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第30話 和食回帰の必要性

第30話 和食回帰の必要性

おはようございます。
 朝7時、次世代幹部養成塾第19講。営業部としゅん編集部による発表。課題図書の8章を半々で分担し、発表が進められた。しっかり読み込んだことがうかがえる内容だった。10時過ぎからは自宅で仕事を行う。写真セレクト作業。午後はラポラのための写真選び。なかなか見つからない。あとは事務的作業等に費やす。4時帰社。5時来客。6時帰宅。夕食では、久しぶりに炊いた玄米を食べる。

一汁三菜と心理的ハードル

我が家の食生活を振り返ってみると、次のような傾向があることに気づきました。
 時間的、または心理的に余裕があるときには玄米を炊く。少し仕事が立て込んでいるときには、白米に黒米を混ぜて炊く。明らかにハードになってくると麺類を食べることが多くなる。またはスーパーで寿司を買って食べる。おおむね3段階あるようです。
 玄米を研ぐ時間はたかが数分間だと思うのですが、心理的余裕を失うと、この数分間が惜しい、と考えてしまいます。一日の中に無駄な時間は他にたくさんある。なのに、わずかな手間暇を惜しんでしまうのです。もっと玄米食の比率を高めなければなりません。ただ、白米+黒米もときどき食べたくなるもの。理想は7:3くらいの配分かな? 
 我が家の炊飯器には玄米モードが付いています。だが、水の量を指定通り入れると、どうもおいしく炊き上がらない。6合炊くときには5合分の水。これでようやく玄米らしい硬さになる。炊くときには、塩とお酒が必須。玄米だけで炊いたときとは明らかに味が違います。
 釧路のこめしんさんから教わった発酵玄米の作り方。残念ながらまだ試していません。これも大した手間ではないはず。できずにいるのは、心理的ハードルがあるだけに過ぎません。やる暇がないというのは幻想なのです。
 今日の本題は玄米食ではなく、主食についてでした。
 日本人は長い間「米」を主食にしてきたわけですが、ひとりあたりの米消費量は、50年以上前からずっと減り続けています。2011年には、消費金額でパンが米を上回るようになった。消費金額の上では、日本人の主食の座から転落したわけです。こんなことがあってよいのだろうか? 戦後、アメリカの作戦にまんまとはまってしまった……ともいえますし、家族がバラバラに食事をとる「個食」によるもの、という理由もあるでしょう。
 一汁三菜という言葉もほとんど耳にしなくなりました。ご飯を主食に、汁物と3つのおかず(菜)を組み合わせた献立。我が家でも汁物が省略されたり、三菜が2や1になったりする。代わりに5とか6になることもあります。毎日、一汁三菜を続けるほうが体によさそうな気がしますが、そのときの食材や心理的、時間的余裕によってずいぶんバラツキがあるというのが現状です。
 米ではなくパン食がメインという人には、一汁三菜という概念があるのでしょうか? ここがよくわからないところ。ステーキをおかずにしてパンを食べるわけではない。パンはパンで食べ、ステーキはステーキだけで食べる。そんな食べ方になる。ステーキとご飯の絶妙の組み合わせを味わうことができないなんて、僕にはまったく信じられませんね。

和食型組織に

ご飯というものは、いわば「ハブ空港」のようなものだと思うのです。
 ハブ空港とは、さまざまな地域からの航空路が集まり、別な目的地に向かって乗り換えや積み替えができるような拠点空港のこと。北海道にも大勢の外国人旅行者がやってきますが、海外から直接千歳空港に到着する人ばかりではありません。成田や関空で乗り換えて、北海道入りする人が多いのではないかと思います。この点で言えば、帯広空港には東京線(羽田空港)しかないのが残念。成田、関空からの便があれば、もっと外国人旅行者は増えるはずだと思うのですが……。
 それはさておき、一汁三菜では、まず味噌汁を一口すすってから、おかず(多くの場合は主菜)を口に入れ、ご飯を食べる。そして、別なおかずに手を伸ばし、再びご飯を食べる。そのような流れになっているかと思います。僕らも、沖縄へ行こうと思ったら、帯広空港から羽田へ向かい、飛行機を乗り換えて那覇空港に降り立つことになるでしょう。この場合、羽田空港が「ご飯」という役割となる。帯広に住んでいる人は、羽田空港という「ご飯」が機能しているため、ほぼ全国どこへでも便利に行くことができるわけです。
 おかず→ご飯→おかず→ご飯→味噌汁→おかず→ご飯……といった一連の流れ。ここにストーリー性を感じることもありますし、何よりもおかずとご飯のコラボレーションがあるわけです。こういう食べ方ができるのは、日本など一部の国に限定されるのではなかろうか(詳しいことはわかりません)。
 僕はときどき、無性にステーキが食べたくなるのですが、ステーキ+パンではステーキの魅力が十分に感じられない。塩コショウだけのステーキ+ご飯。これが最強の組み合わせではないかと思います。お互いのうまみを引き出し合う。理想の関係といえるでしょう。
 同じようなことが会社組織にも当てはまります。組織の上司はご飯のような存在、またはハブ空港のようになる必要がある。
 部下の中にはペッパーステーキのような華々しい活躍をする人もいれば、沢庵のように組織全体の味わい(社風)を整えてくれるような人もいるわけです。さまざまな個性を持った人たちがその能力を十分発揮できるよう、味を引き出す役割が上司には求められます。
 通常の場合、上司は玄米または白米(黒米入りでももちろんOK)に徹することが望ましい。ただ、我が社の場合は全員プレイングマネージャーということになりますから、そのときだけはチャーハンか炊き込みご飯という存在になるでしょう。
 こうした臨機応変に自分の立ち位置を変えられるのも、米のすばらしさのひとつといえます。日本人の食生活は、やはり和食に回帰すべきだというのが僕のささやかな主張です。

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