おはようございます。
午前10時、買物へ。スーパーは混雑していた。コロナの影響か? 午後はパソコンに向かう。最初は調べもの。ある企画をまとめる必要があった。得られた情報をもとにアイデアを出していく。すんなりまとまった。この企画については、もう10年以上前から考えていたことだった。実際、一度実用化を試みたことがあった。着想はよかったが、技術面で追いついていなかった。今ではずいぶん技術が進んでいる。
情報量+マインド
アイデア力は誰もが持っているもの。僕はそう信じているのですが、社内で誰もが素晴らしいアイデアを出してくれるわけではありません。出し惜しみをしているということではなく、本当にアイデアが湧いてこないのでしょう。僕にもアイデアの湧くときと湧かないときとがあります。だから、アイデア不足になる理由はよくわかる。
ズバリ「興味がない」というのが最大の理由でしょう。関心がないわけではないが、さほど必要性を感じていない。そんなときにアイデアを求められても出てこない。あるいは必要性は感じていても、「自分には関係ない」と思っていると、やはりアイデアは出てこないものです。興味がない+無関係。この組み合わせからアイデアが湧き出すことはまずありません。
興味も関心もあって、自分も当事者のひとり。けれどもアイデアが湧いてこない。そんな場合も当然あります。自分にはアイデア力がないと悩んでいる人もいるかもしれません。
さまざまな理由が絡んで「アイデアが出にくい状態」になっていると考えられます。たとえば、目の前に気になっている仕事があるとき。やはり、集中しないとアイデアは湧いてこない。心の状態がアイデア力と密接に関係していると考えるべきでしょう。このため、僕は社内勉強会の中では「眠り方と起床の仕方が重要」と話していますが、その通りに実践している人は我が社では少数派に違いありません(以前ブログに書いたことがあるのでここでは割愛します)。
単純に情報不足、知識不足というのも大きいですね。何もないところからアイデアが湧くことはありません。情報が少ないと、組み合わせのパターンも少なくなる。単純にいえば、アイデアというのは情報と情報の組み合わせ。情報編集力や情報加工力によって生み出されるものと言ってよいでしょう。ですから、情報量をたっぷり持っていることが重要となります。
今はインターネットを通じて、誰もが豊富な情報にアクセスできる時代。その意味では「誰もがアイデア力を持っている」といっても過言ではありません。30年前の人であれば、情報収集力を持つ、ほんのひと握りの人がアイデア力を持っていた。それが、1990年代後半からずいぶん状況が変わり、今では新入社員でも子供でも先進的なアイデアを生み出す可能性がある。しかし、残念ながらその恵まれた環境を生かしている人はほんのわずかと言ってよいでしょう。
そこで、もうひとつの理由として、マインドの問題が考えられます。「自分に素晴らしいアイデアが浮かぶはずがない」といったマインド。これはやっかいな問題。幼少期からの無数の経験を通じて、こうしたネガティブなマインドが形成、強化されていきます。マイナス思考に陥っている人から前向きなアイデアを引き出すのは容易ではありません。
たいていの人がネガティブなマインドを抱えたまま社会人になります。ポジティブ半分、ネガティブ半分なら御の字でしょう。したがって、社会人になってから自分はポジティブになりたいのか、ネガティブになりたいのか、しっかり選択する必要があります。当然、意識レベルでは前者を選択するはず。しかし、無意識の領域ではネガティブな自分を選んでいるというケースが多いのです。
そうならないよう、全員がポジティブなマインドを持ち、アイデアの湧き出しやすい体質になることが企業には求められます。最大の決め手は「アイデアの湧きやすい社風」です。会社員は社風から最大の影響を受けるもの。我が社はここを強化していく必要があります。