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スロウな旅07 大阪研修旅行

スロウな旅07 大阪研修旅行

おはようございます。
 朝7時50分会社集合。プレス製本課の5名はすでに出社していた。10分ほど準備してから出発。車2台で千歳空港へ向かう。10時頃到着。10時55分の便で関西空港へ。空港内で昼食。レンタカーに乗り、M社を目指す。高速道路1本で到着。1時間ちょうど。新社屋建設の経緯を伺ってから、6名で工場を見学させていただく。詳しくは書けないが、製造業の理想形を見たような気がした。6時過ぎ、ホテルにチェックイン。6名で夕食。大阪なので串揚げの店を探す。宿のそばに見つかった。このメンバーで飲むというのは滅多にない機会。印刷、製造面での技術的な話。大阪研修旅行1日目が終了した。

学びツアーの社内版

昨日は「学ぶ旅」について書きました。企業内で学びツアーを行うと、これに「仕事」という要素が加わってきます。視察や研修といったものを含む旅となる。メンバーが経営者、幹部中心であれば、視察という意味合いが強まり、現場の社員が中心となる場合は研修のようになっていく。
 そんなわけで、今回の1泊2日の旅は「大阪研修旅行」という名称にしました。ただ、通常の企業内研修や外部研修と異なるのは、「自ら学ぶ」という姿勢を持っていないと、単なる見学に終わってしまうということ。見学と研修とでは天と地ほどの差がある。昨日のM社では、ずいぶん踏み込んだ技術的な質問をしていました。M社の設備や仕事の仕方が大きな刺激となったようでした。
 研修とは「職務上必要とされる知識や技能を高めるために、ある期間特別に勉強や実習をすること」。知識や技能を高めるために行われるわけですから、社会人であれば何らかの研修を計画的に受けるべきでしょう。ところが、社内でよく起こりがちなのは、「仕事が忙しくて研修に参加できない」といった話。重要度を理解していない、または優先順位がわかっていないという人がたまにいるものです。
 働き方改革を進めていこうとすると、これとはまた別な意味でひとつの壁にぶつかります。土日に行われる研修には派遣しにくい、といった社内事情。これは「派遣する」「参加を指示する」といった形態をとってしまうためかもしれません。参加者自ら「学びたい」と考え、勤務時間外に自分の意思で学ぶ。そのための費用を会社が負担する。こうした形で研修に参加するのが本来は望ましい。
 ですから、会社の都合ではなく、自らの意思で学びたくなるような社風が形成されていくこと。ここによい会社、成長する会社の特徴があるのではないかと思います。
 どんな人の中にも「いい仕事をしたい」「人の役に立ちたい」という気持ちがありますから、そうした仕事人へと成長するような機会を数多く提供することが企業には求められます。社内でひたすら仕事をする。それもひとつの方法ではありますが、同業他社には自社にはない設備、技術、ノウハウがある。それを自分の目で確かめ、自社に応用する方法はないかイメージする。そうした時間は自分を成長させる上で、貴重なものとなるはずです。
 単に「すごい会社だった」ではなく、「こうすれば自社の品質や生産性を高めることができる」といったアイデアが出てくることを期待しています。

同業見学と異業種見学

僕は雑誌スロウなどの取材を通じて、さまざまな工場を見学してきました。製造業には共通するものがあります。一番わかりやすいのは、原材料があって、それを加工して製品ができあがるという共通点ですね。食品製造でも印刷業でも金属加工業でも同じ。どうすれば品質と生産効率を高めることができるのか? あらゆる工場で創意工夫が行われている。その成果を見学し、カメラに収めることができる。取材という仕事はなんて素晴らしいのだろう……といつも思ってしまいます。ただ、そうした学びを自社に生かしていないのが僕の課題ではありますが……。
 同業他社の工場見学をする場合は、非常にイメージしやすいというメリットがあります。具体的、専門的な技術・ノウハウを学ぶことができる。ですから、現場に近い社員が見学するほうが研修効果は高い。今後もできればこうした場をセッティングしたいと思っています。
 2日目に訪問予定のY社は異業種の製造業です。僕は初訪問なのですが、Y社長の講演を聴いたことがあるため、何となく「こんな社風ではないか」とイメージしているものがあります。
 印刷という狭い世界で捉えるのではなく、製造業という大きなくくりで捉えれば、参考になる会社、学びたいと思うような会社は無数にあるといってよい。その中でも選りすぐりの会社、工場を自分の目で見ることができれば、大きな成長の機会となるはず……。これが2日目のテーマのひとつです。テーマその2については、明日のブログで書くことになりそうな気がします。ここでは伏せておきましょう。
 異業種の会社訪問をするには、抽象化する能力が求められるのではないかと思います。自分が日々行っている仕事や我が社の事業の目指すところ。これを抽象化して捉え直すこと。目の前の仕事をこなすことだけに全エネルギーを使い果たしてはいけないわけです。顧客は自社に何を求めているのだろう……とイメージすることが大切ですし、異業種の会社はどのように価値を創造しているのだろう……と注意深く観察しなければなりません。
 今回、製造現場の人たちとともに異業種を訪問するというのは、僕にとって初の試みとなります。単純に、製造業同士で通じ合うものがあるのではないかと思っています。実際どうなのか、訪問が非常に楽しみです。
 平日2日間の研修旅行を実現させるために、みんな仕事を前倒しで仕上げていったと聞いています。そのようにして、年1回程度、同業種、異業種を訪ねる研修旅行ができたらいいですね。他社の現場から得た情報をいったん抽象化し、自社に戻ってから具体化する。まあ、僕があれこれ考える以前に、彼らはすでに何かを思い描いているような気がします。

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