
おはようございます。
朝、全社員向けにメールを送る。ゴールデンウィーク中の業務に関する内容。反響が大きく、送信した数分後から問い合わせが相次いだ。10時半から某プロジェクトのミーティング。モニターを見ると、自宅から参加している人のほうが多いことがわかる。よい傾向だ。午後は原稿執筆準備。ようやく書く態勢が整った。夕方、電話で取材を受ける。テレワークとWEB会議について。十勝管内の各企業は新型コロナウイルス対策として、どのようなことを行っているのだろう?
サミュエル・ウルマン「青春」
我が社の業務はあらゆる意味でリフレーミングしなければなりません。いかに従来通りではないやり方に変えていくか? その可能性を追求していくべきだと考えています。もちろん、従来通りのやり方をすべて排除するわけではありません。新しいこと、思いついたことを可能な限りすべてやってみるということです。
新型コロナウイルスは非常に困った問題であり、このような問題はないほうがよいと誰もが思っているでしょう。まったくその通りなのですが、この困った状況が今後もしばらく続くわけです。2、3ヵ月か半年か、あるいはもっと長引くのかもしれません。
そこで一番よくない対応だと僕が思っているのは、従来通りのやり方をさらに一生懸命やるという対応の仕方。それで持ちこたえられる業界もあるでしょう。けれども、印刷、広告、出版を主力とする我が社の場合、どうなのでしょう? すでにレガシー産業になっているわけですから、このタイミングで新しいビジネスモデルを獲得しなければ成長機会を失うことになるのではないか? 単純にそう考えてしまいます。
長年同じ仕事をしていると、どうしても従来型の発想に縛られやすくなるものです。せっかくアイデアが浮かんでも、長年の経験が邪魔をして「これは無理だ」と、自分のアイデアリストの中から排除する。これは非常に残念なことなんですね。僕にも、そのような残念なアイデアがいくつかあります。自分と同じタイミングで思いついたと思われる人が、先に形にしてビジネスモデルを確立する。そんなことがたまに起こります。
情熱と意志の強さ。そこが最大のポイントなのでしょう。無理かもしれないと思っても、「絶対に実現させる」という意気込みで努力し続ける人は最後には何らかの成果物を獲得することとなる。我が社の場合も「絶対に」という人がいたからこそ、創業から66年間事業が続いてきたわけです。真面目に働けば何とかなるだろう……と考える人ばかりが集まっていたら、きっと今頃会社はなくなっていたでしょう。マスト思考がなければ、会社は存続しないものです。
北海道中小企業家同友会とかち支部の2020年度スローガンとして、「優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱」を掲げ、定時総会にて承認されました。これはサミュエル・ウルマンの詩「青春」の一部分。「炎ゆる情熱」の後には、「怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心」と続きます。怯懦(きょうだ)とは「おくびょう、いくじなし」という意味。ウルマンの「青春とは心の様相を言うのだ」というメッセージは、今の多くの企業経営者の心を捉えています。
創造力、意志、情熱、勇猛心、冒険心。若手社員の中にも、中堅やベテラン社員の中にも、このようなマインドを持った人が我が社にはいるはず。
ただ単に実験的なことを試してみる……というレベルを超えて、「何としてもやり遂げる」というマインドが必要。すでにアイデアはいくつも出ています。次はアイデアを形にする人の出番。ここが最難関かもしれませんが、顔ぶれを見るとできそうな気がしてきました。
