
おはようございます。
午前中は何冊かの本に目を通す。そして、何かがわかったような気がした。11時、いつも使っている紙片に小見出しを一気に書きだしていく。7つの章に対して7つの小見出し。7章+49の小見出し。56枚の紙片が机の上に整然と並べられた。一冊書けそうな気がした。午後は、今年1月から2月にかけてブログに書いたSDGs関連の文章を抜き出し、プリントアウトしてみる。どの程度使えるかはわからない。
執筆方法は、これまで4冊書いたやり方を踏襲することにした。1日1小見出し分の文章を書き続ける。本文65000字を49で割ると1326字。実際には、まえがき、あとがきを入れるから、ひとつの小見出しに対して1200~1300字が妥当な分量だろう。毎日書き続けると49日後(まえがき、あとがきを除く)には原稿が完成することとなる。今回はH氏との共著になる可能性が高い。予定通り原稿を提供してもらえれば、1ヵ月ちょっとで完成するかもしれない。
第1章 地域企業にとってのSDGs
我が社はこのままでよいのか?
SDGsという言葉を知ったのは、いつのことだったのか? 僕にはまったく記憶がありません。言葉は知っていても、「ふうん」と遠巻きに眺めている期間がけっこう長かったような気がします。ちゃんと知りたい。そう思うようになったのは、2019年春のこと。まだ1年ちょっと。
つまり、僕はSDGsに関しては素人同然。と言うより、まったくの初心者なんですね。それなのに、これからSDGsの本を書こうというのですから、大胆というか、無謀なものです。
2019年という年は「SDGs元年」と呼ばれることがあります。多くの日本企業がSDGsの取り組みを本格化させた年。中小企業経営者の間でも、ここ1年の間にSDGsの認知度がずいぶん高まってきました。もっとも、まだ「何となく意味を知っている」というレベルではありますが……。
SDGsとは「持続可能な開発のための17のグローバル目標と169のターゲットからなる、国連の開発目標」のこと。2015年の国連サミットで採択され、2016年1月に発効。企業規模にかかわらず、2030年までの目標達成に向けて国際社会では動き出しています。
最近ではSDGsのバッジを付けている人が増えていますし、カラフルなSDGsのロゴを見かける機会も多いでしょう。しかし、17の目標とか、169のターゲットと言われても、説明できる人は少ないのではないかと思います。ネットで検索すると、169の項目がずらりと並んで出てきます。これらすべてに目を通すだけでも大変。この時点で「自分には無理」と思ってしまう人もいるのではないでしょうか。
ただ、心あるビジネスパーソンや企業経営者なら、常日頃からこのようなことを考えているのではないかと思います。
「我が社はこのままでよいのだろうか?」
民間企業に勤めている人にとって、「仕事=経済活動」ですから、売上や利益を上げていかねばなりません。たいていの企業には売上・利益目標があり、目標達成のために社員も経営者も努力しています。
そうした活動に熱心になればなるほど、「売上を上げること」が目的化してしまう。ここに現代資本主義の落とし穴があるのではないかと僕は考えています。
きれいごとを述べているように思われるかもしれませんが、企業経営の目的はもっと別なところにあるはずです。多くの企業は経営理念を掲げています。その文言の意味するところは、社会貢献であったり、人々の幸せだったりする。金儲けが理念という会社はたぶんないはず(絶対ないとは言い切れません)。理念やビジョンを果たすための手段として、企業は利益を出し続ける必要があるのです。
今日のビジネスは複雑なものとなっています。業種にもよるでしょうが、ものすごく頭を使うか、努力をしないと利益を生み出すことができない。このため、つい油断すると理念や目的のためではなく、大半のエネルギーを「手段」に使ってしまうんですね。
そして、ふと我に返ったとき、「このままでよいのだろうか?」と考えることとなるのです。
