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仕事観について23 やる気について

仕事観について23 やる気について

おはようございます。
 朝2時半に目が覚めてしまった。僕にとっては早起き過ぎる。目が覚めた以上、活動せねばならない。後半息切れしないよう、遅めのペースで仕事をする。朝7時、次世代幹部養成塾第23講。スロウ編集部による発表。テーマは「もっとも思い入れの強い記事」。それぞれの仕事への取り組み姿勢が伝わる発表だった。8時過ぎ帰宅。来期の経営計画について考える。続いて、幹部会議の準備その他。午後3時20分帰社。役員会。4時半、幹部会議。5時20分、ミーティング。6時、食事会のための買い物。

もっと何かあるはず

昨日の活動とはまったく関係ないのですが、数日前、ある名言に目が留まりました。
 「ほとんどすべての人間は、もうこれ以上アイデアを考えるのは不可能だというところまで行きつき、そこでやる気をなくしてしまう。勝負はそこからだというのに」(トーマス・エジソン)
 これは発明家に限らず、あらゆる人に当てはまることですね。考え尽くした。できることはやり尽くした。そう思っても、まだその先がある。そう考えることのできる人に、天はアイデアを授けるのでしょう。
 僕は「あきらめの早いチャレンジャー」といったタイプなので、かなり意識して粘り強く活動しなければならないと思っています。ブログを書くという活動は、程よいトレーニングですね。毎日2400字前後書いていると、書くことがなくなるような気もしますが、「すべて出し尽くした」と思ってからが勝負(エジソン流に言えば)。自分の顕在意識にある言葉の奥のほうにうごめいているものがあって、うまく言葉にできることは少ないのですが、「何かもっと書け」と言われているような気がするのです。
 「もっと何かあるはずだ」という感覚を持って仕事をすることが大事ではないかと思います。昨日の次世代幹部養成塾では、「自分の中にもっと何かあるはずだ」と思って仕事に取り組んでいる人がいて、僕は大いに共感していました。自分の中には、まだ自分の気づいていない巨大な才能と可能性がある。それを特定するのは容易ではないでしょうが、見つけようとする努力を継続的に行うことができるかどうか? ここが「勝負」なのでしょう。
 また、自分だけではなく、他人にも同じように巨大な才能と可能性があるとわかれば、コミュニケーションのあり方も変わってくるような気がします。営業職の人であれば、顧客企業の能力や可能性を把握することが、顧客との信頼関係を築く上で鍵を握ることになるでしょう。そこを伸ばすような商品提案ができるかどうか? 自社の「売りたいもの」ではなく、顧客の「可能性を広げるもの」を提案すべきです。
 僕らの仕事は、「誰かにやる気を起こさせるもの」と考えましょう。
 月刊しゅんであれば、読者に対しては「行動や購入を促す」媒体。広告主にとっては「商売のやる気をさらに高める」もの。そう言ってもよいのではないでしょうか。ちょっと変な言い回しになりますが、やる気のある消費者とやる気のある商売人がいれば、地域は活性化する。逆に消費者または商売人にあきらめの気持ちが蔓延すると、地域経済は疲弊していくことになるわけです。人間、生きている限りは「やる気」を持ち続けていなければなりません。

やる気、やる場、やり方

「やる気」という言葉で思い出しました。過去の受講した研修の中で、よく「やる気、やる場、やり方」という話が出てきたのです。
 もともと、やる気がないという人はたぶんいないはず。ただ、「やる場」がないと感じてしまうと、社内で「やる気がない」オーラを発するようになる。これは上司、リーダーの役割となるわけですが、場づくりが非常に重要ということになってきます。この場づくりが案外わかってない。かくいう僕も、よくわかっておらず、周囲の人の自主性を引き出すような場をつくれずにいることが多いような気がします。
 醸し出す雰囲気。ここが第一歩でしょうね。理路整然と経営しているように見える企業であっても、話を聴いてみると「雰囲気」という言葉がときどき登場します。挑戦してみたくなるような雰囲気。仕事を教えたく、教わりたくなるような雰囲気。雰囲気とか安心感が場づくりでは重要な要素を占める。それができにくい上司は「場」から一歩離れたほうがよさそうです。僕にも「足を踏み入れない場」がいくつかあります。
 先日、本を読んでいたら、社内会議ではトップ(社長または部門長)が冒頭のあいさつを行ったら速やかに退席し、会議は部下だけで進めていく……という事例が載っていました。自分がその場にいるほうがよいか、いないほうがよいか。その判断力も上司には求められますね。
 やり方については、大いに検討が求められるのではないかと思います。具体的な仕事のやり方は、経験とともに身についていくもの。人によっては他者に真似のできない境地、コア・コンピタンスといってよい能力を身につける人もいます。
 しかし、「自分のやる気の引き出し方」について、みんな知っているのかというと、そうとも言えないようです。ちょっとしたことでやる気を失う人もいますし、エジソンが指摘するように、壁にぶつかったところであきらめてしまうような人もいるわけです。いつも変わらず「やる気のある自分」でいられる方法。これを全員が身につけなければなりません。
 人間は機械ではないので、スイッチを入れればよいというものではありません。ただ、スイッチを入れてくれるような人が周囲にいるかどうか。ここが重要。周囲との関係が希薄になったり、誤った関わり方をするようになると、スイッチが入らないばかりか、ONになっているスイッチもOFFに切り替わってしまいます。
 自分で自分のやる気を出す方法。それを見つけるのが第一。その上で、上司やリーダーには仲間のやる気を引き出す能力が求められるでしょう。優れたやり方を知っている組織が大きな成果を手にすることになるはずです。

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