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写真家的業務改善行動48 エクセルの日

写真家的業務改善行動48 エクセルの日

おはようございます。
 朝、少しだけ荷物運びをする。パソコンに向かったのは、午前10時から。社内のある活動を見える化しようと思っているのだが、できるだけシンプルなもののにしなければならない。既存のソフトでいいものはないか探す。なさそうだ。エクセルで作成を試みる。2時間かかって、ようやくやり方が見えてきた。昼、十勝鍋を作る。十勝鍋と石狩鍋はどう違うのか? 豚肉を入れるのが十勝鍋とされている。鮭と豚肉、両方入っているほうが味に深みが出ると個人的には思っている。午後もエクセル。もうひとつ別なファイルを作成しようと思っていたが、時間切れだ。夕食前に沢庵を漬ける。1ヵ月後には甘味料の入っていない沢庵ができあがる予定。楽しみだ。

一芸では生きにくい時代

エクセルは昔から苦手なソフトのひとつでした。しかし、まったく手の施しようがないというレベルではない。20年以上前、マイクロソフトのアクセスを使おうと思ったときには、まったくもってちんぷんかんぷんでした。概念としてはわかるのですが、何をどうしたらよいのかわからない。
 それに比べると、エクセルのほうがずっとなじみやすく、使い続けると、それなりに親しみ(?)のようなものを感じるようになっていきました。
 一番熱心に使ったのは、日創研の「業績アップ6ヵ月特訓」という研修に通っていた頃でしょうか。2002年からの数年間は、一太郎と同じくらい使っていました。しかし、月次管理のためのもので複雑な計算はありませんでした。この他、ワード(僕の場合は一太郎)でもできそうな報告書にも使っていました。
 2000年代まではさほど感じていませんでしたが、2010年代、僕が50代に差し掛かった頃から、エクセルを使うのが次第に苦痛になっていきました。背景色を変えればよいのですが、基本は白バック。そこに数字が並んでいる。眼精疲労を起こしやすいソフトなのです。エクセルを使うと、必ず眼精疲労→肩凝り→頭痛というパターンに至る。必要最小限しか使わないソフトになっていきました。
 今はどうかというと、メインはeインクディスプレイですから、眼精疲労にはなりにくい。長時間の使用にも耐えられるようになりました。
 ただ、少し複雑な計算になると、目は耐えられても頭のほうが耐えられない。調べながら進めることになるのですが、調べものは液晶ディスプレイのほうに表示される。そこで、目がダメージを受ける。昨日は途中から自力でやり方を模索することにしました。シンプルなものにしようと思っているので、技術的にも高度である必要はない。おかげで、見やすいものができました。
 我が社にはさまざまなタイプの人がいます。大きく分けると、文系、理系、芸系。理系の人は非常に少ない。僕の分類法でいうと、一番多いのは芸系に属する人です。僕自身も芸系。これは芸術学部写真学科卒業だからという理由ではありません。定義として正しいかどうかわかりませんが、一芸を追い求めてきた人は芸系といってよいのではないか? あれもこれも何でもできるという人はさほど多くない。だから、大雑把にいうとみんな芸系なのです。
 ここ数年感じているのは、「一芸では生きにくい」ということです。もちろん、頂点を究めてしまえば別でしょう。だが、現実的にはそうなりにくい。自分のコア・バリューを補完するような周辺バリューの強化。ここが重要になってくるはず。
 たとえば、営業の人は数字に強くなる必要があります。それも20年前のレベルではなく、ちょっとしたアナリストになるくらいの能力が求められることもある。デザイナーやフォトグラファーにも別な能力が求められます。より効率的な処理ができるようなソフトの操作能力。25年前にはまったく必要とされなかった能力が今では必須となっている。
 本当はエクセルと格闘している時間はないのですが、もう一日エクセルのマス目を眺め続けることになりそうです。

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