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写真家的業務改善行動42 トリプルディスプレイ

写真家的業務改善行動42 トリプルディスプレイ

おはようございます。
 午前中は事務的作業と写真選び。原稿を書き始めたのは11時から。午後4時頃までかかって5ページ分書き上げる。あと2ページ。だが、僕の頭は原稿を書ける状態ではなくなっていた。レイアウト作業に切り替える。前回のレイアウトを流用し、写真を配置していく。夕食後も1時間ほど作業する。スロウ次号の原稿は残り2ページとなった。同時に、連休中やらねばならない原稿がもう3つあることに気がついた。少し驚いた。

リンクケーブルでパソコンを2台つなぐ

とにかく、スピードを上げていく必要がある。スロウの記事については十分すぎるほど考えてきました。したがって、今日の早い時間にできあがるに違いありません。残り3本。これをできれば今日、遅くとも明日には仕上げる必要がある。どうしてこんなにたまってしまったのだろう? 驚くと同時に、不思議でもあります。
 仕事がたまりにたまっているときは、業務改善すべきときでもあります。実は以前から実現させたいと思っていたトリプルディスプレイ体制が、数日前に完成したのでした。正確に言うと4画面マルチディスプレイになりました。
 と言っても、パソコン1台のマルチディスプレイではなく、デュアルディスプレイ×2。2台をリンクケーブルでつなぐことで、僕の理想とするパソコン環境が実現したのです。
 どうしてこんなややこしいことをするのか? それは、原稿を書きながら調べものをしたいという、ごくありふれた理由によるもの。通常はマルチディスプレイで十分。ですが、液晶画面を見続けると眼精疲労がやってくる。そこで、2台のeインクディスプレイをつなげられないかと思ったのです。
 これまで3通りのやり方を試してみて、全部ダメでした。ところが、あるとき2台のパソコン間で簡単にデータ移動ができるというリンクケーブルの存在を知りました。しかも、2台のパソコンを自由にマウスが行き来できる。キーボードもそれに合わせて操作できる。これは使ってみると非常に便利。
 僕を眼精疲労に至らしめる最大の要因はデスクトップパソコンのやや大きめな液晶ディスプレイ。これを表示しない設定にし、eインクディスプレイだけにする。そして、ノートパソコンとつないだeインクディスプレイを並べて設置。ノートパソコンの本体は視界に入らない場所に置く。つまり、eインクディスプレイ2台体制。これで僕の目にはかなり優しい操作環境となりました。
 eインクの弱点はモノクロ表示であるというところ。画面のコントラストを3段階で調整できるようになっていて、原稿用はM2というやや高めのコントラストで表示しています。本当は白と黒だけでもよさそうなものですが、漢字変換時に網がけ表示される際、文字が真っ黒に潰れると具合が悪い。そんな理由で中間のコントラストで表示するという結論に至りました。
 一方、資料表示用に使用するディスプレイは、M1とM3を切り替えて使用しています。テキストの場合はコントラストの高いM1、WEBサイトの場合は中間調がわかるM3。これで液晶画面をにらみ続ける時間は大幅に減ることでしょう。資料を読むためだけにプリントアウトすることも少なくなるに違いありません。
 しかし、よく考えてみると贅沢になったものだと思います。液晶画面16字×1行のワープロを初めて買ったのが1986年。デュアル画面どころか、40字×20行のワープロを買うだけでも十分満足だった時代がありました。やる気と体力があれば十分仕事ができていた。今は体力の衰え(一番は眼精疲労ですが)を設備投資でカバーしようとしています。
 業務改善努力をし続けても、30代の頃のスピード感を取り戻すことは困難でしょう。したがって、業務改善しつつも、業務の価値そのものを高めることに努めていかねばなりません。ここが仕事人生後半の最大の課題と言えそうです。

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