、自分の人生と自社の事業活動を結びつけるツールとなるはずです。
 「何のために売上・利益は必要なのか?」「どうして生産性を高める必要があるのか?」「なぜ就業規則があるのか?」……。こうした基本的な事柄について、ちゃんと的確に答えられる人は多いとはいえません。
 我が社の経営目的は「社員及びその家族が『調和のとれた豊かさと幸せ』を手にすること」です。事業活動は社員一人ひとりの幸せにつながるようなものでなければならない。売上目標、生産目標、各種規則に縛られるのではなく、人生ビジョンに到達するために必要なもの、という認識が欠かせません。
 自分の人生を豊かにするための活動が、自社の成長、発展につながっている。さらには地域を豊かにすることにも結びつく……。そんな生き方、仕事の仕方をすることが大切ですね。
 すぐに使いこなせるかどうかわかりませんが、「働く環境づくりの手引き」は我が社のみんなにも受け入れやすいものではないかと思います。特に、これから長い仕事人生が待っている若手の人たちの意見を聴いてみたいところです。 

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