おはようございます。
朝は全国ぷらざ協議会情報交換会の準備と事務的作業。10時頃から幹部会議の準備。エクセルを使った作業に手間取る。今朝になってから、ようやくいい方法が見つかった。ともかく、午後3時過ぎまでエクセルと格闘。4時、幹部会議。5時半で中座。全国ぷらざ協議会情報交換会に30分遅れて参加。各地の取り組みについて情報交換した。
トップダウンでもボトムアップでもない組織
別な枠組みで物事を捉え直してみる。あるいは、異なった角度から物事を観察してみる。何かうまくいかないときにはそうしたリフレーミングが重要なわけですが、追い詰められたりあわてたりすると、一方向からしか物事を捉えることができなくなってしまいます。したがって、自分とは異なる視点を持つ人の話を聴く、意見を受け入れてみる必要があります。
もともと自分自身でリフレーミングできないという人は、できるだけ異なる考え方を持つ人が近くにいるとよいのでしょう。理想を言えば、理念や哲学は近く、それでいて考え方の異なる人。組織の中に、そうした人が数名いるとクリエイティブなビジネスができるのではないかと思います。
今年のコロナ危機のような非常時には、全社一丸という体制を築くことが重要になってきます。しかし、ここでひとつ悩ましい問題が出てくる可能性がある。それはトップダウン型で全社一丸になるというパターン。非常時、緊急事態ですから、トップダウンで乗り切るというのもありでしょう。それはトップが極めて有能な会社の場合。もちろん、こうした会社も存在しますが、そのような成功例の真似をすると痛い目に遭うのではないか? 僕はそんなふうに考えています。
一方、ボトムアップで、各部署からさまざまなアイデアが湧き出してきて、手当たり次第に行動に移し、どれも中途半端に終わってしまう……。そんな会社もあるでしょう。これは我が社の悪いときのパターン。ものすごくハードに動き回るのですが成果が少ない。努力が空回りしてしまいます。
我が社にとってよいパターンは、トップダウンでもボトムアップでもないようなとき。節目節目ではトップダウンになっているのですが、あまりトップダウンのようには見えない。さまざまな人から出てくるアイデアが組み合わされ、ひとつの大きな絵を描くことができたとき、会社がある方向へ向かっていく。これが本当の意味での全社一丸体制でしょう。我が社は過去一度、それに近い状態となったことがあります。今年から来年にかけて、その経験を改めて思い出す必要がありそうです。
すでにいくつか、「これはすごい」と感じるようなアイデアが出始めています。正確に言うと、まだそのレベルには至っていません。けれども、もう少し磨けば突き抜けたアイデアになる。
アイデアは誰もが持っているものです。完成度はともかく、それをいったんアウトプットしてみる。そうすると、別な人が勝手にリフレーミングをしてくれて、別なアイデアを付け加えてくれることがあります。そうしたプロセスを経て、小さなアイデアが大きくなったり、ぼんやりとしたイメージが明確なビジョンになったりする。これが組織のおもしろいところ。相互にリフレーミングし合う。そんなクリエイティブな会社をつくっていきたいものです。
そう言いながらも、僕は自己完結型の人間であるため、正直に言うと共同作業は苦手と感じています。したがって、チーム内では主要メンバーとはならないことが多い。ここがちょっとした悩みの種でもあるわけですが、そのようなタイプが混じっていてもよしとしましょう。フォトグラファーという仕事の特性上、他の業務でも観察者となる傾向が強い。これがプラスに作用し、経営指針を策定するときには役立つものです。2020~22年の激変期、僕にはもうひとつ別な能力を身につける必要があると感じているところです。