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リフレーミング58 「自分らしい」のリフレーミング

リフレーミング58 「自分らしい」のリフレーミング

おはようございます。
 9時20分出社。中小企業家同友会とかち支部会員企業訪問の日。事務局長と会社で待ち合わせ、4社訪問。うち3名の会員と話をすることができた。昼は帯広ロータリークラブ例会。1時50分帰宅。すぐさまZOOMをつなぐ。2時から個人面談。中堅幹部学校の話。その後、写真選びと短い原稿を書く。ほか、事務的作業を片付けているうちに夕方となってしまった。

「不向き」の中にある可能性

会員企業訪問の中で、ある社長が「僕はプレーヤーですから……」と話していました。僕も立場的にはまったく同じ。社長としての仕事の比率が高いとは言えません。企業規模が小さくなればなるほど、社長が現場に出る機会が多くなるのが一般的。プレーヤー兼任であるのは自然なことと言えるでしょう。
 けれども、規模が小さくても社長業に専念する人もいれば、規模が大きくとも現場の仕事を重視する社長もいます。社長の考え方による違いが大きいですね。「社長業に徹するほうがよいのではないか」と思いながら第一線で働いている社長も、きっと大勢いることでしょう。
 どちらがよいのかはハッキリ言ってわかりません。その昔、我が社にも社長室が存在した時代がありました。先代の頃と、僕の代になってからの一時期。僕は確か1年間くらい社長室の中で仕事をしていました。2002年頃の話です。自社の歴史を調べ、経営指針の策定に全力を注いでいた時期。たぶん、この頃が一番社長としての仕事をしていたような気がします。2004年にスロウが創刊されると、一転してフォトグラファーとしての仕事が急激に増えることとなりました。
 2000年の年末に社長となり、あと2ヵ月で就任20年となります。長いですね。「僕ほど社長に向いていない人間はいない」。そう思って社長になり、今も社長らしくない社長だなと自認しています。「社長らしい社長がいる会社の社員」と「社長らしくない社長がいる会社の社員」とでは、果たしてどちらが働きやすく、幸せな仕事人生になっていくのでしょう? 一概には言えませんが、我が社で楽しく働いている人は、きっと「立派な社長」や「会社らしい会社」は求めていないのではないかと思います。「自分らしく働くことができ、自分らしく生きていける会社」を望んでいるに違いない。僕の思い違いだったら教えてください。
 僕が20年間感じ続けている「もっとも不向き」という感覚。これはもしかすると、今の時代に必要な感覚なのかもしれません。
 世の中が激変していますから、会社は新しいことにチャレンジする必要があります。自分のこれまでの仕事ではあり得なかったような世界にも、飛び込んでいかねばなりません。その際、「自分には不向き」と感じるはず。不向きだが飛び込む。それを繰り返すうちに、苦手意識を感じることが苦ではなくなっていく。「あっ、自分はまだ苦手だと感じているのだな」と客観的に自分を見ることができるようになるのです。
 営業が得意だと思っている人が営業成績トップになるとは限りません。むしろ、激変の時代には「苦手」「不向き」という感覚こそ、大事にすべきではないか? 不向きだからこそ、やるべき価値がある。自分、自社にとって、未開拓の分野であるからです。
 苦手で不向きなのに、それをやろうとしている自分がいる。それはどういう心の動きかのか? きっとそこに鉱脈のようなものを感じ取っているからに他なりません。
 得意なこと、向いていることばかりやり続けていると先細りになっていくことでしょう。世界がどんどん変わっているのですから、得意なことだけで生きていけるほど甘くはありません。
 そして、もうひとつ言えることは「自分らしいとは何なのか?」ですね。自分に向いていることだけやり続ける自分は、自分らしいといえるのか。できなかったことや苦手なことにチャレンジし、「できた!」という達成感を得ることのほうが「自分らしい自分」といえるのではないか。「……らしくない」の中に成長の鍵があるような気がします。

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