高原淳写真的業務日誌 > 新版・SDGs経営 > 新版・SDGs経営5-5 ESG投資とインパクト投資

新版・SDGs経営5-5 ESG投資とインパクト投資

新版・SDGs経営5-5 ESG投資とインパクト投資

おはようございます。
 午前10時、クナウハウス共有スペースの掃除を行う。参加したのは新部署へ異動予定の8名。ここから革新的なビジネスが生まれることになるのか? 期待が高まる。午後は社内のペーパーレス化の手順についてマニュアルを作成する。たぶんこれで問題ないだろう。次は帯広ロータリークラブの例会企画について。オンライン例会に適した内容を考える。何とかまとまった。メールで企画書を送った後、あるリストを作成。S氏に送る。5時45分頃夕食。6時半から、経営指針研究会第2講「同友会らしい経営指針とは? 労使見解を学ぶ」。昨年同様、60分間の報告を行う。26日のとかち支部5月例会の内容と一部重複する。労使見解は中小企業家同友会の基本思想だが、全会員が知っているわけではない。歴史的経緯と今日的な意義について伝える。だが、僕が本当に正しく理解しているわけではない。何が本当か、1年間の研究会を通じて自分の答を見つけてほしいと考えている。僕も10年以上考えているが、まだ確信は得られていない。9時45分頃終了。あっという間に熟睡した。

ESG投資とインパクト投資

ここまで消費者の変化について述べてきました。変わったのはもちろん消費者ばかりではありません。投資家のマインドもずいぶん変化してきました。
 そのきっかけ、あるいは象徴と言えるのは、2006年、当時の国連事務総長だったコフィー・アナン氏が提唱した「責任投資原則」(PRI)でしょう。機関投資家の意思決定プロセスにESG課題を反映させるべきだというガイドラインを打ち出したのです。ESGとは環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)のこと。ここからESG投資という言葉が使われるようになりました。
 世界の機関投資家は次第にESG投資を活発に行うようになっていきます。今では世界の総投資額の1/4を占めている。どうしてESGにシフトすることになったのでしょう? ESGが企業の利益に直結しているようには思われません。むしろ、短期的利益を追求する企業のほうが投資家にとっては魅力的なのではないでしょうか。
 ここでは投資家と投機家をハッキリ分けて考えるべきですね。短期的利益を得たいのか(投機家)、中長期的に利益を求めているのか(投資家)。短期的利益ばかりを追求するあまり、ESGのいずれかで企業イメージを損なうような事例がときどき見受けられます。世界の投資家がESG投資に向かっているのは、そうした中長期的な投資リスクを排除できると考えているからに他なりません。
 株式を公開していない中小企業には関係のない話……と思われるかもしれません。しかし、大手企業に部品などを納入しているサプライヤーにとっては無関心ではいられません。ESG投資の広がりは、めぐりめぐってほとんどの企業に何かしらのインパクトを与えることになるでしょう。このあたりはSDGsと同じ構図となっています。
 SDGsもESG投資も、持続可能な社会をつくっていくという点で価値観を共有しています。企業にとってビジネスチャンスとなり得るのがSDGs。投資家にとって投資機会となるのがESG投資。
 今のところ、企業が取り組むSDGsの中にはボランティア活動や利益率の低い社会貢献型事業が多い傾向にあると思います。しかし、本来的には本業において適正利益が得られるようなSDGs経営を行うことが望ましい。ESG投資ではそのあたりがシビアに評価されているに違いありません。
 インパクト投資という言葉もあります。これはESG投資のひとつと考えてよいでしょう。インパクト投資とは、投資家の影響(インパクト)を強め、課題解決につなげることをめざす投資のこと。途上国に学校を建設するとか、ワクチン接種率を高めるといった明確な社会的課題の解決に向けて投資が行われます。社会的課題解決のために出資するという点では、クラウドファンディングと同じようなものと考えてよいのかもしれません。

〒080-0046 北海道帯広市西16条北1丁目25
TEL.0155-34-1281 FAX.0155-34-1287

高原淳写真的業務日誌