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写真家的業務改善行動36 パターン

写真家的業務改善行動36 パターン

おはようございます。
 朝から猛然と原稿を書き進めていく。本当はノンストップで書き続けたいところ。だが、病院を予約していた。10時15分、皮膚科へ。乾燥に弱い体質になったようだ。11時、JAF。免許証の中国語翻訳文を作成する必要があった。午後、原稿作成作業は佳境を迎えた。頭の中がぐるぐるしてきた。4時、翻訳文を受け取りに再びJAFへ。帰宅後、1時間半、ぐるぐるしているうちに原稿がほぼまとまった。6時過ぎ、クリスマスイブだと知った。バナナ牛のローストビーフが解凍されていた。山ワサビもある。ローストビーフ丼。僕としてはクリスマスらしい料理。他にシュトーレンもあった。冷蔵庫にある謎の赤い包みがそれであることを知った。

お決まりのパターン

原稿を書きながらうすうすわかっていたことですが、昨日書いた「北海道 来たるべき未来を見つめて」の原稿は、年明けに書き始めても十分間に合うものでした。なぜか、僕は締め切りを勘違いしていた。いや、正確には半ば意識的に「勘違いしよう」と試み、無理に書き進めていきました。年内に書いておかねばならない。そう思ったのです。
 記憶が確かなうちに書くべき原稿もある。ふだんなら平気で1ヵ月くらい寝かせておくのですが、今回は取材日の翌日から執筆モードに入った。こういう仕事の進め方があってもよい。
 ただ、僕の年末スケジュールからすると、かなり危険な賭けと言えます。残り3日。やるべき仕事を洗い出していくと、通常ペースでは到底追いつかない。ここからどのように挽回していくのか、自分事ながら見物と言えそうです。
 僕はこういう状況を年に何度か経験することになります。これは単純に後半主義(終盤主義?)的な仕事の仕方をしているからではありません。一応は、スケジュールに沿って仕事を進めている。しかし、仕事が仕事を呼んできて、中盤あたりから予定外の仕事が集まり出すんですね。そして、こんなはずでは……という状況に至る。だから、「読みが甘い」とも言えますし、「だからこそ前半主義であることが大事」と指摘されてしまう。もっともです。
 このパターンは一生続くのかもしれません。たぶん、僕は追い詰められることが好きなのでしょう。これにより、僕の近くにいる人は迷惑を被ることになるかもしれません。ただ、以前よりは読みの甘さが解消されてきました。このまま行くと追い詰められるぞ、ということがわかるようになってきたのです。
 追い詰められることによるメリットもあります。それは、仕事のスピードがある時点から一気に速まること。このスピード感の違いには、我ながら驚かされます。たぶん、ラスト1日となる金曜日が最速なのではなかろうか? どのくらいの速度になるのか、他人事のように楽しみにしているところです。
 スロウの原稿は本文をほぼ書き上げました。今日から次の原稿に移行しようと思っています。こちらは毎年正月休みの間に仕上げている「年頭にあたって」という文章。文字数にすると、17000字ほど。例年、考えをまとめるのに2日、執筆に2日かかっています。今回は2日間ですべてまとめなければなりません。

次のパターン

実はここ2週間ほど、情報が僕のところに集まるようになってきています。不思議な現象が起こっている。新聞を読んでも、本を読んでも、オーディオブックを聞いても、今の僕に必要な情報がなぜか飛び込んでくる。無意識のうちに僕のアンテナが活発に動き出しているようです。
 一番不思議なのは、遠く離れたところにいる人が僕に必要な情報を教えてくれるという現象。メールを開くと、わざわざ最新の情報を送ってくれている。ありがたいと思うと同時に、「なぜこのタイミングで?」と思ってしまいます。追い詰められると、こうしたことがよく起こる。
 こういう現象がなぜ起こるようになったのか? いろいろ考えていくと、ある出来事が影響しているのではないかと考えることがあります。それは2002年1月か2月のこと。僕はとある研修機関に通っていて、精神的に追い詰められていました。可能思考研修と職能研修を同時受講していたため、僕としてはそれが重圧に感じられたのです。
 両方の研修が後半に差し掛かった頃、僕は月1回札幌で行われる研修の前日、風邪で寝込んでしまったんですね。そして、休んでしまった。研修修了の日、研修ディレクターのO氏から厳しくも温かい指摘を受けたのでした。「これが高原さんのパターン」。ハタと気づきました。正確には、その瞬間に気づいたのではなく、研修が終わってぼんやりしているときに気づいたのかもしれません。
 いずれにせよ、これを「過去のパターン」として葬らねばならない。そう思ったのです。肝心要のときに「その場にいない」とか「風邪を引く」といったパターンを人生の中から消し去ろうと決めました。完璧にそれができているというわけではありませんが、その後、僕の人生はずいぶん変わっていったのではないかと思います。
 2002年から3年間くらい、2つの研修を同時受講するという日々が続きました。今に比べ、体力があったという理由もありますが、この期間に僕は「追い詰められても何とかなる」というマインドに変化した。今は「何でも引き受けすぎる」という副作用(?)を何とかせねばと考えているところです。
 「逃避のパターン」から「何とかするパターン」に至り、次は「ゆとりのパターン」を目指すべき時期に来ています。それが実現するのは、たぶん2021年あたりかな? 実際にはわかりませんが、少なくとも今後1年半は全力で何とかすることになるでしょう。さしあたって、明後日まで全力疾走することになります。今回は自業自得かもしれませんが……。

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