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仕事観について63 「ほどほど」と「とことん」

仕事観について63 「ほどほど」と「とことん」

おはようございます。
 朝は入稿作業等。10時、帯広大谷短期大学へ。10時半、事務局向けの研修会で話をさせていただく。ふだんは右手にレーザーポインターマウス、左手にハンドマイクを持って話すことが多い。昨日はピンマイク。左手がフリーになる。このほうが話しやすい。テーマは「人生経営と働く意味」。どちらかというと学生、若手社員向けのもの。リクエストに沿った内容だったかはわからない。だが、考えてみると、この話は自分向けでもある。自分の人生をしっかり経営しなければ……。そう思いながら講義を終えた。
 12時半帰宅。午後はスロウ65号の準備。同窓会報の校正。来週の会議の準備。一番時間を使ったのは写真選び。月1回か2回、ローラー作戦で写真を探さねばならない仕事がある。このあたりを自動化したい。

人生経営と働き方改革

意味や価値のある仕事がしたい。ほとんどの人はそう思って働いているに違いありません。これは新入社員でも定年間近の人でも同じ。しかし、実際には自分の思い通りにならないことも多く、不完全燃焼感を味わいながら日々働いているという人も多いことでしょう。
 僕は「賛否両論あるだろうな」と思いながらも、「ほどほど」ではなく、「とことん」という話をしました。
 学生にしろ、若手社員にしろ、今の10代、20代の人たちは真面目です。そして、僕の目から見るとおおむね健全と思える価値観を持っています。だから、我が社に入社してくる人たちを見ても、さほど困った人、手のかかる人はいないようにも思えます(実際そう簡単ではありませんが)。そこに実は落とし穴があるんですね。僕は我が社の新入社員研修でも、中学、高校、大学に招かれて話をするときにも、できるだけ伝えるようにしています。
 人生の一時期、「とことん打ち込む」という働き方が必要だということ。これは伝え方を誤ると、働き方改革に逆行しているように誤解されますし、もしかするとブラック企業だと曲解されてしまうかもしれません。
 そうではないのです。中学、高校時代に「とことん勉強」して希望の大学へ進学し、希望する仕事に就くことができた。そういう人は10代の数年間「とことん打ち込む」という時期があり、それが実力や自信につながったからこそ、希望が叶ったといえるわけです。人生、高学歴がすべてではありませんんから、社会人になってから「とことん打ち込む」ことによって技術、実力、責任あるポジションを獲得するという人もいます。
 それが僕の考える健全な仕事人生。ところが、いつの間にかおかしな話になってしまっています。我が社もそうせざるを得ず、時短中心の働き方改革を進めています。働き方改革そのものがおかしいとは思っていません。しかし、「時間」で縛るのはおかしいな……。制度を厳格に適用すると、働きたくても働けないということになる。成長のチャンスが十分に得られないまま、中途半端な人材が激増する危険性を帯びている。もちろん、プライベートな時間を使って自主的に学び続けている社員もいます。人材の二極化が進む。いや、もうすでに進んでいると捉えるべきかもしれません。
 働き方改革は「会社から与えられるもの」ではなく、「自ら活用するもの」という意識を若手社員には持ってほしいと思っています。
 40数年、人生100年と考えれば、60年、70年と働き続ける人も増えていくことでしょう。長い仕事人生の中で、前半の一時期に「とことん」を経験した人と経験せずに働き続けた人とでは、天と地ほどの差がついてしまうのではないか? 働き方改革は40~70年という仕事人生の中で調和をとっていけばよい。僕はそう考えています。「とことん」を経験して能力を高めれば、仕事人生の後半には、価値の高い仕事をしながら生活面でも充実したものとなっていくのではないか……。保証はありませんが。
 一番恐ろしいのは、自分の能力に自信が持てぬまま、会社、組織にしがみつきながら働くことでしょう。
 働き方改革を文字通り「働き方の改革」と捉えるならば、自分の仕事観、人生観から改革していかねばなりません。
 こういう話は、すればするほど我が身に跳ね返ってきますね。僕も人生経営にとことん取り組まねばなりません。今日から9月4日までは、取材日を除いて来期経営計画策定にとことん打ち込みます。

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