
おはようございます。
午前10時から活動開始。原稿執筆と編集作業。自分としては急ピッチで進めているが、思ったよりもスピードが上がらない。午後に入ってから少しずつ形になってきた。仕事は夕食後も続く。だが、まだ7割といったところ。7時頃から講演の準備。過去に使ったパワポのデータを一部差し替える程度にしようと思っていたのだが、大幅に変更することにした。時間はかかったがこのほうがよい。最後に7割のデータを整理してから担当デザイナーに送る。0時頃就寝。
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レジリエントになれるかどうか
今日はこれから新得へ向かい、十勝地区農協青年部協議会上り線ブロック役員研修会で話をさせていただくことになっています。
そこで、SDGsの目標2(飢餓をゼロに)を確認してみると、考えさせられる言葉が並んでいることに気づきました。わかりやすいターゲットとしては、「飢餓を撲滅」「栄養不良を解消する」「小規模食料生産者の生産性と所得を倍増させる」といった項目が並んでいます。ターゲット2.1から2.3のところ。
けれども、「持続可能な食料生産システムを確保し、強靱な農業を実践する」(2.4)で考えさせられることとなりました。このターゲットに対する説明としては、次のように書かれています。
「2030年までに、生産性を向上させ、生産量を増やし、生態系を維持し、気候変動や極端な気象現象、干ばつ、洪水及びその他の災害に対する適応能力を向上させ、漸進的に土地や土壌の質を改善させるような、持続可能な食料生産システムを確保し、強靱(レジリエント)な農業を実践する」
これはかなりハードルが高い。けれども必ず実現させねばなりません。次のターゲット2.5では「食料生産に関わる動植物の遺伝的多様性」について書かれています。これもまた深く考えさせられます。今日の世界は、2.4と2.5とは逆の方向へ、猛スピードで進んでいるように思えます。もちろん、そのことに気づいていて健全な方向へ導いていこうと努力している人たちも少なくはない。レジリエントとは「困難な状況に対し、うまく適応する能力」のことらしい。
1万年ほど前、人類は狩猟・採集生活から農耕・牧畜生活へ移行したことによって、人口増加や気候変動に対応できるようになりました。1万年前の人類はレジリエントだったのです。農耕と牧畜により、定住して暮らすことが可能となり、やがて都市や国家が誕生することとなった。
1万年後の今日、考えねばならないことのひとつは、世界の人口が77億人に達し(2019年)、2030年には85億人にまで増えると予測されていることです。国連のWEBサイトを見ると、2050年に100億人を超える見込らしい。人口予測は外れにくいと言われています。このペースで増え続けるなら、「持続可能な食料生産システム」を手に入れないと大変なことになるでしょう。また、生産性を追求するあまり遺伝的多様性をおろそかにすれば、その反動も非常に大きなものとなるに違いありません。
目標2は「飢餓を終わらせること」が最重要テーマではありますが、「持続可能な農業」という重い課題も背負っています。このあたり、実際に農業に携わっている方々はどのように考えているのか、気になるところです。そしてまた、消費者である僕自身も食べ物との関わり方について考え、見直す必要がありそうです。
