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第37話 トンカツの晴れ舞台

第37話 トンカツの晴れ舞台

おはようございます。
 昨日行ったのは、企業変革支援プログラムを改めて読み込んだこと。全体の方向性と改善案を考える。続いて、全道経営指針委員会の報告書を確認。5時から企業変革支援プログラム改訂プロジェクトのカテゴリーⅡミーティング。WEB会議。宿のWi-Fiがときどき弱くなる。それ以上に、WEB会議にまだ慣れていない自分がいる。適切な進行とは言えないが、1時間弱で3者の意見を集約していった。夜は頭の中を空っぽにしたいと思い、温泉まで歩いて行く。数年ぶりにサウナに入った。

「~せねば」の罠

ヘンテコな一日でした。僕の頭が変なのかな?
 僕にはちょっとした弱点があります。それは、思い通りにしようと思って行動すると、それとは逆の結果を生み出すというもの。この弱点については、相当昔から気づいていた。なのに、何10年も繰り返しています。
 昨日の場合、ちょっとした心の隙があったようです。午後5時まで自由に使うことのできる時間。僕にとっては何より貴重な一日ですから、「最大限効率よく仕事をしよう」と思い、そのためには「集中しなければ」と思ったのです。一見正しい考えのように思えます。けれども、これは悪いパターンなんですね。
 どこに問題があるのか? これは僕だけかもしれませんが、「効率よく仕事をする」よりも、「集中しなければ」のほうに意識が向かっていくのです。その結果、集中するには「最高の仕事環境」と「集中力を維持するためのちょっとした小物が必要だ」と考えてしまう。
 この小物、具体的にはライトニング3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ。iPhoneにイヤホンをつなげるためのアダプタ。これを忘れてきてしまったため、買い求めてから仕事をしようと思ったのです。どこにでもあると思ったら、どこにもない。結局、大手量販店でようやく購入(その後ローソンに入ったら、同じものがあった)。
 次は最高の仕事環境と見込んで図書館へ。すると、エアコンが効いておらず、館内どこも蒸し蒸ししている。せっかく来たのに……と思ったが撤退。ホテルの部屋が一番だ、と思い直し、宿に戻る。すると、エレベーター点検中。こんなときに限って、部屋は最上階。階段をひたすら登る。
 結論としては、「集中しなければ」と考える前に、「集中する」ことに徹すればよいということですね。「~せねば」というパターンに陥ったとき、僕の場合は失敗しやすい。
 大幅な時間ロスを経験してから、ようやく集中するといういつものパターン。ただ、そこからは急速に考えがまとまっていき、やろうと思っていたことの半分は完了しました。それでよしとするほかありません。
 丸一日集中して仕事をする。そういう働き方ができるのは、年に何度かしかありません。30代をピークに、集中力はどんどん落ちているようです。その分、追い詰められることが多くなりました。必然的に休日が減りました。
 思い通りにしようとしない。この意識に切り替えないことには、思い通りに物事は進まない。

トンカツと生中

小学校の頃、廊下には「廊下を走ってはいけません」という貼り紙があったと思います。今の僕に必要なのは「老化に走ってはいけません」でしょうね。思い通りにしようと思うのは老化の一種か? 少なくても、自己中心的傾向が出てくるのは老化現象といえそうです。気をつけねばなりません。
 反省の多い半生だ。前にもこのフレーズを使いましたね。昨日の夕方にもそう思ってしまい、内省的気持ちのまま温泉に浸かり、サウナで汗を流しました。
 その後、反省、半生、半ナマ……とイメージが膨らんでいき、今の自分に必要なのは「生ビール中ジョッキだ」との結論に到達。温泉施設内にあるレストランで生ビール。そしてトンカツ定食を注文したのでした。
 話は変わりますが、僕は昨日の朝、「言える化」という本を読んでいました。そのせいかどうかわかりませんが、僕はこの場を借りて無性に言いたくなってきました。本当に言ってよいのだろうか? ちょっと迷います。でも、言ってしまいましょう。
 「トンカツという食べ物は、豚肉にとって最高の晴れ舞台なのである」
 言えました。もちろん、高級な豚肉料理はたくさんあるでしょう。あくまでも僕の主観です。晴れ舞台なのだから、トンカツは舞台の上に立って(この場合は横たわって)いなければなりません。
 半月型トンカツ網。商品名を書くと味も素っ気もないのですが、この網に乗せられたトンカツは、どことなく誇らしげな表情をしているように僕には感じられます。キャベツ千切りの上で横座りさせられているトンカツとの待遇差は歴然としている。全国のトンカツ店は、ぜひトンカツの晴れ舞台のために、最高のステージを提供していただきたい。このことを強く訴えたいですね。
 言いたいことを言ってスッキリしました。やはり「言える」ということは素晴らしいことです。
 わが社のみんなは言いたいことを言えているのだろうか? このあたり、非常に気になります。トンカツはものが言えないので、僕がその気持ちを代弁することになりますが、人間の場合は各自自由にものが言えるよう、環境を整えなければなりません。
 精神的に老化進むと、「自分はみんなの気持ちがわかっていて、みんな自由にものが言えている」と錯覚することがあります。一人ひとりの気持ちに気づかない。それ以上に、人の気持ちに無知なところが出てくる。
 やはり、問題はそこか。気持ちに無知。気・無知……キムチ。昨日の朝、僕はキムチラーメンを食べたことに、今さらのように気づきました。もちろん、キムチに罪はありません。自分の緩んだ気持ちにムチ打たねばなりません。
 昨夜は晴れ舞台に乗ったトンカツをいただきました。活力十分。朝のうちに2つくらい仕事ができそうです。

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