
おはようございます。
朝7時、役員会。お盆休み前に決めておきたいことがあった。全員、自宅から参加していた。8時半終了。午前中は事務的作業。続いて、帯広柏葉高校の同窓会報。遅まきながらようやくスピードが上がってきた。原稿の字数調整。続いて電話取材。取材をもとに原稿作成。原稿を郵送。僕にしては上々のペース。このままお盆休みを突っ走りたいところ。
地域経済循環率が高まる消費行動に
我が社のお盆休みは、人によって異なります。一応、11日火曜日のみ出勤日となっている。ただし、有給休暇を取得して、9連休という人が多いようです。僕は11、12日に予定が入っています。それでも、このまとまった休みを利用して、滞っている仕事を一気に進めたいと考えています。
働き方改革を進める中で、正月とお盆休みをしっかり休めるようにしてきた我が社ですが、今年はずいぶん特殊な状況でお盆を迎えることとなりました。全国的に新型コロナウイルスの第2波。それも規模が大きい。用心せねばなりません。我が社には北海道外出身の社員が多い。道外への帰省はあきらめてもらうことにしました。
このあたり、会社によって対応に違いがあることと思います。国、自治体によっても考えに違いがあるのですから、当然でしょう。我が社の場合、平均と思われるレベルよりもやや厳しめの対策をとっています。それが正解なのかどうかはわかりません。細心の注意を払いながら、いかに経済活動、消費活動ができるか? そんなチャレンジが求められているのだと思います。
まとまった日数の休日をどのように使うのか? 働き方改革は休み方改革でもあります。どんな休み方をしても自由であるわけですが、ふだんできないような活動(仕事以外の)をしてもらいたいと思っています。
僕が気に掛かっているのは、やはり地域経済が回っているかどうかというところ。新型コロナウイルスが広がって約7ヵ月。この間、人々の消費動向がずいぶん変わってしまいました。このため、業績を極端に落としてしまった業種もあれば、需要が急拡大した業種もある。前者の方が圧倒的に多いため、全体としては景気が大きく落ち込んでいます。我が社もその影響を受けています。
お盆休みを機に、地域経済循環率を高めるような消費活動を心がけねばと思っているところです。実際にはネット通販で買い物をすることもあるわけですが、常に意識をして、少しでも地域内でお金が回るような消費行動をとる。この「少しでも」の額が増えていけば、その分だけ地域のためにお金が回される。十勝に住む33万人が少しずつ地産地消的行動をとることで、地域経済循環率は高まる。地域企業や自治体が地元発注を意識すれば、さらに高まっていく。
「安さ」だけを追い求める時代はとっくに終わっていますが、自分の懐、自社の財務状況を見ると、安さを求めざるを得ない。その間隙を縫って安売りが得意なネット通販大手らがシェアを拡大する。地域企業がこれに対抗するには、別な価値を提供するしかありません。また、地域企業の努力だけでは限界がありますから、地域に住む消費者がマインドを変える必要もあるでしょう。
最近考えるのは、「商品の提供の仕方」が重要ではないのかということ。選びやすさ、買いやすさ、運びやすさ。他にもさまざまな「やすさ」があると思います。たぶん、消費者の多くは「安さ」と同じくらい「やすさ」を求めている。「安さ」は大手に任せるとして、地域企業は「やすさ」を追い求めていくべきでしょう。
我が社のビジネスを見ると、まだまだ選びにくさ、決めにくさ、買いにくさ、使いにくさがあることに気づきます。「にくさ」を可能な限り「やすさ」に変えていく。お盆休みは焼肉、ステーキを食べて、肉さ……じゃなかった、我が社の「にくさ」について考えてみようと思います。