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仕事観について24 自分らしい生き方

仕事観について24 自分らしい生き方

こんばんは。
 今日は比較的ハードな一日だった。朝7時出発。9時半、長沼町役場で「りくらす」の取材。続いて、長沼町内で撮影。商品と店内。終了後、伊達の旧大滝村へ。スロウでは過去にI氏が取材しているようだが、僕は初めて訪れる場所。不思議だが、自然体に思える活動。天然酵母の話が中心。やがて人間の話のように思えてきた。午後3時過ぎ、再び長沼を目指す。僕は車の中で熟睡していた。4時45分、目的地に到着。ここも自然な生き方についての話だったような気がした。長沼町役場から最後の取材まで、「自然体」がキーワードだった。僕はそのことが気になって、気が重くなっていた……というわけではなく、食べ過ぎて体が重くなっていることに気づいた。
 一日の仕事を終え、K氏を札幌の自宅まで送り届ける。僕は千歳の宿へ。道央から胆振にかけての宿泊事情はちょっと不自然。平日なのに、異様に空室が少なく、ビックリするほど値段が高い。本当は伊達に泊まりたかったのだが……。普通に泊まれる宿を探したら、千歳に落ち着いた。明日は早朝出発だ。

「嫌いなことをしない」

誰しも「自分らしい生き方」を望んでいるに違いありません。自分らしい生き方をするために、自分らしい働き方をする。実際に、そのようにできる人生は素晴らしいと思います。
 しかし、「自分らしい」とはどういうことなのか? そう問われると、明確に答えられる人がどれほどいることか。自分らしさがわかっていないのに、自分らしさを求める。その結果、ちょっとずつ自分らしい生き方から逸れていって、10年くらいたつと、「こんなはずではなかったのに」と思ってしまったりする。これは「自分らしい生き方=楽な生き方」と誤解することによって引き起こされる問題かもしれません。
 ひとりで札幌から千歳へ移動する途中、車の中でオーディオブックを聴いていたら、「好きなことを追い求めるよりも、嫌いなことをしないと決めることが重要」といった話が出てきました。確かに、そういう考えもありますね。やるべきことを決めるよりも、やらないことを決める。優先順位よりも後先順位という考え方。嫌いなことを人生の中から徹底して排除するだけで、ずいぶん違った生き方になるはず。
 ですが、中には嫌いなことでがんじがらめになってしまうこともありますね。そうなったら、「嫌い」を「好き」に変えるという発想の転換が必要になるでしょう。ただ、そううまい具合にはいかないことが多い。時間はかかるものの、嫌いなことをひとつずつ排除していくというのが正攻法なやり方ではなかろうか? 
 自分が嫌だと思っていることはしない。これは自分がいい仕事をする上では非常に重要なことだと思います。今の仕事に嫌だと感じる部分があったなら、それが心底嫌なのか、自分の苦手意識がそう思わせるのか、区別すべきですね。苦手と嫌いを混同してしまうと、せっかくの成長の機会を逃してしまうことにもなりかねません。

純粋にやりたいこと

今日の取材では、出会う人がみな「自然体」のように感じられました。不自然に無理をしているようには感じなかった。実際にはさまざまな苦労があるとは思うのですが、苦労する部分を含めての自然体。僕はどちらかというと、無理を重ねて不自然な生き方をしているようなところがありますから、大いに見習わなければなりません。
 そもそも「~しなければならない」という言い方をすること自体、不自然であるわけです。もう10年以上前から「~せねば」から「~したい」に変えようと心がけています。けれども、長年染みついた「ねばねば感」を拭い去るのは容易ではありません。「~せねば」と決意表明しないと、力が入らないという弱点が僕にはあるようです。
 自然体に生きている人たちの特徴は、「今」をしっかり生きているというあたりにあるのでしょうか。今はこれでよい。次はこうしたい。そういう考えをしっかり持っているような気がします。そうして、自分の意志に基づいて物事を決めている。自分で決める。ここも重要なポイントでしょうね。他人の意志が強く作用し、自分で物事が決められなくなってくると、働き方も生き方も不自然なものになっていく。その結果、窮屈に感じられるようになるのではないかと思います。
 自然体になるためには、自然と接することがもっとも自然なのかもしれません。土いじりをすると心安らぐ……といった話もありました。虫が苦手な僕には理解困難ですが、確かにそういうものらしい。僕は土いじりはしませんが、自然を撮影するのは好きですね。自然をそのまま撮るわけではありませんが、自然を撮るうちに自分の心の中が自然を取り戻していくような気がします。カメラを介して、間接的に自然に接しているのです。
 今、僕の中にある不自然感とねばねば感。これを軽減させるには「風景撮影」と「自分が純粋に好きだと思える活動」をするしかありません。たぶん、その両方がいっぺんに叶えられる活動を年内に実施することになるでしょう。今日はハードな取材となりましたが、きっとそんなメッセージが含まれていたに違いありません。
 企業経営者の場合、「自分が純粋にやりたいこと」に加え、それが「社会(市場)から受け入れられること」でなければなりません。そこを考えると、つい消極的選択を行ってしまうことがあります。ここに僕は落とし穴があると思っています。純粋にやりたいことに徹するからこそ、本当に価値のあるものが生み出される。今そのようになっていないとすれば、自分を変えるか、仕事の仕方を変えるか、商品を変えるしかありません。僕の場合、「自分」と「仕事の仕方」かな? 明日、風景を撮りながら考えてみようと思います。

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