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北海道の仕事と暮らし117 コワーキング的な場所

北海道の仕事と暮らし117 コワーキング的な場所

おはようございます。
 朝は釧路市中央図書館へ。S氏は調べ物。僕は個人学習室でノートPCを開く。初めて入ったが、ここは原稿を書くのにピッタリな場所だと思った。取材は11時から。市内の製造業。残念ながら製造現場を見ることはできなかった。だが、歴史的な話を聴くことができた。昼は取材先の製品を使った飲食店へ。あっさりしていながら、味に奥行きが感じられた。午後2時45分帰宅。買い物へ。M氏は土を大人買い。僕はマグネットを大人買いした。

好きな場所で働く

取材旅行でぽっかり空き時間ができてしまった……。そんな場合、他の編集者はどうしているのでしょう? フォトグラファーなら、これはチャンスとばかりに風景撮影することが多い。僕の場合は、風景を撮ることもあれば、原稿作成時間に充てることもあります。昨日はパソコンで仕事を進めたい気分だったので、S氏と一緒に図書館へ行くことにしました。
 釧路市中央図書館は想像以上に快適でしたね。ここでなら丸一日仕事をしていてもよいと思うくらい。来館者はみなそれぞれ自分の目的のために有効に時間を使っている。そんな雰囲気が漂っていました。このような公共のスペースがどれほどあるか、僕にはよくわかりません。きっと、我が社の編集者たちのほうが詳しいだろうな……。出張先で仕事ができる場所のリストを手に入れたいところです。
 そういうニーズは多くの人が持っているようで、コワーキングスペースが全国的に増えつつあります。コワーキングスペースとは、「場所に縛られない働き方をしている人たちが利用する共同型オフィス」ということになっています。本来は起業家、フリーランサー、テレワーカーらが主な利用者。ただ、オフィスとしてではなく、出張時にも利用できるところが多い。ビジターは1日1000円くらい。けっこう使い勝手がよさそうです。丸一日いることはないでしょうが、2~3時間でもこうした場所が使えるとありがたいですね。
 自社以外の場所で働くというのは、ノートPCの普及によるところが大きいのかもしれません。1990年代までは「ノート」といってもそれなりに重かったし、持ち運びたいと思うようなデザインでもなかった。今は薄いし、軽いし、バッテリーの駆動時間も十分。通信環境もよくなっていますから、仕事で不便を感じることはほとんどありません。
 会社にいると集中できそうでできないということが多いのではないでしょうか? 僕は会社では原稿を書くことができない人間。会社でできるのは事務的作業とか、写真の画質調整といった仕事。会社で原稿を書かねばならない場合は、イヤホンでジャスを聴くこととなります。デザイナーの人たちも僕同様、イヤホンを装着している人が何人もいます。使いすぎて難聴にならないよう気をつけてほしいものです。
 しっかり自己管理できる人に限定されますが、将来的には「自分の好きな場所で働く」という勤務形態になっていくのではないかと思います。その方が生産性が高まるという人が、我が社には何人かいることでしょう。あるいは、社内を一部フリーアドレスにするという方法もありそうです。そのためにはデスクトップからノートに切り替える必要がありますね。いろいろ課題が出てきそうです。

出先に働ける場所がもっとあれば……

思い起こすと1980年代の終わり頃、M氏と僕はときどき喫茶店で仕事をすることがありました。当時はカフェなんて言葉は使っていませんでしたね。オープンテラスの明るい喫茶店と地下空間のような暗い喫茶店があっただけ。明るい喫茶店はいつの頃からか「カフェ」と呼ばれるようになっていました。
 僕の記憶では明るい喫茶店で通信教育の広告をつくっていました。仕事なのか休日なのかハッキリしない。何だか、のんびりしていた時代でした(僕の記憶では)。
 桜が咲くと「今日は井の頭公園だ」と言って、平日にも関わらず、会社全員で花見をする……。そんな時代もありました。今となっては夢のような働き方です。しかし、ITの力で再び「のどかな働き方」を手にすることも不可能ではないような気がしています。コワーキングスペースは利用していませんが、カフェで仕事をするという機会は着実に増えていて、僕の働き方はある意味1980年代後半に近づきつつあります。職種によりますが、働き方はもっと自由な方向へ変わっていくはず。
 現実には仕事に適したカフェが多いとはいえません。そもそも、カフェは仕事をする場所ではないわけで、じっくり仕事をされてしまっては大迷惑ということになる。僕も、ちょっとだけ働いてさっさと退席するようにしています。長時間粘って仕事をするのは空港のラウンジくらいでしょうか。
 カフェ、ラウンジ、コワーキングスペース、図書館……。出先で仕事ができるような場所がもっと増えていくといいですね。有料でも無料でも構わない。使いたいと思ったときに、すぐ近くにあるというのが理想的です。
 いわゆる民泊と同じ発想で、コワーキングスペースのように使える場所の提供者が増えればよいのではないでしょうか? 一般企業の打ち合わせスペースを個人に開放するとか、民家の空き部屋を使えるようにするとか……。
 取材や出張では2、3時間空きができるケースがありますから、すぐ使える場所があると助かります。わざわざそこを目指して移動するというのは合理的ではない。半径200メートル以内にあるのがベストですね。
 ひと昔前なら、インターネットカフェがそのような役割を果たしていたのかもしれません。けれども、今はもっと真摯に仕事に向き合いたいという人が増えているのではないかと思います。僕のまわりを見ても仕事そのものに集中している人が多い。北海道にはそうしたニーズに応えられる場所がもっと必要です。とりあえず、コワーキング的な場所をリスト化してみようと思います。 

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