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活動記録43 構想3ヵ月、4年ぶりの書き方

活動記録43 構想3ヵ月、4年ぶりの書き方

おはようございます。
 スロウ64号に全力を傾ける。午前中は1200字程度の追加原稿。7ページ分の原稿は5400字になった。ちょうどよい分量。10時頃からレイアウト作業に取りかかる。思ったよりもすんなり進む。だが、初歩的な技術を忘れてしまった。切り抜きってどうやるんだっけ? クリッピングパスという言葉を思い出すのに少し時間がかかった。自分で切り抜く(正しく切り抜くのはデザイナー任せだが)のは数年ぶり。キャプション、タイトルを加えて整える。午後4時になっていた。別な記事の修正作業も完了し、ひとまずこの日の目標を達成した。

ある種のバランス感覚

昨日仕上げた7ページの原稿。僕にとっては渾身の作と言えるものです。読者にどう評価されるのかはわからない。マーケティング用語でいえば、完全にプロダクトアウト型の記事。ここまで自分本位な記事はスロウ史上なかったのではないか? いえ、正確にはひとつだけありますね。かつて在籍していた編集者W氏による記事。切り口は異なるが、昨日仕上げた記事はそれと双璧を成すものと言って差し支えない。
 僕はこれ以上ないというくらい考えました。構想3ヵ月。僕の場合、構想よりも「後送」のほうが多くて、何事もつい後回しにする傾向にあるのですが、このテーマについては春先からずっと考え続けてきました。
 アイデアが浮かぶと付箋紙に記入し、ホワイトボードに貼っていった。はじめのほうの4200字の文章を読むと、情緒的、感性的に思われるかもしれません。けれども、実は極めて理性的なプロセスを経てつくられている。根底には僕の感性が存在するわけですが、これを文章化するには論理的思考と技術が欠かせない。
 僕は実に4年ぶりにこのような書き方を取り戻すことができました。きっと、ここ数年は気持ち的に余裕がなかったのでしょう。つい、真面目なことを真面目に考えるという悪循環に陥ることがありました。そういうこともあって、今回は構想に3ヵ月もかかったのかもしれません。善循環を取り戻せば、たぶん3週間程度で文章化は可能であるはず。
 正常な人間の頭というものは、実にバランスがとれているのではないかと思います。僕の頭が「正常」というわけではありません。何が正常で何が異常なのかもわかりませんが、たぶん、ほとんどの人はある種のバランスがとれている。そうでなければ、異常事態には対処できない。人生の中で困難と思える出来事があっても乗り越えることができるのは、バランス感覚があるからではないでしょうか?
 僕のバランスとは、たとえばこういうことです。
 ものすごく真面目なことを考えているときに、一瞬ものすごく不真面目、またはどうでもよいことについて、つい考えてしまう……。僕は子供の頃からこの傾向が強く、学校の先生に叱られているときに粉ジュースのことを考えていたり、テストの最中には頭の中で「じゃじゃ馬億万長者」の主題歌が鳴り響いていたりしました。果たして、みんなも同じような経験をしているのだろうか? ちょっと気になります。
 なぜ、こんなふうに思考を展開させてしまうのだろうか? あるとき、ハッキリわかりました。僕はエニアグラムの「タイプ5(研究者)」だったのです。ここではエニアグラムの説明は省略します。僕のようなタイプの人間はプレッシャーがかかると、「タイプ7(楽天家)」に近づいていく。このため、深刻な状況になるとどうでもよいことが頭の中に浮かんでくる。
 僕のこうした特性を平時にプラス方向へ働かせてみる。それが僕にとっての善循環であり、好ましい文章作成技法なんですね。さきほど、4年ぶりと書きましたが、スロウでは4年ぶりという意味です。クナウこぞう文庫では、「写真家的文章作成技法」にこのパターンが応用されています。
 こうしたバランス感覚、あるいは善循環を文章表現以外にも応用することが望ましい。商品開発にも、経営活動にも必要ですね。

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