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仕事観について58 個人か細胞か

仕事観について58 個人か細胞か

おはようございます。
 午前9時半、次世代経営会議。いつも通り、僕は自宅から参加。だが、10時には出社せねばならない。職住近接はこんな時便利。15分で用事を済ませて、再び会議に参加する。次世代経営会議はちょうど1年、12回目の開催だった。この間、具体的成果もあれば、明確化した課題もある。来期には大きく動き出すことになるだろう。
 午後は帯広柏葉高校同窓会報の制作準備。各種手配と仮台割作成。関係者にメールで送る。コロナ禍のため、ふだんとは異なる構成となる。5時、同友会事務所。組織企画委員会に出席。会員拡大や今後の例会企画案などが話し合われた。7時半帰宅。

法人という「人」

いつも感じることですが、中小企業家同友会のような組織には、自分の損得を超えて熱心に活動している人が必ずいるものです。委員会、部会、地区会等に参加するとよくわかる。活発な組織には熱心な人がいる。そういうキーパーソンがいるおかげで、会が活性化するわけです。
 単純に、そのような活動が好きだから会の運営に熱心なのだとも考えられます。しかし、そればかりではありませんね。昨日の委員会の中で、チラリとそんな話が出てきました。最初は苦痛だったけれど、次第に楽しくなってきた……というような話。これは、僕らの本業でも経験することです。
 もともと好きなことを仕事にしたい。そう考えるのは自然なことですが、それだけで仕事人生を全うするのは不可能に近い。むしろ、苦痛に感じるようなことを積極的に受け入れた結果、その仕事が好きになる、楽しくなるというケースが多いのではないでしょうか? そのようにして好きになった仕事は、元から好きだった仕事よりも深くのめり込むことがある。僕の仕事にもそのような傾向がありますね。
 よく考えることですが、会社組織は「法人」という「人」なのです。北海道中小企業家同友会の場合は「一般社団法人」という「人」。通常、僕らがイメージする人とは、姿形が異なります。しかし、法人もやはり人なのだと感じる場面がよくあるものです。
 人間の場合は臓器の働きが弱まると、元気ではいられなくなってくる。見た目ではわからなくても、胃やおなかが痛いと力が出ない。臓器の働きが低下するとさらに重病へ発展することもあるでしょう。
 法人もまったく同じようにできています。一見活発そうに見えても、法人の中にある各組織(人間の臓器に相当するもの)の働きが弱まってくると、はやり何らかの病気にかかるのではないかと思います。軽度の症状であれば自然治癒で治る。重症化した場合は本格的な「治療」が必要となる。我が社も過去に本格的な治療をしたことがありますから、よくわかります。
 できれば、本格的治療よりも、自然治癒するのが望ましい。そこでは法人の中にいる「自分の損得を超えて熱心に活動する人」の存在が欠かせません。法人の中にある各組織は、人体に例えれば臓器のようなものです。そして、そこに所属する一人ひとりは細胞のような存在といってよいでしょう。各細胞が法人のために健康的な活動をすれば、会全体が健康的になっていく。民間企業も一般社団法人も同じですね。
 したがって、「自分の損得を超越できる人をどのように増やしていくのか」が法人としての大きなテーマとなってきます。我が社の場合は次世代経営会議メンバーにそれを求めています。中小企業家同友会とかち支部の場合は経営者の集まりなので、最初から損得を超えて動くことのできる人が多い。
 自分の損得を超える。それは自己犠牲的になるという意味ではありません。むしろ、法人の経営目的と自分の人生目的を重ね合わせるという感覚に近い。会社組織では、自社やお客様、地域のために熱心に働く人ほど、仕事に充実感を感じて自己実現に近づいていくものです。最初は「個人の小さな幸せ」を目指していた人も、自社の経営目的と重ね合わせようとするうちに、もっと大きな幸せがあることに気づくようになっていく。
 個人としての幸せの追求と細胞としての法人への貢献。人生には2つの側面があるのではないかと思います。

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