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SDGs経営12 正解のない問題

SDGs経営12 正解のない問題

おはようございます。
 朝7時55分出発。8時35分、帯広空港着。8時55分のエアドゥで羽田へ。11時頃到着。市ヶ谷へ……と思ったのだが、いつもと違うルートを選んでしまった。その結果、雨の中を歩くこととなり、さらに駅を間違えた。大幅な時間ロス。昼食タイムは消滅した。20年も東京を離れると、こうなるのか。ともかく、無事、東京同友会の会議室に到着。
 午後1時、企業変革支援プログラム改定プロジェクトリーダー会議が始まる。毎回感じることだが、「同友会のテキストはこのようなプロセスを経てできあがるのか」という不思議な感慨がある。僕も当事者なので積極的に意見すべきではあるが、まわりは論客揃いだ。理路整然としている。言葉の扱いについても、深く考えられている。使うとわかりやすいがあえて使用しない言葉もある。90%くらい僕の基準と同じだと思った。5時15分終了。
 急いで有楽町へ。5時半の待ち合わせ。数分遅刻。A氏、M氏と合流。地下鉄で東銀座へ。さらにW氏と合流し、「復興バー」に入る。会場はすごい人。何人かと名刺交換。1時間ほど経つと、いよいよ会場が飽和状態に達しているのではないかと感じた。3人で「魚や一丁」へ。腰を落ち着けて飲む。10時40分頃宿に到着。雨が激しさを増していた。今は小雨程度のようだ。

どちらが環境によいか

昨日は電車の乗り換えを間違えたという理由もありましたが、実によく歩いた日でした。地下だけではなく、雨の中もよく歩いた。階段もよく歩いた。東京で暮らすと足腰が鍛えられるかもしれません。ただ、ディーセント・ワークという観点では、やはり北海道のほうがいいかな? ここは意見の分かれるところでしょう。
 どちらが正解かわからないということが多いものです。どちらかが正解でどちらかが不正解……と決めつけてはいけない事柄もあります。
 子供の頃、「正解はない」と思った出来事がありました。たぶん、1970年代、小学校か中学校の頃だったと思います。北海道ではなく、どこかの地域で水不足が起こって、給水制限になったことがありました。そうなると、仕事にも生活にも支障を来すことになるわけです。僕の記憶では、そのとき「紙皿、紙コップを使う」ということが推奨されたはず。そこで僕は考えさせられることとなった。「洗剤と水を使って食器を洗う」のと「使い捨ての紙皿、紙コップを使う」のとでは、どちらが環境にダメージを与えるのか、ということ。
 もしかしたら、決着のついている問題なのかもしれませんが、今もって僕にはわからない。油や醤油を洗い流すよりも、紙皿と一緒に燃えるゴミとして捨てるほうがよいのかもしれない……。子供の頃は真剣にそんなことを考えていました。今も考え続けていますが、食欲が勝って思考停止になることが多い。
 デジタル革命が起こって、ペーパーレス化が一部では進んでいます。けれども、パソコンをつけっぱなしにしていると、当然ながら電力を消費するわけです。火力発電の依存度が高い日本ですから、電気を使えば使うほどCO2を排出することとなる。パソコンの画面で書類を読むのと紙媒体で読むのと、どちらの環境負荷が小さいか? これも簡単には結論を出すことができません。
 大事なのは「決めつけること」ではなく、「心がけること」ではないかと思っています。僕の生活の中では、普通のお皿も紙皿も使います。紙の本も電子書籍も読む。これらを無駄なく使うというのが第一歩。生産する際の無駄と消費する際の無駄を最小限にする。そう考えると、僕の仕事、生活にはまだまだ削減できる事柄がいっぱいあるような気がします。

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