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何となく気になる言葉04 自分の声

何となく気になる言葉04 自分の声

こんばんは。
 朝から自宅でレイアウト作業とテープ起こし。各種事務的作業。午後から急遽ビデオを作成することとなった。パワーポイントの編集作業と音声の録音。2時間ちょっと費やして完成させる。あとは、明日に備えて早めに休むこととなりそう。

ビデオ作成で思ったこと

明日は早朝出発ということなので、夕方のブログ更新となりました。今日、僕のGoogleカレンダーでは出張予定になっていたはずです。ですが、火曜出発でもよいという話になり、今日は集中作業日となるはずでした。実際、ものすごく集中したことは間違いない。けれども、当初の目標には到達しなかった。突発的な用事が生まれたためでした。そういうものかもしれませんね。みんなに内緒で自宅にこもって仕事をしていると、こういうことになりやすい。隠し事のできない人間です。「書く仕事」は一応できるのですが……。
 それでも、原稿を書く態勢は整いましたし、レイアウトのほうもバッチリ。誌面イメージが湧いてきました。早く書きたい。そんなテーマです。
 今日の突発的用事は、ある会の例会のためのビデオ作成。僕は担当例会なのに欠席せねばならず、それでいて例会時間に空白ができることを今日知ったのです。何とかせねば大変なことになる。そう思い、窮余の策がビデオの作成でした。
 幸い、プレゼンデータは豊富にストックしてあります。どんなテーマでも対応可能(大袈裟かな?)。ただ、どうやってビデオ化するのかがわからない。ネットで調べてみると、案外簡単そうであることが判明しました。パワーポイントにそうした機能が備わっているのです。
 ただし、最大の問題は「パソコンに向かって自分の声を吹き込む」という行為。これは僕にとっては初めての経験です。スマホでは毎日のように音声入力を使っているものの、音声を録音するためにマイクに向かうのは初めて。これがラジオ出演ならまだよいのですが、パソコンに向かってしゃべるというのは妙に緊張するものです。
 何度も失敗しながら、録音していきました。ありがたいのはスライド1枚ごとに録音していくため、失敗しても一部分を消去するだけで済んだこと。実に便利な機能といえます。ものすごく失敗を重ねながら、5分45秒のビデオを作り終えました。
 話の中身は、ふだんの講演と同じようにほとんどがアドリブです。原稿を用意したわけではありません。仮に、きちんとした原稿を用意すれば、もっと失敗なくビデオ作成ができたに違いない。これは使えるテクニックだと確信しました。この手法を活用すれば、新入社員研修のビデオ教材を作成することも可能となる。忘れないうちに、いくつかつくってみようと思います。いろいろな場面で応用できそうな気がします。

自分の声を客観的に認識する

それにしても、気になるのは「自分の声」。正確に言うと、自分の声を自分の耳で聞くこと。どうなのでしょう? 気にならないという人もいるのでしょうか。テレビやラジオに出演しているような人であれば、全然気にならないに違いありません。ですが、僕は大いに気になる。というよりも、数年前までは自分の声を聞くのが嫌でたまりませんでした。
 雑誌スロウで原稿を書くようになったのは2006年のことです。他の編集者に比べると本数は少ないものの、毎号取材し、記事を書くようになった。
 僕はノートをとるのが極端に苦手な人間。自分の書いた文字を判別できないこともありますし、それ以上にノートをとると話が途切れて、取材がスムースに進まない。いつも、途中でノートをとるのをあきらめてしまいます。
 ですから、僕の頼みの綱はICレコーダーということになります。これがなければ、まったく記事を書くことができない。ちゃんと録音されているか、いつもハラハラしています。取材終了後、ちゃんと録音されているのを確かめ、ホッとする。その繰り返しです。
 とはいえ、これでひと安心とはなりません。テープ起こし(テープではありませんが)の際に、自分の声を聞かなければならないのです。自分の声質に違和感を覚えますし、それと同じくらい気になるのは「自分の発する間抜けな質問」。僕は取材者としてはかなり低レベルではないかと思っています。我が社の編集者は僕以外みんな素晴らしい。この点で僕は実に大きな劣等感を持っていて、例えるならば千島列島とアリューシャン列島をつなげたくらいの大きさと言ってよいでしょう。
 それでも我慢して音声データを書き留めていく。これを13年続けてきました。そうすると、実に不思議なことが起こってきたのです。
 自分の声がそれほど嫌ではなくなってきた。単に聞き慣れてきただけなのかもしれません。しかし、以前ほど「間抜けな質問」も減ってきたような気がします。これはスロウ取材歴13年を通じて成長したためなのでしょうか? 人間、苦手だと思ってもあきらめずに継続すれば、いつの間にか上達しているものです。心なしか、間抜けな質問が減っただけではなく、声質も改善されているような印象。実際、どうなのでしょう? 
 ふだん話している自分の声とパソコンから聞こえてくる自分の声とは、明らかに声質が異なって聞こえてきます。パソコンやICレコーダーで聞く声のほうが実際のものに近い。したがって、聞き慣れれば、自分の声の質を改善する手がかりとなるでしょう。
 ビジネスでもプライベートでも、声質のよしあしは意外に大切なものです。地声は変わらないかもしれませんが、声の発し方、スピード、高さ、大きさなど、改善を試みることが大切ではないかと思います。僕は原稿執筆を通じて「自分で自分の声を聞く」という機会を持っています。職種によっては、そんな経験は皆無という人も多いことでしょう。ただ、嫌だな……と思っても、何度か聞くうちに慣れてきて、自分の声質を改善する手がかりがつかめるはずです。自分の声を気にする。社会人にとって必要なことかもしれませんね。

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