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経営指針の話79 「働く環境」から考える

経営指針の話79 「働く環境」から考える

おはようございます。
 午前9時半、時間ギリギリでとかち館へ。中小企業家同友会とかち支部経営指針研究会第7講中間発表会。研究生14名のほか、経営指針委員、サポーター、事務局が集まる。密にならないよう広い会場が使われていた。マイクを使っての発表。内容は経営理念と10年ビジョン。発表10分、質疑・アドバイス20分。午前中は5名の研究生の発表があった。僕は中間総括として、午前の部のまとめとして数分間話をさせていただいた。昼食の弁当を食べてから帰宅。発表会は夕方まで続くが、どうしてもやらねばならないことがあった。我が社の経営発表大会の資料作成と同友会大学の準備。どちらを先に行うべきか。
 午後2時、同友会大学のパワポデータ作成に取りかかる。同友会大学で僕が講義を行うのは10月8日だが、メールを確認したら「データは10日前に」と書かれていた。まずは昨年のデータを確認。そのまま流用することはできない。この1年で情勢は大きく変わっている。テーマは「経営指針の実践と市場創造」。まさにここ数ヵ月ずっと考え続けているテーマ。いったんまとめてみたが、これでよいのか? データを送る月曜日、もう一度見直すことにする。

働く環境の10年ビジョンから将来の事業・商品をイメージする

昨日は一部の研究生の発表を聞いただけでしたが、経営指針研究会はずいぶん中身が濃くなってきたのではないかと思います。もちろん、初めて経営指針をつくるという研究生が大半を占めていますから、成文化には苦労しているに違いありません。
 それでも、検討シートに書き込まれている言葉を見ていくと、真摯な取り組み姿勢が伝わってきます。この姿勢で1年間続けていけば、来春にはずいぶんまとまったものができあがるでしょう。ただ、来春できあがった経営指針は「完成」ではなく、「1年目の成果」に過ぎません。完成するということはなく、毎年リニューアルしていくと考えるべき。我が社にしても、19年目にしてまだまだ道半ばという気持ちが強い。特に「市場創造」が十分できていないのではないかと、自分では感じています。
 経営指針成文化によって、経営理念はいったんまとめ上げられることになります。ひとたびできあがったら、そう度々変更するものではありません。したがって、2年目以降は10年ビジョン、経営方針、経営計画について深く考えていくことになります。
 我が社の来期(第61期)経営指針を策定する中で、10年ビジョンを改めて考え直してみました。僕は今年、ちょっとした発見をすることとなりました。「働く環境の10年ビジョン」と「未来年表」。テキスト「働く環境づくりの手引き」(中同協)に載っているこの2つを活用することが重要だと気づいたのです。
 このあたりは経営者のタイプにもよるでしょう。創業者タイプの人なら、自分のやりたいことが泉のごとく湧いてくるのかもしれません。一方、後継者タイプの人の場合、10年ビジョンがぼんやりとしていることが多い。その結果、抽象的な言葉になりやすい。僕も2代目なので、ビジョンがあるようで実はぼんやりしているところがあります。しかし、「働く環境」から考えていくと、割合すんなり映像が浮かんできたのです。
 10年後、自分たちはどのように暮らし、どんな働き方をしているのか? 本当に実現させたい10年後の生活。ここを基点として考えると、10年後の組織、社風、事業展開、商品、一緒に働く人々……などがイメージできるようになっていきます。なるほど、そういうことかと思いました。
 働く環境の10年ビジョンがまとまったら、未来年表をつくっていく。具体的に、詳細に書き込んでいくと、「いつまでに何をすべきか」が明確になる。我が社の場合、まだ詳細なものとななっていません。今後、この未来年表を細部まで書き込んでいく必要がある。「働く環境づくりの手引き」が「経営指針成文化と実践の手引き」の副読本と位置づけられている理由がわかりました。そしてまた、「働く環境」を先に手掛けるほうがよいのではないか、と僕は思うようになりました。このほうがみんな考えやすいのではないかと思います。

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