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仕事観について56 セルフブランディング

仕事観について56 セルフブランディング

おはようございます。
 午前中は原稿の加筆・修正、そして事務的作業に追われる。12時半、帯広ロータリークラブ例会。今年度の最終例会。久しぶりに会場(ノースランド)で開催されているのだが、僕は間に合わずZOOMでの参加となる。午後3時、業績アップオンラインセミナー第6講。5時半、S氏、H氏と一緒に帯広市内で取材・撮影。いくつか新事実が判明した。取材後、撮影した料理をおいしくいただく。8時帰宅。

タレント化すると限りなく対等な関係になる

昨日の取材後の話題にも関連するのですが、僕は組織に所属していてもセルフブランディングが重要ではないかと考えています。いや「していても」ではなく、「しているからこそ」と言うべきでしょうね。そのことをよくわかっている人とわかっていない人とがいます。
 僕はこれまで「惜しい事例」を数多く目撃してきました。惜しすぎる。どのように惜しいのか? それは巨大な才能を十分に発揮せぬまま大勢の中のひとりになってしまったり、いい仕事をしているのにそれに見合う単価が得られていない。そんな事例が実に多いのです。
 フリーランスの人は事情が異なります。セルフブランディングに力を入れなければ仕事はやってこない。だから、自分の作品をまとめることに注力します。腕は今イチでもポートフォリオを持っている。たぶん、フォトグラファー、デザイナー、ライターといった職種の人は、何らかの形でまとめているはずです。また、自身のWEBサイトやブログがあったり、SNSで盛んにセルフブランディングしていることでしょう。
 組織に所属していると、そのあたりが手薄になりやすい。営業パーソンが受注した仕事や編集者から依頼される仕事をこなすだけで手一杯という状態になる。しかし、その場所に留まってはいけないと思うんですね。会社員は生活の面では安定している。そこにちょっとした落とし穴がある。
 才能という点では、組織に所属するクリエイティブ職の人の中にもずば抜けた能力を持つ人が存在します。我が社にもいますし、中には全国区(ちょっとスケールが小さいかな?)で活躍できる人と思うことがあります。
 組織の中で修行を積んで、一人前以上のレベルになったら独立する……。そういう成長モデルもありますが、僕はもっといい方法があるような気がしています。クリエイターが組織に所属するメリットは間違いなくある。フリーランスになると、営業も経理も自分で行うことになります。制作に没頭できるわけではない。組織内のクリエイターは自分の得意分野に集中できるというよさがあるのです。
 僕の思い描く理想形は、まず、クリエイターが各自セルフブランディング(タレント化)を行い、自分の名前で仕事が受注できるというパターンを作り出すことです。または、自分の名前を前面に押し出した作品(我が社の場合はおもに出版物や紙製品)を発売すること。営業に依存せず、直接仕事のオファーが来るというのがあるべき姿でしょう。
 そうなると、会社と個人はどういう関係になっていくのか? おそらく、限りなく対等な関係になる。上司と部下といった関係もなくなっていき、フリーランス集団に近づいていく。タレント事務所のようなイメージでしょうか。我が社には製造部門もありますから、組織としては少し複雑になるでしょうが、十分可能性はあると思っています。
 そうなっていくために、僕がみんなに勧めたいと思うのは、「作品をまとめる」「発表の場を持つ」ということです。自分の経歴の中に、作品展、作品集、受賞歴、著書といったものがあるかどうか。ここが非常に重要なんですね。
 できれば、仕事人生の前半にそのような実績をつくっておくべきではないかと思います。セルフブランディングに熱心な人が社内に数名現れると、自ずと企業ブランディングとの相乗効果が発揮されていく。たぶん、我が社だけではなく、あらゆる業種、職種にも同じようなことが当てはまるのではないでしょうか。「あの会社に仕事を頼みたい」だけではなく、「あの人に仕事を頼みたい」となれば、それはセルフブランディングの一種と考えられます。クリエイターに限らず、全員がそのレベルを目指すべきでしょう。

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