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SDGs経営21 健全な競争心

SDGs経営21 健全な競争心

おはようございます。
 昨日は完全に休むことした。少し体を動かした程度。こんなに何もしない日はめずらしい。ウッドデッキにシジュウカラとツグミが集まってくる。彼らのほうが僕よりもはるかに忙しそうだ。

理性と感性

今の世の中は競争社会の真っ只中にあります。こういう時代がたぶん何千年と続いてきた。狩猟・採集生活の頃は競争社会ではなかったのではなかろうか? 協力して獲物を捕る。あるいは木の実を集めて食べる。あえて他人と競争する必要はなさそうです。
 農耕・牧畜の時代になると、情報、ノウハウを持った人が他の人よりも圧倒的に豊かになることができる。そうして、貧富の差が生まれ、やがて身分の差になっていきました。農耕・牧畜によって多くの人口を養うことができる反面、人類に「格差」という悩ましい問題をもたらしたのです。
 競争心を強く持っている人がそうでない人を支配するようになっていく。工業、商業が誕生するとさらにその傾向が強まり、富、力、政治力といった面で格差はどんどん激しさを増していく。そして、競争心の強い人同士がぶつかると、最悪の場合は戦争へとつながっていく。それが不幸にして今日まで続いているのではないかと思います。
 過剰な競争心の結果として、SDGsを掲げざるを得なくなったのではないか? そんなふうにも捉えられます。過剰、あるいは不公正な競争が長年繰り広げられたため、極端な格差、環境の悪化、資源の浪費、戦争や紛争を招いている。その背景として「欲望の肥大化」もありますね。
 僕らは人間の持つ「健全な意味での競争心」と「過剰または不公正な競争心」とを、しっかり区別する必要があるのではないかと思います。
 デール・カーネギーの「人を動かす」の中に、このような言葉があります。
 「仕事には競争心が大切である。あくどい金儲けの競争ではなく、他人よりも優れたいという競争心を利用すべきである」(人を説得する十二原則)
 これは言い換えれば、自己成長意欲としての競争心ですね。「他人より優れたい」というのは、誰かを打ち負かすという意味ではありません。私利私欲のためというよりも、自分の能力向上のほうに視点が向いています。こういう競争心は今も(今だからこそ)必要でしょう。
 競争心には、自己成長意欲と社会貢献意欲が組み込まれていなければなりません。人間に限らず、あらゆる生物には競争心が本能として備わっているはずです。自己保存、種属保存のために生存競争が繰り広げられている。ですから、競争心がないとあっという間に命が途絶えてしまいます。競争心が希薄な人でも命が奪われずに済んでいるのは、たまたま人間が地球上の生物の頂点に立っているからと言えるでしょう。
 人間が圧倒的な力を持っているがゆえに、バランスが大きく崩れ、さまざまな歪みを生み出している。ですから、これからの社会というものは、競争心というものを理性でコントロールする必要があるのではないかと思います。さらに、その「理性」は豊かな感性によって裏打ちされたものでなければなりません。科学性や合理性ももちろん大切ではあるのですが、想像力が働いているかどうか、目に見えないものが見えているかどうか……ですね。
 自分が一生懸命働いたことによって、環境に過剰な負荷を与えたり、どこかに不幸を生み出していないかどうか? 完璧にイメージするのは不可能とはいえ、自分の感性、イメージ力を駆使して、自分の理性的な判断に結びつける。そんな方向へ多くの人が向かっていけば、世の中全体、バランスがとれてくるのではないかと思います。

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