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食旅・パース編【12日目】 ミートパイ

食旅・パース編【12日目】 ミートパイ

こんにちは。
 昨日は西オーストラリア滞在最終日。スーツケースがひとつ増え、2人で3個となった。レンタカーの車がアップグレードされていてよかった(しかも無料)。まずは朝食。まだ食べていないものといえば、やはりこれだろう。ミートパイ。これも28年前に食べて以来、敬遠し続けてきたもの。どこで購入したらよいかわからず、ただ何となく車を走らせていたら、キングスパークの西に少し賑やかな場所があった。カフェが数軒あって、朝から人が大勢いる。出勤前にコーヒーということか。その並びにミートパイ専門店と思われる店がある。ひとりも客がいなかったため、少し躊躇したが、店内の雰囲気からすると大丈夫そうだ。ミートパイ2種類とスティック状のもの、そしてスムージーを購入。価格はミートパイのイメージからするとけっこう高い。

テイクアウトし、キングスパークの駐車場でいただく。普通においしい。フィッシュ&チップスに続いて、ミートパイに対する僕の誤解と偏見を解くことができた。毎日食べたいとは思わないが、たまに食べるとおいしいと思えるような味。位置づけとしてはハンバーガーに近いかな?
 キングスパークには素晴らしい植物があって、いつまでも撮影していたいと思わせる風景が広がっていた。だが、ここでもハエと格闘することとなった。いつものことながら、なぜか顔のそばに近寄ってくる。人間の鼻と目と耳がお気に入りなのかもしれない。ミートパイを食べたすぐ後ではあるが、歩きながら写真を撮っていると、食欲の盛り上がりを感じるようになってきた。ふと見ると、ピザの店があった。ピザ2種類とコーラを購入。

ピザは焼きたてではなく、完全に冷えていた。それでもそれなりにおいしい。僕は「おいしさの許容範囲」をある程度自由にコントロールできるという能力を持っている。おいしいものをおいしく食べるのが食事としては理想形だが、それなりのものをおいしく食べることも、人生を豊かなものとするためには必要なことだ。このコツは仕事や人生を楽しく充実したものとするためにも欠かせないものだと思っている。毎日食事をおいしくいただくことで、そのトレーニングを積むことが可能だ。
 午後1時、パース最大規模のショッピングセンターへ。住宅地の中にあって、驚くほど広く感じられた。駐車場所を忘れてしまいそうだ。特に駐車場所を示す記号はない。周囲の風景を撮影する。僕はここでネクタイやシャツなどを購入。1日中楽しめそうでもあるが、歩きすぎたようだ。少し早めにパース空港を目指す。スーツケースの整理に時間を要したため、早めに空港へ向かったのは正解だった。6時少し前にレンタカーを返却。キードロップに鍵を落とすだけで返却完了なのだが、一応カウンターの人に手渡しする。オーストラリアではキードロップのような省力化が相当進んでいる。日本のビジネスホテルも一部そうなっている。今後さらに増えるに違いない。
 9時55分の便で成田へ向かう。行きとは異なり、飛行機が遅れることはなかった。空港内でパスタを食べたばかりなのに、乗ってすぐに機内食。当然そうなることはわかっていたが、少し食べ過ぎることとなった。映画を1本見てから眠りにつく。

物価とデザイン

オーストラリアで気になったのは物価。全般的に日本に比べると高いような感じがしました。もちろん、ものによって大きな差異があります。肉類は日本より安いが、野菜、果物は全体的にちょっと高い。一番高いと思ったのは外食の価格ですね。ファストフード店でも高い。外食ばかりすると、あっという間に散在してしまうのではないかと思われます。
 日本はバブル崩壊後20数年間にわたって、根強いデフレマインドがあります。それでもまだ、1990年代には海外旅行をすると、海外の物価を「安い」と感じることが多かったものです。日本のGDPが伸び悩み、諸外国のGDPがどんどん伸びていった。それは物価とは無関係ではないに違いありません。
 あらゆる企業や生産者が適正利益を上乗せして商品を販売すれば、付加価値額も増えるし、GDPも増えていく。けれども、過当競争に陥って値下げ競争をするようになると、1社あたりの付加価値額も、国のGDPも減ってしまいます。バブル崩壊と人口減少社会への突入。やむを得ない面はあるにせよ、デフレによって日本は自分の首を絞めているようなところがあるのではないでしょうか。
 海外旅行でその国の物価が高いと感じるか安いと感じるか。これには為替相場も大きな要因なのですが、僕らが頻繁に海外旅行していた1990年代が異常なほど円高だったというわけではありません。為替よりも、デフレのほうが要因として大きいはず。その結果、賃金が伸び悩み、可処分所得も増えていない(むしろ減少しているかもしれない)。大企業と中小企業では事情が異なるため、違った見方もあるでしょう。ただ、全体として日本は世界の経済発展から取り残されているところがある。そんなことを2000年代以降の海外旅行(多くは仕事を兼ねた旅)では感じています。
 ただ、日本のデフレ傾向によって、海外の人々からすると魅力的な旅行地となっているに違いありません。日本の観光資源が評価された結果、訪日外国人が増えていることも事実ですが、「買い物の楽しみ」という20年前の日本には乏しかった魅力が今の日本にはある。爆買いはさすがに落ち着きましたが、買い物需要は今後も続くことでしょう。
 今回、オーストラリアで「高い」と感じつつも、やはり相当な買い物をすることとなりました。買い物を通じてひとつ発見したことは、日常的に消費する食品や日用品のデザインセンスのよさ。何をもって「センスがいい」と言うのかを、ひと言で表すことはできません。けれども、こういうデザインに囲まれて生活すると、料理も食事も楽しいものになるだろうな……と感じさせるようなもの。
 僕とM氏は「ジャケ買い」と称して、好ましいと思うパッケージデザインの商品を精力的に購入。買ったものの多くは、おみやげとしてみんなに配られることになるでしょう。配る前にひと通り写真に撮っておこうと思います。 

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