
おはようございます。
朝起きたときはさほど感じなかったのだが、朝食後あたりから明らかに体調不良であることがわかってきた。久々にやってしまった。これは二日酔いの症状であるに違いない。年に1度は仕方ないと考えるしかない。それが社内の飲み会によるものだったというのはラッキーだ。ただ、今後の仕事人生を考えると、もっと大人の飲み方をすべきだと反省した。12月は極力飲まない、または限度量を大幅に引き下げようと思った。昨日は頭を使う仕事は断念せざるを得なかった。食事会のための買い物をする。
仕事と勉強の比率
意外に思ったのは、この程度の量で二日酔いになってしまったこと。熱燗だからアルコールが飛んでいるに違いない……という思い込みが敗因か? いずれにせよ、昔なら何でもなかったようなことが、今では業務に支障を来すようになっている。この事実をしっかり自覚しておかなければなりません。
いろいろな意味で疲労が次の日に残りやすくなってきています。一番感じるのは徹夜ができなくなったこと。40代まではそれに近いことをやっていたと思いますが、今は4時間以上眠らないと次の日は使い物にならない。ただ、年とともに眠りが浅くなっているようで、ベストである6時間睡眠が確保できない日がけっこう多い。昼寝で補うしかありません。
体をいたわりながら生涯現役で働く。これが僕にとっては理想といえますが、そのためには今の働き方、暮らし方を改善していかねばなりませんね。今年はそのことを特に感じる年となりました。先月、連続2週間の休暇をとることができました。来年はもっと休暇を増やそうと考えています。会社全体で働き方改革を進めていくのであれば、僕自身の働き方改革も必要だ。そう考えるべきでしょう。
そうすると、まだ行ったことのないいろいろな場所へ行きたくなってきましたし、参加したことのないイベントにも参加してみようと思うようになってきました。これは仕事にも何らかの意味でプラスに作用しそうな気がします。どんどん外からの情報を得ることが大切。世界は急速に変化していますから、できるだけ世界を見に行く機会を増やすべきでしょう。休暇は休暇ですが、僕の場合は情報収集旅行となるような気がします。
体力任せで働くことができるのは40代まで。そう考えると、50代以降の働き方は、体を休めながら脳みそに十分な情報を送り届けるというのが、ひとつのポイントなのではなかろうか? 仕事をする時間よりも何かを学ぶ時間のほうが増えていく。そのような経営者を僕は何人か知っています。経営の第一線から退き、勉強する時間を十分に確保して充実した日々を送る。これもひとつの理想形かもしれません。
しかし、情報をインプットした以上はアウトプットしなければバランスが崩れてしまうような気がします。きっと先輩経営者の方々は、何らかの形でアウトプットしているはず。社内ではなかなかできないもの。どのようにしているのだろうか? ちょっと気になります。僕としては、体験型ビジネス書か自分史を執筆してほしいところ。自社の歴史を記録する意味でも、次世代にメッセージを伝えるという意味でも、価値あるアウトプットであると思います。
実年齢より頭脳年齢
第4次産業革命と第4次情報革命(たまたま両方とも「第4次」ですが、意味合いは異なります)が同時進行している今日、企業経営者は若いほうが断然有利であるに違いありません。僕はまだ50代ですが、30代、40代の経営者を見ると変化への対応が速いと感じることがあります。後継者不足のため、日本企業の経営者は高齢化が進んでいます。これは人材不足以上に深刻な問題と言えるかもしれません。
ここは発想を転換して、実年齢ではなく精神年齢や頭脳年齢で考えるべきでしょう。アメリカの次期大統領候補の顔ぶれを見ながら、そんな考えに変わってきました。主要候補のほとんどが70代。これからの時代はそれもありだと考えるべきでしょう。人生100年時代になろうとしていますし、実年齢というものが意味をなさないくらい若々しい働き方をしている人が少なくない。
先週の勉強会では、80歳になられたI氏が「ずっと働いているから若いのだ」と話していました。定年退職して仕事をしなくなった同年代の人たちは、急速に老けていったそうです。仕事ではなく趣味的な活動でもよいと思いますが、生涯現役で仕事ができるなら、僕としてはそのほうがありがたい。生活費を稼ぐため、会社を維持するために働くのではなく、社会貢献や次世代の育成のために働く。あるいは自分自身のライフワークの完成に向けて働くことができれば最高ですね。
自分の10年後の働き方をイメージすると、ワクワクするものを感じます。たぶん、純粋なフォトグラファーに近づいていくのではなかろうか。写真7、文章3くらいの比率でしょうか。自分の世界観をそのまま表現できるようになっているような気がします。
勤め人の多くは65歳まで、企業経営者も70歳くらいをめどに現役第一線から退くことが多いと思います。その後も人生は続いていくわけですから、そこで何を追い求めていくか明らかにすることが重要です。
自分の時間を自分のために使えるようになったとき、その人の本当の仕事観、人生観、世界観が明らかになるに違いありません。それは僕にとって楽しみでもあるのですが、ちょっと恐ろしくもある。10数年後、「怠け者の自分」が芽を出さないように、意味のある時間の積み重ねをしていかなければなりません。昨日は不本意な一日となりましたが、今日はやるべきことが目白押し。今日一日で一気に挽回します。