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活動記録69 継続性のある活動

活動記録69 継続性のある活動

おはようございます。
 午前8時半、朝礼。10時45分出社。11時、北広島からお客様。午後1時半、自宅でミーティング。4時20分、幕別のO社を訪問。6時、帯広市役所。第6期第1回帯広市産業振興会議。帯広市中小企業振興基本条例が施行され、産業振興会議の前身となる帯広市中小企業振興協議会が誕生したのは2007年。もう13年になる。会議では第2期産業振興ビジョンの具体化等について話し合われた。

帯広市産業振興会議の13年

帯広市中小企業振興基本条例制定に向けて活発に活動が繰り広げられていた頃のことをよく覚えています。中小企業家同友会とかち支部の当時の幹事長だったI氏が幹事会の中で熱弁を振るっていました。僕は一幹事として出席。目指している条例がどのようなものなのか十分理解しておらず、I氏の並々ならぬ情熱に感じ入るだけでした。
 僕の記録では2007年7月2日に第1回目の中小企業振興協議会が開かれたことになっています。しゅんは成長期。スロウは創刊から丸3年たち、知名度が高まってテレビや新聞取材をよく受けていた頃。情報発信という観点からか、僕も委員のひとりとして協議会(2009年からは産業振興会議)に関わるようになりました。
 この間、リーマンショック(2008年)、東日本大震災(2011年)、消費税増税(2014年8%、2019年10%)などがありました。浮き沈みの激しい13年間。とりわけ、採用活動(学生・求職者にとっては就職活動)の浮き沈みが激しかったと思います。
 統計データを見ると就職氷河期は1993年~2005年、2010年~2013年とされているようです(いずれも卒業年)。2005年まで13年も氷河期が続いたんですね。ただし、これは全国の統計。1、2年ずれているような気がします。また、氷河期か売り手市場かだけではなく、ミスマッチの問題も大きい。
 氷河期の最後のほう、2013年には企業情報誌「ワークワーク」が制作され、2014年1月に発行されました。このときは、緊急雇用対策とセットで受託しました。当時は求人倍率も低かったはず。
 しかし、その後急速に売り手市場へと変わっていきます。2015年頃からでしょうか。合同企業説明会に参加しても学生がやってこないという状況が続きました。企業情報誌「ワークワーク」は3年目から我が社の自社媒体「わくらす」となり、どちらかというとUIJターンにシフトしていくことになりました。
 地元の学生・生徒に対しては「地域企業を知ってもらう」こと。十勝管外の人たちに対しては「十勝のファンになってもらう」「UIJターンを促進する」こと。そのために経営基盤の強化であるとか、ものづくり産業や集客交流産業の振興といった施策が必要となる。経済、経営環境の変化が激しいため、臨機応変に対応できるかどうかがひとつのポイントといえるかもしれません。
 13年もたつと活動のエネルギーが弱まってしまうことがあるものです。しかし、設立当初はどうだったのか歴史を振り返ることで、活動の意義や継続することの重要性を再認識することができる。
 まったく同じことが我が社の事業活動にも当てはまりますね。しゅんの創刊から22年、スロウ創刊から16年。創刊当時のことを知っている人は非常に少なくなりました。我が社は創業66年ですから、当時を知っている人はひとりもいません。今は残されたわずかな史料と経営理念が頼り。しゅんとスロウに関しては、できる限り正確な記録を残しておく必要があります。
 印刷事業、しゅん、スロウ以外にも我が社の柱として育てていくべき重要な事業活動があります。最大の課題は「継続できるかどうか」でしょう。あきらめたり、飽きたりするようではいけない。「何のためにやるのか」を明確にしてやり続ける。そうすると、3~5年くらいで成果が現れ、10年続けると定着するようになるものです。軌道に乗せるまでの最初の数年間。そこに情熱を傾けることのできる人が必要です。

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