おはようございます。
昨日は完全休養日。ハードな1週間だった。仕事のこともあまり考えないようにした。午前中は料理づくり。野菜が山のようにある。購入したもの、いただいたもの、家庭菜園で収穫されたもの。とても2人では食べきれない。僕は寸胴でカレーをつくる。M氏は3品くらいつくっていた。午後は買物へ。雨が降ってきたので地下駐車場のある藤丸へ。撮影用食材を購入するという目的もあった。帰宅後、撮影にどうしても必要なものがあることが判明し、今度は調理器具を買いに行く。夕方は寒さを感じるほど気温が低下した。
「常識」から自由になる
1日遅れとなりましたが、一昨日学んだことを記録に留めておこうと思います。中小企業家同友会とかち支部8月例会として開催された長谷川貫一氏講演会。「激変期こそ成長のチャンス! コロナの長期化を見据えて」というテーマでしたが、コロナ時代ではなくても傾聴すべき内容でした。時代は絶えず変化している。withコロナになって、変化のスピードに加速がついて、その分「成長のチャンス」が拡大している。一方では、ピンチも拡大していると捉えるべきでしょう。
変わり続けることのできない企業は衰退していく。ただ、むやみに変化だけを求めるのも危険ですから、やはり学び続けなければなりません。
講演の前半は「クロススキル」という言葉がキーワードだったと思います。ひとつのスキルでは生き残っていけない。企業はもちろんですが、個人もそのようになってきているのではないか? 自分の専門分野ともうひとつ、ふたつの能力が必要。長谷川氏は「英語の話せる保母さん」といった例を挙げていました。クロススキルを持っていると、自分の付加価値は格段に高まる。
十分なスキルとは言えませんが、僕は文章力のあるフォトグラファー(最近は「写真の撮れるライター」かな?)。我が社には何人か、そのようなスキルを持つ人がいます。編集者の場合は、必然性があってクロススキルに近づいていく。たとえば、我が社では料理のコーディネートやスタイリングを外注することはありませんから、編集者がその能力を身につけなければなりません。最初のうちは素人っぽいが、次第にプロレベルとなっていく。分業化している出版社とはずいぶん仕事の仕方が異なっているはずです。
一昨日学んだのは、もっと収益力を高めるためにクロススキルを活用しなければならないということでした。その際、考えるべきことは「垂直クロススキル」と「水平クロススキル」。垂直のほうは我が社の場合、ある程度できています。ここはずいぶん前から意識して行ってきました。未開拓なのは水平のほうですね。
水平クロススキルの話の中に「労働分配率を半分に」という言葉がありました。ビックリしてはいけないとわかっていながらも、ビックリしました。ビックリする自分がいるということは、「常識にとらわれている自分がいる」ということでしょう。ビックリでも何でもない。今はそれが可能な時代。それをちゃんと行っていないというところが、我が社の問題といってよさそうです。
サブスクとかセルフレジといった販売方法に変えるだけでも、労働分配率はずいぶん下げられるに違いありません。「自分たちの業界にはできない」という思い込みが成長を妨げている。そのような思い込みを社長が持つと、社員もみんな持ってしまうことになる。社長が率先して勉強すべきなのは明らかですね。
情報爆発と言われていますが、それがコロナによってさらにスピードが増しました。「資本主義からネットコミュニティ主義社会へ」という話も考えさせられます。すごい勢いでコミュニティができる。自分がどんな人とつながっていくか、どんなコミュニティに加わるかによって、自分の人生の充実度が変わっていくことになる。このあたりは、我が社のビジネスとも深く関連してくるので、改めてよく考えてみようと思います。