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写真家的業務改善行動23 ビジネスリュック

写真家的業務改善行動23 ビジネスリュック

おはようございます。
 午前8時15分、羽田空港へ。時間はたっぷりある。ラウンジでパソコンを開く。3時間で2本、約6000字の社内報原稿を書くことができた。昼過ぎの便で帯広に戻る。2時半頃帰宅。ひと休みしてから原稿を読み返す。文章を手直ししてから担当者に送る。今さらだが、休日であることに気づく。いろいろ調べ物をしているうちに夜が更けていった。

30年前の先駆者

東京へ行くと毎回何かしら発見があるものです。今回、僕はビジネスリュックに注目していました。だいぶ前から、ビジネスリュックは市民権を得ていたと思います。僕も持っていますし、札幌でもときどき見かけます。帯広ではさほど必要性を感じませんが、大都市では必需品となりつつあるのではないか? 抵抗感のある人はおそらく一生使わないアイテムでしょう。ですが、一度使うと手放せなくなる……。
 僕が初めてビジネスリュックを見たのは、もう30年近く前になるでしょうか。屋外でのモデル撮影だったと思いますが、そのとき、立ち会いにやってきた某広告代理店の人(当時20代)がリュックを背負っていたのです。当時は「ビジネスリュック」などという言葉が存在していなかった時代。背広、ネクタイ姿にリュック。ずいぶん変わった人だなぁ、と思っていました。しかも、そのスタイルが信じがたいほど似合っていなかった。単なる変人。彼に追随する人物は、その後20年くらい見かけていません。
 ところが、数年前からリュックを背負っている人が急速に増えたような気がします。ネット上でもビジネスリュックという言葉が当たり前のように使われている。30年前なら単なる変人でしたが、今は若者も初老のビジネスマンも、ネクタイを締めている人もクールビズの人も、驚くほど多くの人がビジネスリュックを愛用しているようです。スタイルもさまになっている人が多い。僕が30年近く前に変人扱いした彼は、今もリュックを背負いながら元気で仕事をしているのだろうか? ちょっと気になりますね。
 実は僕も、かつてはリュックのヘビーユーザーだったのです。今もときどき使います。ヘビーだったのは20年以上前のこと。
 僕の場合、39歳まで背広を着たことがありませんでしたから、「ビジネス」ではなく、カジュアルなリュック姿。カメラリュックにスポーツサンダルという姿が定番でした。国内も海外もリュックを背負いながら写真を撮っていました。そのリュックは2段構造になっていて、下段にカメラのボディやアクセサリーを入れ、上段が交換レンズ用だったと記憶しています。
 これが4×5(大型カメラ)の撮影になると、逆に上段がカメラ本体の収納スペースとなります。僕が使っていたのはトプコンホースマンだったので、4×5としてはコンパクト。フィルムホルダーも上段に収まっていたはず。ただ、記憶が定かではありません。
 今はどうか? 数年前、カジュアルにもビジネスにも使えそうなカメラリュックを購入しました。おまけに、ノートパソコンを入れるスペースもある。そのリュックは、先日カメラ、レンズとともに水没してしまったのですが、川から引き上げられ、泥をふいて乾かしたら無事復活しました。ちなみに、カメラとレンズはメーカーから「修理不能」と電話で知らされました。
 僕は背広姿のまま取材現場に行くことがあります。見た目上はビジネスリュックのユーザーのように見えることでしょう。

めずらしい光景

今回の東京出張で、実に奇妙な光景を目撃しました。年に何度も東京出張しているのに今まで気づきませんでした。どうして気づかなかったのか。こんなにおもしろい光景なのに……。
 それはどう表現したらよいのでしょう? 僕がとっさにメモした言葉をそのまま書くと、「リュック抱っこ持ち」となります。最初に気づいたのは総武線の電車が秋葉原駅に着いた頃。
 電車の中で、肩ベルトだけが見えている男性を見つけたんですね。しかも背広姿。「おお、これはめずらしい。イクメン、しかも子連れ出勤か!」と僕は注目しました。後ろ姿を見ると、子供を抱っこしているように見えたのです。ところが、子供の存在感はない。少し体勢を変えて前方を見ると、なんとリュックサック。僕は「見てはいけないものを見てしまった」と思ってしまいました。30年前の彼に匹敵する変人に違いない……。
 ところが、秋葉原駅で乗り換えようと思ってホームに出ると、もっと驚くことになりました。変人だらけだったのです。少なくとも、2分間で10人以上「リュック抱っこ持ち」のビジネスマンを発見。こんなめずらしい光景は初めて見ました。首都圏に住んでいる人は、毎日こんなおもしろい通勤風景を眺めているのでしょうか? いやはや、一日の疲れが吹き飛ぶほどのおもしろさ。僕のイメージでは、コアラを抱っこしているような姿。それも背広姿で。
 確かに電車の中でリュックを背負うのは不用心かもしれませんね。常識的に考えると、そんな理由から抱っこすることになったのでしょう。しかし、抱っこ持ちのビジネスリュッカーは奇妙すぎます。しかも、みんな真面目な顔をしてホームを歩いているのです。すぐ、別な電車に乗り換えるからでしょうか。そのまま家に着くまで抱っこ持ちのままだったら、真性の変人ですね。
 そんなわけで、今回の出張ではビジネスリュックに着目したわけですが、次の出張時には何をテーマにしたらよいのだろう? リュックはインパクトがありすぎました。映像的には50代の抱っこ持ち姿が強烈に残っています。「僕は決して真似しまい」と心に誓ったほど。
 よその土地へ行き、よその文化に触れると、何かしら刺激を受けるものです。15年間住み慣れていたはずの東京も、すっかり変わってしまいました。今の僕には異文化がいっぱい。来月も東京出張予定があるので、今から楽しみにしています。

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