おはようございます。
午前10時、ある社内プロジェクトの説明会。よく考えられた仕組み。おもしろいものになりそうだ。午後1時15分出社。1時半、来客。社内を案内する。工場ではさらに3S活動が進んでいた。以前より広く感じられる。夕方は原稿のリライト作業と調べもの。今週はいくつか仕事をやり残してしまった。土日に追いつきたい。
10年ごとに起こる革新
僕の人生は12年サイクルではなく、20年サイクルだな……。そう気づいたのは数年前。2019年春頃からその予兆と思える出来事が次々起こるようになりました。これはもう間違いない。そう思って、2019年秋から準備を開始しました。
まずは体のコンディションを整えねばならない。そう思って、皮膚科、歯科、眼科の順に病院へ通うことにしました。新型コロナウイルスが流行る前に動いていてよかった。これが今年の2月、3月だったら、ためらって通院しなかったかもしれません。3月からはウオーキングマシーンでほぼ毎朝歩くようになりましたから、以前よりも健康的になりました。2020~21年の大変化への備え。とりあえず、体調面では整いつつあります。
僕は1961年生まれ。ソーゴー印刷は創業は1954年なのですが、法人化したのは1960年。今は第60期なんですね。僕の年齢よりもひとつ上。だから、ほぼ同じようなサイクルで変化しているのではないか? 2002年、初めて人生年表を作成した頃から、そのように考えていました。
改めて、我が社の年表を読み返してみると、確かに20年おきにある変化が起こっている。そんなふうに分析できます。20年ごとの大変化と10年ごとの中規模の変化。僕が20年サイクルという先入観で年表を眺めているためかもしれません。けれども、それだけでは済まされない確かな変化が20年ごと、あるいは10年ごとに起こっている。これはひとつの発見と言えるでしょう。
20年前には何があったのか? それは僕の入社年なので、ハッキリ覚えています。入社すると、真新しいブルーのiMacがずらりと並んでいたんですね。ものすごく先進的な印刷会社のように感じられました。一方、業況は最悪とも思えるような時期でした。さらに、道東初だったと思いますが、CTPが導入されていた。iMacには工程管理ソフト「管太郎」が入っていて、印刷工程の管理がデジタル化されていました。当時としてはずいぶん進歩的だったと思います。
さらに20年前、1980年前後にはどのような変化があったのか。ここも興味深いところです。年表には1977年連続帳票用フォーム印刷機導入、81年には電子組版システム導入と書いてあります。そうか、我が社は20年ごとにデジタル化を進めているのか……。これだけで断定することはできませんが、僕の中ではずいぶんスッキリしてきました。
ちなみに、中規模な変化として、1970年ハイデルベルグオフセット印刷機導入、1992年Macintosh一式導入、2010年電子書籍発売が挙げられます。10年、または20年おきに新しい動きが見られる。僕が東京でMacを導入したのも確か1992年だったと記憶しています。僕はそのMacを「非常に高価なインテリア」として使用(?)していました。
さて、社歴の20年サイクルの中には、実は気になる出来事もあるのです。1981年には「表4裏4オフセット輪転機導入」とあります。この設備投資は完全に失敗し、数年後に売却することとなりました。2000年には長崎屋に「プリントショップしゅん開店」。これも2年後には閉店しています。
デジタル化や新技術は次の新たな一手につながっていく。一方、既存商品の拡大や販促に思い切った投資をすると失敗する。そんなパターンが我が社にはあるのかもしれません。
社歴はおもしろい。ただ、残念ながら、年代が古くなればなるほど出来事の詳細が記録として残っていない。今残っている史料を丹念に分析するしかありません。