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仕事観について54 仕事人生

仕事観について54 仕事人生

おはようございます。
 午前10時、次世代経営会議。11時終了。久しぶりに出社する。この日、ふたりが退職。ひとりは家業の仕事に専念するため退職したT氏。そして、もうひとりは40年以上にわたって我が社で活躍し、常務を務めたN氏だった。ふたりとも長い付き合い。20年前の記憶がよみがえる。
 午後2時、北海道中小企業家同友会政策委員会緊急WEBセミナー。「コロナ大不況はいつまで続くか 情勢を正しく認識し、中小企業の経営課題を考える」というテーマ。講師は立教大学名誉教授で中小企業サポートネットワーク(スモールサン)主宰の山口義行氏。永久劣後ローンの話をしっかり聴きたいと思い参加した。今の情勢を知れば知るほど、永久劣後ローンの必要性を強く感じた。おそらく、参加者はみんなそう感じたのではないかと思う。3時半終了。
 4時からは我が社の新部署となる「デジタルラボ」によるセミナー。10数名参加していた。講師はS氏。テーマが絞られていたため、非常にわかりやすい話だった。夕方は買物。ある本を買いたいと思ったが、残念ながらなかった。あきらめて隣のスーパーで食材を買う。夕食後、経営指針研究会Cグループ第3講に参加。前日のAグループでも感じたが、ZOOMでの参加にはちょっと無理がありそうだ。音声が聞き取りにくい。設備が整った場所が必要か。次はリアル参加に切り替えようと思った。

それぞれの仕事観

T氏にしろ、N氏にしろ、立派な仕事観を持つ人物で、僕ばかりではなく社内の多くの人が尊敬しているに違いありません。何10年もひとつの会社で実績を積み重ねてきた。それだけでも素晴らしいことですし、我が社の企業文化の一翼を担ってきた。そう言って差し支えないと思います。
 終身雇用とか年功序列というと、過去の遺物とか捨て去るべき因習のように考える人も多いと思います。確かにそうした弊害はあるでしょう。ただし、それは組織にぶら下がっている人の話。T氏やN氏のように立派に勤め上げる人は、会社にとっても地域にとっても重要な存在といえます。我が社にとって、社史における重要な登場人物なのです。
 日本企業はこれから「メンバーシップ型」から「ジョブ型」へとシフトしていくことになるでしょう。我が社にしても、ジョブ型の要素を取り込みながら生産性を高めていかねばならないと考えています。しかし、ひとつの会社の中で自己成長し、社業発展と自己実現を目指すという生き方は今後も尊重されるべきではないかと思います。実際、そのようにして自分を成長させている社員が、我が社には大勢います。我が社はおそらくメンバーシップ型の会社であり続けるのでしょう。ジョブ型一辺倒は日本企業には合わないのではないかと僕は考えています。
 メンバーシップ型企業の場合、もっとも重要なのは「自社の価値観に自分の価値観をいかになじませるか」というところにあるでしょう。ドラッカーの言葉そのものですが、ここにミスマッチがあると短期間で離職することとなる。そもそも組織に合わない価値観を持つ人の場合は、会社を転々とするようになっていく。それは本人にとっても企業にとってもエレルギーロスとなる。価値観を変えるか、フリーを目指すしかありません。
 仕事人生はいろいろあってよいと思いますが、ある一定の修行期間を過ごすほうがよい、と僕は考えています。これは僕自身にそのような経験が不足しているため。会社員の最初の数年間は職業訓練期間なのだ。給料をもらいながら訓練が受けられる。そう捉えれば、日本企業のよさを実感できるのではないでしょうか?
 短期間で職場を転々とすると、基礎が固まらないまま自己流で仕事をするようになる。才能豊かな人ならそれでも生きていけますが、たいていの場合は修行期間を積んだ人との差が歴然と現れる。この点、若手の人たちは我が社で立派な実績を上げてきた人から見習ってほしいと思います。目標とすべき人物は引退された方の中にも、現役の社員の中にもいるはずです。
 そうした人たちは、たぶん我慢と忍耐の違いを知っている人かもしれません。人生ビジョンを持っている人は、たいていの困難を乗り越えることができる。乗り越えた先に成長があることを知っている。人は勤続年数だけでは評価できませんが、長く勤めてきたという時間の重みは誰もが想像可能ではないかと思います。

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