
おはようございます。
朝、おにぎりを握る。自分でつくるのは久しぶり。おにぎりは握る際の力の入れ具合が難しい。中身はすべて梅。15年くらい前、編集者だったU氏と取材にいく途中、コンビニで朝食を買ったときのことを思い出した。U氏が買った梅おにぎりに、なんと梅が入っていなかったのだ。こんな偶然を目撃したのは初めてだ。僕はU氏に返品・交換を勧めることもせず、その偶然の意味について考えていた。
9時出発。11時45分、中富良野の目的地に到着。「ゆったりある記」の取材。まったく人が歩いた気配はない。蜘蛛の巣が頭に触れたような気がする。蜘蛛の巣と言えば、僕は蜘蛛の巣に遭遇する確率が異常レベルといえるほど高い。朝、郵便受けから新聞を取り出すときにもかかるし、会社に出勤するわずか40秒の間にもかかる。ここには絶対蜘蛛の巣はないと思われる某スーパーの駐車場でもかかった。このときは背中に家主(?)が入り込んだと思われる。刺されたらしい。その後、大きく腫れて病院へ行くこととなった。スパイダーマンになるかと思った。
「ゆったりある記」の取材は1時間あまり。車の温度計は32度を示していた。完全に夏だ。メロンソフトが食べたくなった。帯広の戻る途中、野菜とソフトクリームが売られている直売所に立ち寄る。メロンソフトはなく、野菜とバニラソフトを購入。長ネギがやけに細長く、ショッピングバッグに立てかけたものの、バランスを崩しそうになる。これは誰もが経験することに違いない。長ネギが荒川静香のイナバウアーのようになっていることを気にかけているうちに、左手に持ったソフトクリームのほうはピサの斜塔のような危険な角度になっていた。イナバウアーとピサの斜塔。これほどデンジャラスな状況はない。
過去に何度か、ソフトクリームの本体を落下させる事故を目撃したことがあった。被害者には子供が多いが、大人でも落下させやすいタイプの人物がいあることに気づいた。現状把握力が重要である。店によって、ソフトが柔すぎることがあるのだ。この場合、すぐさま食べ始めて口を使って角度をコントロールするか、ソフトの形状を再構築するしかない。それが困難な場合は、コーンの持ち手を微調整して、落下事故を防ぐ必要がある。現状把握と改善。それが事故を未然に防ぐことにつながる。
イナバウアーも気になったが、ともかく僕はピサの斜塔に集中した。無事だった。その一方で、僕は買い物袋には長ネギ専用の添え木が標準装備されているとよいと思った。講義に使う指し棒のような伸び縮みするものが望ましい。帰宅前、スパイダーマンになりかけたことのあるスーパーで買い物をする。すっかり夕方になっていた。
ガイドライン+自分で考える
一日の行動を書くのに字数を費やしてしまいました。
富良野方面はけっこう人出が多かったと思います。取材は人気のない場所を選びましたが、トイレ休憩に立ち寄った場所は人も車も多かった。感染リスクはどうなのだろう? マスク+アルコール消毒はもちろんですが、人とすれ違うときには呼吸しないよう気をつけました。
なぜか、僕は25年くらい前、ニューヨークへ行ったときのことを思いだしていました。夜、一緒に行ったフォトグラファーのM君とオイスターバーでXLの生牡蠣を1ダース食べたんです。口に入らないくらいの特大サイズ。牡蠣だけで満腹になり、ホテルの部屋に戻ると、M君が腹痛を起こしたらしい。まだ夜は長い。僕は少し手持ち無沙汰になり、ひとつの冒険を思いついたんですね。ホテルからグランドセントラル駅まで歩いてみよう。
で、それを実行してみたんです。4、500メートルの距離だと思いますが、途中「明らかに危ない場所」と思われる雰囲気が伝わってきました。そのルートを避け、無事駅に到着。少しだけ買物をして、ホテルに戻る。たったそれだけですが、当時の僕としては危険な冒険のように感じられました。
もしかすると、気づく人と気づかない人とがいて、犯罪に遭うリスクにも個人差があるかもしれない。そんなことを考えていました。新形コロナウイルスの場合は目に見えないし、雰囲気を察知するのも不可能でしょう。ただ、感染しそうな場所は避けるべきですね。
その一方、家に閉じこもって経済活動・消費活動をしないというわけにはいきません。100%テレワークの人でも買物には行くでしょう。仕事においては、「感染リスクを避けること」と「ビジネスチャンスを捉えること」の両立が求められます。
きっと、どの企業も悩んでいるところではないかと思います。ビジネスを安全に継続させるにはどうすればよいか? 自社のガイドラインを示しつつ、個人としても自分の頭で考えねばなりません。僕は20代の頃はちょっと無謀でしたが、自分が蜘蛛の巣にかかりやすいタイプだとわかったので、今はかなり用心しています。用心しながらビジネスを発展させるには、やはり業務の一部をデジタルに移行させるべきではないかと思っています。
