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何となく気になる言葉02 「かしこまりました」

何となく気になる言葉02 「かしこまりました」

おはようございます。
 10連休初日。まず部屋を片付けねばと思い、書類を次々にPDF化。エバーノートに保存する。1時間ほど作業すると、10センチくらい進んだ。重要書類はPDF化後、袋ファイルへ。続いて、気に掛かっている仕事を片付ける。11時頃から大物の仕事に着手。どのような大物かというと、これまで5回にわたって取材してきた内容を6万字程度にまとめるというもの。文庫1冊分に迫る文章量。実際にはあと1回追加取材が必要という話になっている。たっぷり時間を使うことのできる連休中に、何とか形にしたいところ。6万字に恐れおののいてはいけない。昨日は午後5時半まで、資料を読むことに専念。いったんページ構成をまとめてみた。初日はここまで。6時からは休日として過ごす。

それほど恐れなくても……

我が社は基本的価値観として「対等な人間関係」というものを一番に掲げています。僕よりも社歴の浅い人は、みんなその価値観について説明を受けているはず。しかしながら、十分に伝わっていないなぁ、と思うことあります。どうしてこのようなことになっているのだろう? 学校教育の中で出てくるのか、就職指導によるものなのか? 僕にはよくわかりません。
 僕が気になっているのは、「かしこまりました」という言葉。僕の知らないところで、この言葉を使うよう指導されているのだろうか? それとも、みんな自主的に使っているのでしょうか? 僕は言論統制をしたいわけではないので、「使うな」とは言えない。けれども、かしこまらない仕事の仕方をしよう……と呼びかけたいですね。実際、そう何度も呼びかけていますが。
 みんな、「かしこまりました」をていねいな言葉と捉えているようです。確かにていねいな印象を与える。イメージ的には大企業の受付であるとか、百貨店の接客でよく使われる言葉。たしかに「かしこまりました」と言われて、気分を害する人はいないでしょう。僕も気分を害することはもちろんありませんが、ちょっと複雑な気持ちになってしまいます。
 そもそも、かしこまるとは、「恐縮する」「恐れ敬う」といった意味なんですね。そういえば、昔(たぶん昭和)、女性が手紙を書く際、末尾に「かしこ」と添えることが多かったはず。その「かしこ」も同じ意味合いです。今の時代はどうでしょう? 手紙でもメールでも「かしこ」と書く人は非常に少ないはず。何となく男尊女卑的なニュアンスを感じる言葉でもありますから。
 たぶん我が社の中で「かしこ」を使う人はひとりもいないはず。それなのに、「かしこまりました」のほうは普及率が非常に高いのです。僕は「人間はみな平等で対等なのだ」と主張したいですね。たとえお客様であっても、対等な人間関係なのです。ビジネスでは「価値と価値」「利益と利益」の交換が行われます。無理矢理買ってもらっているわけではないし、無理矢理働かされているわけでもない。両者対等の関係の中で仕事が成立している。ですから、ビジネスでは「普通にていねいな言葉」を常用すればよいのだと思います。
 少なくとも、我が社はそういう価値観を基本としていますから、社内の人、たとえば上司に向かって「かしこまりました」という人はひとりもいません。ところが、社外の人には使ってしまうんですね。これは「世間一般には上下関係、主従関係を強要する人が多い」と警戒しているためでしょうか? 僕は「もっと人を信じましょう」と言いたいですね。すべての人というわけではありませんが、95%くらいの人は対等に接して何ら問題になることはありません。

「承知しました」が基本

「かしこまりました」に代わる十分ていねいな言葉として、「承知しました」があるではないですか。もっとていねいに言いたければ、「承知致しました」。この言葉に文句をつける人はひとりもいないはず。
 これが「わかりました」という言葉だと、使い方に注意が必要です。親しい人間関係の中でなら、まったく問題ないわけですが、使い方を間違えると不穏な空気が流れることもある。「わかりました」と言う場合には、明るく親しみを込めて使うことが求められます。意見が食い違っているようなときは、使用を避けたほうがよいでしょうね。
 「かしこまりました」とは別な意味で何となく気になる言葉があります。
 それは「了解しました」という言葉。僕自身、しょっちゅう使っている言葉でもあります。ただし、明らかに目上という人には使ってこなかったはず……。「本当にそうか?」と問われると、自信がなくなってきました。もしかしたら、メールでついうっかり使ったことがあるかもしれません。
 この「了解」というのはちょっと曲者なんですね。権限を持つ者が許可を与える……といった意味合いが含まれている。したがって、「了解しました」は失礼に当たると考える人もいるようです。
 社内では「かしこまりました」の代わりに、この「了解しました」が頻繁に使われています。僕のところにも「了解しました」というメールが多数送られてくる。社内では基本的に問題はありません。ただ、少し関係がぎくしゃくしているようなときに、部下から「了解しました」と言われたら、上司はどう感じるだろう? もしかしたら、むっとする人もいるかもしれませんね。
 もちろん、我が社の場合、神経質になる必要はありません。けれども、言葉に敏感な人は世の中に大勢いますから、言葉の中に含まれている意味をある程度理解しておくことが大切。うっかり不適切な言葉を使っていることがあるかもしれません。
 かくいう僕も、たぶんどこかで間違った言葉の使い方をしているはず。人間、急に賢くなれるわけではありません。基本的には、敬意と親しみを持って接すれば言葉の誤用は許容してもらえると思います。大事なのは知識よりも、自分の人間性といえるでしょう。
 我が社の人には、自分の人間性を高めつつ、社内社外問わず、対等な人間関係を広げていってもらいたいと思います。 

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