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SDGs経営31 SDGsと経営理念

SDGs経営31 SDGsと経営理念

おはようございます。
 午前10時半、我が家で新しい枠組みでの会議が行われた。昼になっても終わらず、昼食をはさんで午後1時15分まで続いた。1時半からはスロウ編集会議。こちらも4時まで続く。長いような気もするが、それだけ議題が詰まっていた。夕方は事務的作業。滞っている仕事がいくつもある。今日と明日で追いつかねば。7時、帯広経営研究会10月例会。テーマは「SDGsと経営理念」。SDGsの概論とグループ討議。コロナ危機は差し迫った問題だが、SDGsは中長期的に取り組むべき重要課題。参加者各自の取り組みなど情報交換が行われた。

ステークホルダー主義へ

昨夜は「SDGsと経営理念は親和性が高い」といった話が展開されていきました。確かにその通りですね。僕はSDGsと経営理念とを結びつけて考えたことはなかったような気がします。けれども、自社の経営理念の文言は我が社のSDGs実践行動とほぼ一致しています。理念経営を行っていけば、自然とSDGs的になっていく。我が社ばかりではなく、参加した各社も同様でした。この視点はけっこうおもしろいな……。
 SDGsは「持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現」を目指すもの。これまでの経済、社会システムのままでは持続可能ということにはならない。そのことに多くの人々が気づいています。企業規模の大小であるとか、個人か組織かといったことではなく、気づいた個人や組織が率先して行動することが求められる。一人ひとり、または一社一社の行動を変えていくことが重要でしょう。
 問題は資本主義経済のままでそうした変化が可能なのかということ。ただ、考えてみると、資本主義そのものもずいぶん変容してきました。社会主義的な考えの一部を取り込むなどして、その時代に対応しながら続いてきています。今は「公益資本主義」といった言葉が使われるようになっています。果たして強欲的な資本主義が変化を遂げ、公益を重視する資本主義となっていくのでしょうか?
 10月18日の日本経済新聞に興味深い記事が載っていました。「株主VSステークホルダー、軍配はどちらに?」というもの。アメリカの主要企業の経営者が経営哲学の抜本的見直しを表明(パーパス文書、2019年)、米国型資本主義が変容しつつあるというんですね。
 パーパス文書では、株主利益第一主義からステークホルダー主義へ大胆に修正されているとのこと。資本主義を捉え直そうという動きが活発化し、それがアメリカ大統領選挙にも影を落としています。「大統領選が米資本主義の未来を左右する可能性」と記事には書かれています。バイデン氏はステークホルダー主義者、トランプ氏は株主ファーストに近い。結果が気になります。
 ただ、大統領選とは関係なく、ESG投資はすでに広がりを見せており、勢いが衰えることはないと考えるべきでしょう。株主も次第に環境や社会問題を重視するようになってきています。それ以上に、消費者の意識がSDGs的になってきている。大統領選の結果はともかく、世の中の大きな流れが変わることはないでしょう。
 残念ながら今年はコロナ禍によって、急速に格差拡大が進んでしまっています。企業の業績格差、個人の所得格差、そして失業率が上昇している。また、プラスチックゴミをはじめ、環境の面でもよい方向へは向かっていません。次のシステムに移行するまでの混沌期と捉えるべきでしょうか? 世界は今年から2022年くらいまでの間に大きく動くと思います。ここで自社の進路を誤らないよう気をつけねばなりません。
 昨日の午前と午後に行われた会議では、その根幹のところが確認されました(SDGsという言葉は出ませんでしたが)。会議では毎回のように「何のために行うのか」を確認することが大事ですね。それが理念経営、またはSDGs経営を推進する上で必要不可欠でしょう。

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