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活動記録51 梅の収穫

活動記録51 梅の収穫

おはようございます。
 午前中は事務的作業等。細かい作業が多かった。ひとつの成果としては、実に機能的かつ美しい組織図ができあがったこと。これを見ると、美しいが不完全であることがわかる。自社の強みと弱みがわかる組織図でもある。午後1時半、同友会事務所。2時、ある政党との十勝地域懇談会。これまでは複数の経済団体が集まって行われていたらしいが、今年はコロナ禍のため、個別に回っているとのこと。中小企業家同友会とかち支部としての要望書を手渡し、その後意見交換を行う。3時、会社でミーティング。4時帰宅。夏らしい天候。庭の梅から実がポタポタ落ちている。急遽、梅の収穫作業を行うことになった。とりあえず、脚立に登って手が届く範囲のみ。残りは土曜日になるだろう。すでに落下し朽ち果てた実がずいぶんあった。

スロウと梅

庭仕事には消極的だが、梅の収穫には積極的。M氏からはいつもそのように指摘されています。僕は梅の収穫に関心があるのではなく、梅の木から得られる収穫物に関心があるだけ。つまり、消極的でも積極的でもなく、実利的というのが正しいのではないかと思います。
 しかし、よく考えてみるとそれだけではありませんね。我が家の梅の木には、いくつかの重要な記憶が刻まれている。
 というのも、この木はもともと僕の実家にあったもの。2012年、今の自宅を新築した際、移植したのでした。僕は子供の頃から庭というものにほとんど関心がなく、実家の庭に何が植えられているのはまったく知りませんでした。毎日自分の視界に入っていたはずなのに、まったく認識していない。不思議でもあり、ある意味不謹慎でもありました。
 そういえば、30代までは花の写真を撮ることもまったくありませんでしたね。植物は重要な被写体でしたが、僕が興味を持ったのは枝と幹、そして葉っぱの裏側でした。花を撮るようになったのは2004年以降のことです。
 僕が実家の梅の木の存在を知ったのはずいぶん遅く、スロウの記事で自家製の梅干しを作ることになった頃。2010年前後でしょうか。当時の編集者、W氏とN氏が梅の実を収穫したらしい。聞くところによると、野生児系のN氏が木に登って収穫したとのこと。できあがった梅干しを一瓶もらって、ずっと会社の引き出しにしまっておきました。
 スロウで数々の名文を残したW氏、N氏はその後退社。梅の木は我が家に移植され、毎朝目に入るようになりました。ずっと高原家の庭にあった梅の木ですが、何となくスロウと関わりのある樹のように僕には感じられます。
 その後、当たり年と不作の年があるものの、立派な実をつける木として今に至っています。これまで梅酒、梅酢、梅漬けを作ってきましたが、社内の需要を考えると梅漬け一本に絞るべきとの結論に達しました。梅、しそ、塩だけで作りますから、甘味料の入った市販品とはまったく違います。これぞ本物の味。我が社には5人くらい、この梅漬けを待っている人がいます。
 ここ数年天候不順が続いています。ずっと続いていますから、やがて「不順」とは言われなくなるかもしれません。梅の木にとっては環境変化に適応するのに必死でしょう。今年は何となく苦しそうな姿を見せています。
 1週間前までは寒さを感じるほどだったのに、急に夏らしくなりました。そういえば、今年は開花の前後も冬から夏になったかのように天候が急変しました。梅の木として生きていくのも大変ですね。
 あらゆる企業は「変化対応業」なのだと言われますが、これは企業ばかりではなく、人間も植物も同様でしょう。数の多少はともかく、大粒の実を付ける梅の木は立派なものです。僕の両親が梅の木を見ながら、このような感慨にふけったかどうかはわかりません。しかし、毎年梅の収穫時期になると、我が社の幹や枝を力強いものとし、花を咲かせ、実を収穫せねば……と考えてしまいます。

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