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リフレーミング28 見え方の違い

リフレーミング28 見え方の違い

おはようございます。
 若干の原稿修正、キャプション、見出しを加えて、「北海道 来たるべき未来」を完成させる。これでOKと思ったが、新フォーマットがあることを思いだした。最終仕上げをするデザイナーのためには「新」を使うほうがよい。テキスト、写真をコピペまたは再配置。昼頃、データを送る。午後は「記憶の中の風景」。写真を選び、画質調整、写真を配置。後は短い文章を書くだけなのだが、時間とスタミナが切れた。ここまで進めれば安心だ。充実感のある週末だった。

見え方をコントロールする

原稿を書いているときにはさほど気にならないのですが、フォトショップで画質調整するときには「写真の見え方が以前とは違う」ような気がしています。昨日はスロウで連載している「記憶の中の風景」を制作していたので、ふだんよりも注意深く写真を見ていました。いったい、どこが違うのだろう?
 白内障の手術の後、メガネなしの生活を手に入れたのは2月中旬のこと。裸眼で「記憶の中の風景」を制作するのは初めてということになります。2ヵ月ちょっとたった今も、デスクトップパソコンで作業する際には目の焦点が合いにくい。しかし、理由はそれだけではないな……。何かが違う。モニターに顔を近づけてピントを合わせると、エッジが際立っているように見えるし、それでいてコントラストが若干低下しているようにも感じられる。
 フォトショップでの画質調整の仕方は、果たして今号(63号)から変わってしまうのだろうか? 自分としてはベストと思われる調整をしましたが、印刷してみると、以前とは少し変わっているかもしれません。
 半分不安、半分楽しみ。これまで見えていたものが見えなくなっている可能性がある一方、今までよりもくっきり、しっかり見えるようになったものもある。これにより、僕の写真は以前とは少し違ったものとなるのではないか? そんな期待感がありますね。
 同じ風景を見ているように思えても、そのときの自分の体調や心の状態によって見え方はずいぶん違ってくるもの。昨日と今日、たった一日の違いであっても、世界の見え方がまったく違うということもあります。
 きっと、新型コロナウイルスの前と後とでは、世界がまったく違って見えることになるでしょう。今は危機の真っ只中にありますから、異常な世界のように感じられる。やがて、平時に戻ったとき、自分の目に世界はどのように映るのか? ここが非常に気になります。
 自分ひとりでもそのときのコンディションによって見え方が異なるわけですから、他人と自分との間には、相当な見え方のギャップがあることを知っておかなければなりません。コロナ危機にある昨今、あまりにも違いがありすぎてビックリすることもあります。
 僕は、人生に対しては肯定的、希望的、建設的でありたいと思っていますが、新型コロナのような得体の知れない危機に対しては、最悪の状態を想定しながら行動すべきだと考えています。自分のまわりの状況に合わせて、世界の見方を自分でコントロールしなければ、自分、自社、地域を危険にさらしてしまうことになるのです。感染リスク回避と経済危機の回避。両者のバランスをどのようにとっていけばよいのか。ここが難しいところです。
 危機的状況の中で世界がくっきりと見えている人もいます。専門家の声にもっと耳を傾けるべきだと思いますし、メルケル首相やマクロン大統領のような、一人ひとりの良心に訴えかけるようなメッセージが必要です。さまざまな情報が飛び交っているわけですが、一人ひとりが耳を澄ませば、本当に必要なメッセージをキャッチすることができるのではないかと思います。
 ゴールデンウィーク期間中の行動に対して注意深くあるべきではないか。大都市に住む人にとっては不自由で窮屈な連休となりますが、極力外出・移動しないでほしいところです。
 僕もゴールデンウィーク中は、「十勝管内の人のいないところ」でのみ取材・撮影する予定。それ以外は、極力自宅にこもるようにするつもりです。

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