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北海道の仕事と暮らし128 追い詰められるのが好きなのか?

北海道の仕事と暮らし128 追い詰められるのが好きなのか?

おはようございます。
 早朝に原稿を仕上げる。6時頃、取材先にPDFで原稿を送ったら、8時過ぎに戻ってきた。何というクイックレスポンス。9時過ぎにはデザイナーから調整済みのデータが届いた。あっという間に5ページ入稿&校了。過去最速だ。午前中はやり残していた仕事をひとつずつ片付けていく。原稿最優先であったため、見て見ぬふりをしていた仕事があった。午後1時半、帯広市産業振興会議集客交流部会。意見の集約。3時帰宅。仕事を再開するが、ペースは明らかに落ちていた。5時半出社。7時若竹会館。北海道印刷工業組合十勝支部セールス会総会。支部長欠席のため、僕が出席し、あいさつすることなっていた。ふだん考えていることをそのまま話した。

奇跡の背景

22日土曜日から27日までの6日間、ちょっと綱渡り的な毎日を送っていました。この間、大きなミスもありました。札幌取材でもっとも重要な写真を撮り忘れる……という失態。ひとりで取材と撮影の両方を行うと、どうしても撮影のほうが手薄になる。ふだんならカバー可能な小さなミスに留まるのですが、今回は大きかった。副編集長が常駐する札幌でよかった。他のエリアなら大変な時間のロスとなるところでした。次回、同様の取材を行うときには、必ずチェックリストを用意しよう。そう決めました。
 取材させていただいたOさんからも助けられました。さまざまな用件が重なって、原稿の完成が1日遅れてしまったのです。通常、校正を見てもらうのに2、3日程度かかることが多いのですが、メールが戻ってきたのは実に2時間後。しかも朝のうちに戻ってきた。追い詰められると、僕のまわりでは不思議なことが起こる。というよりも、いつも奇跡的に助けられています。
 スロウも60号を重ねることとなりました。僕にとっては「毎回が奇跡」。奇跡に期待することなく計画的に仕事を進めよう……。いつもそう考えるのですが、不思議なほどそのようにはならない。たとえ仕事を前倒しで進められるよう計画を立てたとしても、必ず変更を余儀なくされ、いつもギリギリのタイミングになってしまいます。これはどういうことなのだろう? 天の采配なのでしょうか?
 僕以外の人にとってどうでもよい話を書き進めるのは恐縮なのですが、これには2通りの解釈があります。
 僕は「怠け者としての素質」を強く持っているのではないかと自覚しています。いかに怠けられるか? そんなことばかり考える。怠けられる方法を見つけるために、つい勤勉に働いてしまうこともある。そんな人間です。もし、計画を立て着実に行動していったなら、余裕を持って入稿できるわけですから、入稿後にはきっと仕事を怠けるに違いありません。怠けすぎてはいけない。そう、無意識の領域で自分が怠けないようコントロールしているのではないか? そんな仮説が成り立ちます。または、前述の通り、天の采配のようなものが働いている。
 もうひとつの仮説は「追い詰められるのが好きなのだ」というもの。こちらの説のほうが有力といえるかもしれません。僕と同じようなタイプの人は社内にもきっといるはず。名乗り出ているわけではありませんが、同じような雰囲気を醸し出している人がいます。

ドライバーとストッパー

この「追い詰められるのが好き」というのはどこから来ているのか? TA(交流分析)という心理学をもとに解釈するならば、4~6歳頃に形づくられたと考えるべきでしょう。親から与えられたドライバー(指示)とストッパー(禁止令)。
 僕の場合は、もう完璧と思えるほど「急げ急げ」というドライバーを持っているんですね。このため、車を運転するとついスピードを出しすぎる(関係あるのかな?)。
 これは4~6歳の頃、親からせかされることが多かったからに違いありません。もともと怠け者体質を持っていますから、「早くしなさい」と言われ続けたはず。その蓄積が「急げ急げ」のドライバーです。
 このドライバーに対応するストッパーは「ゆっくりしてはダメ」というものです。このため非常に矛盾した状況に置かれることとなります。
 怠け者体質なのに、ゆっくりしていると罪悪感のようなものを感じてしまう……。このようなタイプの人は少なからずいるに違いない。僕はそう思っています。のんびりしたいのにのんびりできないタイプ。そして、怠け者であるはずなのに、仕事に追われまくっているときに充実感のようなものを感じてしまうのです。
 「追い詰められるのが好き」と書きましたが、本当の自分は追い詰められるのが好きなわけではない。この「追い詰められる」という経験を無数に重ねてきた結果、自分にとっては当たり前のものとなり、ある種の居心地のよさを感じるようになってしまったということでしょう。
 ギリギリ感を味わっている状態が心地よい。これは僕の人生の中ではいつか解決しなければならない問題だと認識しています。TAには「再決断法」というものがありますが、僕にはあまり効果がないようです(実はあったのかな?)。
 「急げ急げ」というドライバーのほうには有用な面もあります。仕事のスピードを上げるためにさまざまな実験をするようになりました。実験ですから、うまくいかないことが多い。その結果、長時間実験的活動を行うのに成果が上がらない。結局仕事のスピードはのろいまま……ということも少なくない。
 うまくいくケースとしては、とことん追い詰められたときにインスピレーションを得て実験したとき。一昨日がそうでした。ちょっとした工夫で劇的なまでに原稿が書きやすくなりました。こうした実験を続ければ、70歳くらいまでにはドライバーとストッパーから解放されることになるのかもしれません。

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