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リフレーミング63 大波と選択

リフレーミング63 大波と選択

おはようございます。
 午前9時15分、同友会会員企業訪問。昨日は4社訪問。社長と話ができたのは1社のみだったが、その中身は濃く、話は2時間以上に及んだ。午後は企業変革支援プログラム・ステップ1に取り組む。4時、S氏とミーティング。夕食後、中小企業家同友会とかち支部の経営指針研究会同窓会。「同窓会」という名称だが、過去の修了生の報告会として毎年開催しているもの。今年は3名の修了生が経営指針成文化後の自社について語った。経営指針をつくって、自社がどのように変わっていくのか? それは誰もが気になるところだ。9時終了。眠る前に出張の準備をする。

時流を捉えるには

今年から来年にかけては、思いもよらないことがいっぱい起こる。覚悟を決めるまでもなく、そのことはコロナ禍になる前からわかっていました。新型コロナウイルスによって、発生のタイミングが前倒しになっているような気がします。来年か再来年に起こるはずだったことが、すでに今年起こっている。「なるほど、そうきたか」と思うようなことが増えてきました。
 大きな時流の変化を把握しておかないと、激流または大波に飲み込まれてしまうかもしれません。イメージとしては、「神奈川沖浪裏」でしょうか。大波に揉まれる3艘の舟。波間の向こうに富士山が見える。葛飾北斎の「富嶽三十六景」の中でも、もっとも知られている作品。僕はすごく小さな舟だと思い込んでいたのですが、確かめてみるとけっこう大きい。3艘の舟に30人くらい乗っているようです。
 あまり比較対象にはならないかもしれませんが、今起こっている世の中の変化も、捉え方によっては「神奈川沖浪裏」のようなものでしょう。波をうまく捉えれば思わぬところまで自社を運んでくれることになる。しかし、波に逆らったり、漕ぎ手がバラバラな動きをすれば海の藻屑と消えてしまうかもしれません。
 自社にとって本当に大切なものは何なのか? その大切なものを失ってしまうと、舟はコントロールがきかなくなる。会社でいえば経営理念がそれに当たる。また、理念はあっても共有されていなければ、やはりコントロールは困難になります。理念を共有、または浸透させようと、企業経営者はあの手この手を考えるわけですが、うまくいかないことも多い。一貫性のあるメッセージと一貫性のある行動。これによって自社の理念を揺るぎないものにしていかねばなりません。
 たとえ理念を共有できたとしても、今起こっていることはどういうことか、今後どのように推移していくのかについて、把握している人は極めて少ないのではないかと思います。僕も正確に把握しているかと問われると、100%の自信はない。
 それでも、人生や企業経営は選択の連続ですから、何かを選び取らなければなりません。選ばずに、保留状態のまま何年も過ごしていると、やがて自社は時代遅れな会社になっていく。変化が緩やかな時代であれば、5年、10年のんびりしていてもよかったかもしれません。今は待ったなしですね。1、2年のうちに急いで、時代の変化に対応できる会社に変えていく必要があります。このため、理解できない人が続出する可能性が高い。
 社内報でも朝礼の中でも、できるだけ正確に「今起こっていること」「今後起こること」「自社の選択」について伝えようと試みています。
 昨日少し気づいたのは、「正確に伝えること」よりも「わかりやすく伝える」ほうが大事だということ。僕は「正確なほうがわかりやすい」と勘違いすることがあります。不正確だがわかりやすいことのほうが世の中には多い。極端に単純化すると誤解を生じやすいが、ある程度大まかに捉えて、世界を俯瞰するような視点を示すことが必要ではないか? 
 昨日の経営指針研究会同窓会の中にヒントがあったような気がします。また、午前中に訪問したT社長の話の中にも重要な情報がありました。キーワードは、たぶん「インナーブランディング」。これを漠然としたイメージではなく、エビデンスとともに進めていくべきだと思いました。

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