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新版・SDGs経営3-6 任せると案外うまくいく

新版・SDGs経営3-6 任せると案外うまくいく

おはようございます。
 新入社員研修4日目。午前9時から、第9講「地域経済循環」、第10講「文章作成技術」、第11講「コア・コンピタンス」と続く。このうち、10講の「文章作成技術」はスロウ編集部のI氏が講師を務めた。今年の新入社員研修では僕以外に6名が講師を担当することとなる。新入社員にとっても、講師がバラエティに富んでいるほうが刺激的に感じるに違いない。昼、帯広市内で花の撮影。30分で帰宅。午後は朝礼動画の撮影がある。急いで、話の中身をまとめる。2時、T氏が自宅にやってきて撮影が始まる。カメラの前で話すのは久しぶり。写真なら100枚撮って1枚使えるものがあればよいが、動画の場合はそういうわけにはいかない。まあ、それでもきっとうまく編集してくれるに違いない。4時半からは新部署のミーティング。部署名が決まった。

任せると案外うまくいく

マネジメントの勉強をすると、よく「部下に丸投げするのはよくない」といった話が出てきます。確かにそうでしょうね。ただ、僕の場合は、ほとんど丸投げしてしまうケースが非常に多い。
 気づいたらプロジェクトが終わっていた。あるいは、いつの間にか僕の知らないプロジェクトが始まっていた。そんなことがしょっちゅう起こります。特に、自分の仕事に追われていると、社内の動きに疎くなってしまい、「会社のことを一番知らない人」になってしまう。ここが僕のちょっとした悩みです。
 しかし、逆に僕が積極的にプロジェクトに関わったとすると、きっとみんなやりにくいに違いありません。今、いくつかのプロジェクトが進んでいて、僕はZOOM会議に参加していますが、できるだけ発言は最小限に留めています。方向が大きく外れていかなければそれでいいというスタンス。また、僕が関わっていないプロジェクトでも、たまに報告してくれるだけでいい。そう考えています。
 数日前、メールで「ソーゴー印刷ハラスメント防止ガイドライン」という文書が送られてきました。「自分の働き方は自分で決める!委員会」が作成したもの。読んでみると実によくまとまっている。僕がつくろうと思っても、このようにはならないでしょう。委員会メンバーは、社内アンケートをとり、会議を通じて課題を抽出し、検討を重ねて文書にまとめていったようです。このような緻密な仕事の進め方は僕には真似できない。
 部下に丸投げ……はよくないけれど、丸投げ寸前というところまで任せ切る。そうすると、みんな責任感を持ってプロジェクトを完結させるために力を発揮するのではなかろうか? 
 「自分の働き方は自分で決める!委員会」は、その名の通り働き方改革について検討し、具体的に行動していく委員会。SDGsの目標8(働きがいも経済成長も)に直結していく活動です。先に話した通り、SDGsは若手の人ほど関心が高く、自分の損得は度外視して、自社や世の中をよりよくしていきたいという意欲を持っています。上司の立場にある人は、できるだけ邪魔をしない、余計な口出しをしないよう心がけるべきではないかと思います。プロジェクトのテーマによって関わり度合いを変えるべきでしょう。
 任せると人が育つ。そう単純なものではありませんが、関わりすぎるよりも、思い切って任せてみるほうが案外うまくいくものではないか? ポイントは、チームの中にリーダーシップを発揮できる人がいるかどうかでしょうね。
 経営者や上司のすべきことは、チームのメンバー構成を考えることです。プロジェクトのテーマとメンバー構成がマッチしていれば、リーダーも各メンバーも力を発揮し、成長していくことになるに違いありません。

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