おはようございます。
ほぼ一日集中してパソコンに向かった結果、経営指針づくりは終盤に突入した。眼精疲労に陥らぬよう、休憩の入れ方も工夫する。ただ、夕方が近づくとエネルギー切れを起こした。これは超早起きしたときによく起こる現象だ。6時には仕事を終える。
ペン歴
学生の頃まで、僕の書く文字は比較的美しかったと思うのですが、ワープロを使うようになった1986年頃から字が乱れ、どんどん下手になっていきました。パソコンを本格的に使うようになったのは1994年頃。字が乱れただけではなく、漢字力も相当低下していきました。それでも、まだこの頃は許容レベルにあったといえるでしょう。今思えば……。
今はとんでもないレベルに突入しつつあります。自分の書いた文字が読み取れないこともありますし、普通に使っている漢字なのに書けないこともある。そして、何より問題なのは長時間ペンで手書きしていると、手がだるくなってしまうこと。
仕事の中でパソコンを使う比率が高まったとはいえ、ペンを使わずにすべての仕事ができるわけではありません。また、ペンを使わないと、頭がどんどん退化していきそうな気もします。そんなわけで、僕は普通にペンとノートを使って打ち合わせや取材を行うことが多い。
それなのに、ペンで文字を書くことに苦労しているのです。みんなはどうしているのでしょう?
僕は困ったことがあると、まず道具を変えて解決しようとする傾向があります。したがって、筆記具を探すことになる。
小学校の頃、最初に感じたのは鉛筆の書きにくさ。シャープペンシルを使いましたが、それでも書きにくく、万年筆を購入。最初に買ったのはたぶん1000円のセーラー万年筆。当時、学校の授業ではペンの使用が禁止されていたという記憶があります。自宅で使っていたのかな? なめからかな書き味に満足していました。
中学生以降は、シャープペンシルと万年筆を併用していたはず。10代ですから使い続けても指や手首が痛くなることはなかったし、筆記具に対する不満はさほどありませんでした。
社会人になってからは水性ボールペンを多用。シャープペンシルを使うことは皆無となりました。万年筆もときどき使いましたが、たまに使うとインクが詰まっていて、やがて使わなくなってしまいました。ほぼ100%水性ボールペンという時代が長く続き、再び万年筆に戻るのは2015年頃のこと。
あらゆるペンに僕が求めているのは、ノック式であること。キャップを付けたり外したりするのがわずらわしいと感じているのです。そこで0.7~1秒くらいの時間が失われる。キャップを外しているうちに浮かんだアイデアが消えてしまうこともあります。ペンを手にして、0.3秒後くらいに書き始められるのが望ましい。そう考えると、ノック式の水性ボールペンが使いよい。ゲルインクも悪くはないが、ちょっとなめらかさに欠けるような気がします。
ただ、書き味という点では万年筆が忘れられず、パイロットの「キャップレス」を買ってみたら、これがかなりいい。ノックが深いため、0.5秒くらいのタイムラグがありますが、「カチッ」という音がいい。これは水性ボールペンにはない味わい。
クリップとグリップの問題
ただ、最大の弱点はクリップの部分に人差し指が当たって、使い続けると指が痛くなってしまうこと。クリップなし、または取り外し可能なノック式万年筆があればよいのですが……。他はほぼ完璧。ペン先を出しっぱなしにしてもインクの出が悪くなることはない。中字と極細字の2本を使っています。
水性ボールペンも相変わらず使っていて、ふだんは3色ペンを使っています。水性ボールペンの中にも妙に高級感を出した商品がありますが、高級そうに見えるペンは案外書きにくい。カラフルで安っぽい感じのほうが書きやすかったりします。
そんな中、僕はたまたまペンを忘れてしまったとき、ある人から水性ボールペンを借りて使ってみたんですね。そうしたら、それが抜群の書きやすさ。万年筆に匹敵するなめらかさ。筆跡のくっきりした感じが僕好み。そして、ちょうどいい軸の太さ。すぐにほしくなって、文房具店で探してみたけれど見つかりません。どこで買ったのだろう? 結局通販で購入することにしました。
ただ、多くの水性ボールペンにはちょっと余計なものが付属していて、僕は困っています。書き味のよいボールペンほどそれが付いている。そう、ラバーグリップなんですね。滑らなくていいということなのでしょうが、そもそも滑り止めが必要なほど筆圧が必要なペンは、論外だと僕は思っています。ラバーグリップは油性ボールペンに必要なものなのではなかろうか?
ラバーグリップ最大の問題は、使い続けているうちに変質してくること。最悪なのはベタベタになってくることで、インクを交換してずっと使いたいと思ってもそれが叶わない。ラバー以外の何かを巻き付けられないか考えることがあります。
そんなわけで、100%満足という筆記具にはまだ出合っていません。クリップなしのノック式万年筆か、ラバーグリップなしの水性ボールペン。ただし、水性ボールペンのほうは書き味に難のある製品が多い。僕はペンに多くを求めすぎているのでしょうか?
そういえば、ガラスペンを使っていた時期もありました。これはこれでおもしろい書き味。一度インクをつけたら、絵はがき1枚分くらい書くことができる。ペン先だけではなく、軸まで100%ガラスでできているガラスペンが好きですね。美しく趣味性の高いペン。ガラスペンを多用できるくらい、ゆったりとした働き方に戻りたいと思うことがあります。