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撮旅・台湾編【7日目】 台北から桃園へ

撮旅・台湾編【7日目】 台北から桃園へ

おはようございます。
 午前9時出発。スーツケースは出発時よりも重くなっていた。駐車場のある地下3階にはエレベーターがないという不思議な構造。このため、表通りに車を横付けしてから荷物を運び込んだ。
 この日、最初に目指したのは国立故宮博物院。例によって道を間違えたが、9時40分頃到着。すでにすごい数の観光バス。一般車の駐車場も、最後の一台というタイミングでベストな場所に止めることができた。国立故宮博物院はすごい規模。加えて、すごい人。とても一日では見終わらない。早々にあきらめて、ミュージアムショップへ。

午後は「そろそろダブルチーズバーガーでも……」と意見が一致し、マクドナルドを目指す。そこここにあるが、どこも駐車場がない。ドライブスルーはあるのだが、メニューが台湾独特のものだったら、ややこしいことになる、と思ってドライブスルーをスルーする。

あきらめて向かった先は、迪化街だった。ここは人気のエリアらしく、駐車場ではとんでもなく長時間待つこととなった。辛抱強く待って、大稲埕公園の地下停車場に車を止める。すごい人。だが、割合歩きやすく、センスのいい店も数多くあった。昔ながらの乾物屋とおしゃれな茶屋が多いという印象。海産物では、「北海道」「厚岸」といった表記が見られた。なぜか、ファッションショーも開かれていて、人だかりができていた。

レンタカー返却の時間が迫ってきた。それでも、まだおみやげを買っていないことに気づき、急いでスーパーマーケットを探す。スーパーの絶対数が少ないのか、それとも僕らの行動範囲の中にスーパーがないだけなのか? Googleマップで調べ、2軒目にイメージ通りのスーパーと出合った。日本の食品スーパーに近い品揃え。ここでお菓子等を購入。
 次は空港近くの宿へ。1泊目と同じ、ノボテル台北桃園国際空港。急いで荷物を下ろし、部屋に運び込む。それからレンタカー会社へ向かい、車を返却。4時50分、ちょうどいい時間だ。ホテルに送り届けてもらい、部屋に戻って荷造り。30分ほどでスッキリ収まった。
 6時過ぎ宿のレストランで夕食。台湾では飲んだり飲まなかったりという日々でしたが、最後の夜なので台湾啤酒にする。台湾の気候がビールに合っているのかもしれないが、ずいぶんおいしく感じられる。「これなら毎日飲める」とM氏。もう少し日数があればいろんなビールを味わってみたいところ。今回の旅で飲んだのは3種類ほど。
 9時就寝。午前1時起床。

ビジネス旅

台湾の旅がほぼ終わり、あとは帰国するのみとなりました。
 「撮旅」と銘打った割には、十分撮れないまま帰国することに。この点が20年前の海外旅行と異なっている点。かつては「東京にいるとなかなか写真が撮れない。だから海外へ行く……」といった側面がありました。異様なほど、海外での撮影に盛り上がるものを感じていて、撮影のための海外旅行となっていた。今は「ビジネスにつながるものはないか」という目になっていることが多い。
 グローバル化が進むということは、世界中である程度の均質化が進んでいくと考えてもよさそうです。日本で売れているものが台湾でも売れるかもしれない。そんな仮説に基づいて、ビジネスモデルが輸入される。同様に、台湾のビジネスが日本に持ち込まれるというケースもあるはず。
 高雄と台北で訪れた誠品書店(誠品生活)は日本にも店舗がある。また、誠品書店的な書店が日本にも広がりつつある。全体的に衰退が目立つ書店業界ですが、一部に活発な動きも見られます。長期的に見ると、人々の知識欲が衰えることはありませんから、書店は形を変えて再び盛り返すことになるのでしょう。
 日本と違う、北海道と違うということは、そこにビジネスの種があると考えるべきかもしれません。グローバル化によって、人々の価値観や考えもグローバルなものに変化してきている。僕の考えにしても、ここ20年くらいの間にずいぶん変わってきました。消費者のニーズの変化がここ台湾で見つかる可能性も高い。
 今後数年、僕の旅は撮旅というよりもビジネス旅(出張ではない)となりそうです。

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