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SDGs経営04 認知度

SDGs経営04 認知度

おはようございます。
 ようやく平常の生活に戻った。ひたすら体を休める。1時間ほど、写真セレクト作業を行ったのみ。夕方、買い物へ。大量の食材を購入。冷蔵庫に入れると、空っぽだった冷蔵庫が食材で満たされた。しかし、油断してはいけない。書斎に積み重ねられた書類の中に、いくつか難題が隠されているような気がしてならない。

新興国で高く、先進国で低い

SDGsの認知度についてさまざまな調査結果があります。調査時期や調査対象によってバラツキはあるのですが、思ったよりも低いというのが現状ですね。
 昨年の世界経済フォーラム認知度調査では、「聞いたことがある」が世界平均74%、日本49%。「よく知っている」は世界平均26%、日本8%。ずいぶん日本の認知度は低いようです。
 認知度が高いのは新興国の国々のようです。上位はトルコ、中国、インド、ペルー、ブラジル。ヨーロッパで高いのはスウェーデンとドイツ。もっとも、調査されたのは28ヵ国のみ。すべての国々で同様の調査を行ったら、順位は相当違ったものになることでしょう。ちなみに、オーストラリア、カナダ、アメリカ、イギリスは日本よりもちょっとマシといった数字。たとえば、地球温暖化による海面上昇で「沈みゆく国」として知られるツバルで認知度調査をしたらどうなるのか? このあたり気になります。 
 また、別な調査(日本国内のもの)では34%の人が「知っている」と答えています。質問の仕方によって違いが出てくるのかもしれません。
 ただ、いずれにしても着実に「知っている」という人が増えてきています。SDGsロゴのバッジをつけている人もよく見かけるようになりました。また、若い世代の人(特に10代)ほどSDGsの認知度が高いという調査もあって、学校教育の場でSDGsが伝えられているということがわかります。
 考えて見ると、当然のことかもしれませんね。これから長く生きる人ほど関心を持つべき事柄。人生100年時代ともなると、これから80年、90年先まで安心して暮らせるような世界であってほしい。そう考えるのが自然。ところが、世の中はそれとは逆の方向へ向かってしまっているところがある。できるだけ速やかに方向転換しなければ、間に合わなくなってしまう。世代を超えて、そんな危機感の共有が必要なわけです。
 北海道はどうなのだろう……と思って、WEBサイトを調べてみたら、「北海道SDGs推進ビジョン」が見つかりました。当然ありますよね。僕は不勉強にもまだ読んでいませんでした。2018年12月につくられたものらしい。1年以上前からあったのに、僕はすっかり見落としていました。
 道内では下川町の取り組みがよく知られています。平成29年度第1回ジャパンSDGsアワードで総理大臣賞を受賞。自治体の取り組みは今後ますます盛んになっていくことでしょう。
 ただ、「聞いたことがある」49%では心許ない数字ですから、認知度を高める取り組みが欠かせません。僕はまだまだ知識不足ではありますが、その必要性について情報発信していきたいと考えています。

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