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経営指針の話56 経営指針漬け

経営指針の話56 経営指針漬け

おはようございます。
 朝5時半、千歳から伊達へ向かう。6時50分、目的地に到着。道があるかどうか不安だったが、被写体の目前まで車を進めることができた。雲の切れ目から薄日が差し込んでいる。絶好のコンディション。僕にしてはめずらしく、思い描いていた通りの写真を撮ることができた。伊達ではもう1ヵ所撮影する。じっくり撮りたいところだが、仕事は立て込んでいる。正午帰宅。昼食。撮影データをコピー。写真セレクト作業。編集者にデータを送る。いくつか事務的作業。本当にすべき仕事はこれからなのだが、体を休めることにした。6時半、仕事終了。

「働く環境づくりの手引き」の活用

我が社の経営指針書のタイトルは、「中期ビジョン及び第○期経営計画書」となっています。今期は第59期。10月から第60期が始まります。最初から中小企業家同友会で経営指針づくりを学んだのであれば、「第○期経営指針書」となるのでしょうが、僕の場合、最初に学んだのは日創研のビジネススクールと全印工連の若手印刷人経営塾。この2つを同時に受講し、2002年9月にまとめ上げた。そのときのタイトルを今も使い続けています。
 その後、同友会で学んだ内容が加わっていくことになりました。今の僕の活動は同友会の経営指針委員会(中同協では経営労働委員会)が中心ですから、もっと経営指針書に近づけていくべきかもしれません。今はさまざまな要素が溶け合って、我が社独自の計画書となっています。
 第60期の経営指針書入稿まで、あと10日間となりました。下版は19日午前。本当はとても追い詰められているのですが、昨日カメラを持って純粋な気持ちで写真を撮っているうちに、自分の中にあったザワザワした感覚が薄れていくのを感じました。心を静めるために写真を撮っているわけではありませんが、写真活動にはそのような副産物もあります。
 ファインダーを覗くことで、フレーム内だけに集中できるからかもしれません。僕の場合、右目でファインダーを覗き、左目で周囲を確認することもあるのですが、基本的にはファインダーに集中している。今見るべきものだけ見る。そうすると、雑念から自由になることができる。ファインダーを覗くのではなく、モニターを見ながらフレーミングするような撮影方法では、心が静まらないような気がします。
 それはさておき、中同協経営労働委員会の活動は実にめざましいものがあります。問題はそれを使いこなせるかどうか? 「経営指針成文化と実践の手引き」は道内各支部の経営指針研究会で広く使われるようになりました。目下の課題は「企業変革支援プログラム」と「働く環境づくりの手引き」でしょう。とりわけ、自社の経営指針の中に「働く環境づくりの手引き」の要素をしっかり盛り込むことができるかどうか。ここが重要になってくるはずです。
 経営指針の成文化はできても、実践できていない。そんなケースが少なくありません。我が社にしても経営指針成文化から18年たちますが、実践できている部分とできていない部分がある。PDCAが機能していないと感じることが多いのです。これは経営者目線で書かれた経営指針書といった側面がどこかにあるからではないか……。「こうあるべき」「こうしてほしい」という欲求があって、押しつけがましさを感じている社員がいるような気がします。

「高い次元での団結」

その意味でも「働く環境づくりの手引き」をもっと活用すべきなのだろうと考えています。ただ、今年春に発刊された冊子であり、どのように経営指針書に組み込んでいけばよいのか、まだ僕自身わかっていない。今週は、ずっとそのことについて考えていました。その結果、ガラパゴス化(?)した我が社の経営指針書にも組み込むことができそうな気がしてきたところです。
 「会社」「個人」「働く環境」の3つの視点から物事を考えればよいのではないか? 僕の中ではそのような結論に至りました。
 経営理念に対応するのは「ミッション」(個人)と「経営姿勢」(働く環境)。SWOT分析では「個人のコア・コンピタンス」(個人)と「働く環境分析シート」(働く環境)。経営計画では「キャリアプラン」(個人)と「未来年表」(働く環境)といった具合になります。細部までぴったり合うわけではないのですが、ひとまずこれで第60期の経営指針書を作成してみようと考えているところです。ただ、いかんせん準備期間が短すぎる。たぶん、今後はこの方向で経営指針を作成していく……という決意表明のようなものになっていくと思います。
 労使見解のまえがきには、「社員をもっとも信頼できるパートナーと考え、高い次元での団結をめざし、共に育ち合う教育(共に育つ)を重視する」とあります。この「高い次元での団結」というところが重要な鍵なのではないかと思います。経営者目線だけの経営指針書では「高い次元」にはならない。経営者と社員の認識差を埋めるべく、コア・コンピタンス委員会を中心に会社全体のことを考える場を設けていますが、もっと「我が事」として考えられるような進め方があってよいと考えていました。
 その意味では、「働く環境づくりの手引き」は僕にとってタイムリーな冊子であり、これを活用しない手はありません。第60期はエッセンスを加えるだけに終わりそうですが、第61期からは本格的に活用できるはず。
 これからの12日間は経営指針中心の生活に入ります。途中、スロウの取材で3日間を費やすこととなりますが、取材以外の時間はすべて経営指針のことを考えているはずです。
 今日は経営指針研究会一泊研修の日。研究生の経営理念、10年ビジョンの発表がメイン。午前9時半から深夜まで、丸一日経営指針漬け。これ以上ないと思うくらい、経営指針について考える。その勢いで我が社の経営指針をまとめていく。経営指針は決して勢いでつくるものではありませんが、異業種の人たちの理念やビジョンから得られるインスピレーションはとても貴重なものです。今年は然別湖畔温泉ホテル風水が会場。経営指針について考えるには絶好の環境です。

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