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取材記録05 安定と変化

取材記録05 安定と変化

おはようございます。
 午前8時出発。2年ぶりに別海へ。釧路外環状道路に乗ったら、思ったよりも早く到着した。少し風景撮影してから取材先へ。午後1時から3時間。取材はM氏。撮りたいと思うものがたくさんある。眺めが素晴らしい。僕らは中川町のT氏を通じてここにたどり着いたが、我が社の別部署も取材に訪れていたらしい。話は興味深く、重層的でもある。誌面をイメージして撮影した。日が短い。取材を終えたときには、辺りはすっかり暗くなっていた。7時45分帰宅。

必要なのは「心の安定」

安定していると思われるポジションから自営業へ。それも、大都市ではなく別海町へ。さらに言えば、新規就農ということではなく、町ではめずらしい仕事を始めようとしているご夫妻の取材(それぞれ別々のめずらしい仕事)。大変興味深いところですが、詳細はM氏の記事を待つことにしましょう。
 今朝になって僕が考えたのは、「安定って何なのだろう?」ということでした。多くの人は「大企業に就職した」とか「公務員になった」から「安定した」と考えるのかもしれません。けれども、本当の安定など存在しないと考えるべきではないでしょうか?
 安定は外から与えられるものではない。自らの努力でつくり出すもの。あるいは、最初から安定を求めない生き方を選び取るほうがよいと僕は考えています。必要なのは「心の安定」であって、「仕事の安定」ではないはずです。安定した仕事を突き詰めていくと、それは退屈な仕事にたどり着いてしまうに違いありません。
 毎日同じように見える仕事であっても、創意工夫を繰り返すことで数年後にはまったく違った仕事になることもある。また、ある瞬間劇的な変革が起こり、仕事の内容がガラリと変わることもあるでしょう。会社員であってもそういう機会が訪れるもの。
 自分の中には「安定を求める自分」と「変化を求める自分」がいます。安定に傾きすぎると退屈な人生を過ごすようになる。変化を求めるとスリリングな人生になりやすい。変化に偏りすぎるとデンジャラスでもある。起業家や企業経営者は変化を絶えず求めながら、機会と危険を両目で察知しながら意思決定するものです。
 僕だけではないと思いますが、自分の心の動きを観察すると、「安定してしまうのが恐い」という気持ちが強いようです。安定そのものは悪いことではありませんが、安定したことで自分の動きが止まってしまうのが恐い。
 実際のところ、一度止まってしまったものを動かすのは大変なこと。中断したプロジェクトを再び動かすには相当なエネルギーが必要となる。自分自身の成長がストップして、のんびりした日々を過ごしてしまうと、再び勉強・研究に熱心に取り組むのは大変です。人生の中では息抜きすることも大事ですが、長期停滞は避けたいところ。これは20分程度の昼寝は疲労回復に効果的だが、30分以上眠るとかえって疲れてしまうというのと一緒。基本的には走り続ける人生のほうが好ましい。
 スロウの取材ではさまざまな人に出会います。心の豊かさを追い続け、理想と思えるような暮らしをしている人もいれば、地域のためにハードに活動している人もいます。さまざまな生き方があり、外形的には安定しているように見える人もいる。ただ、共通して言えるのは、自己成長を放棄して安定のみ求めている人はいないということ。成長速度に差はあっても、自分を高めたいとかもっと誰かのために役立ちたいという意欲を持っている。そのあたりに惹きつけられて、僕らは取材活動を行っているのだと思います。
 今年から2022年にかけて世界は変化の連続。自社も自分も変わることを恐れるべきではありません。自分や自社はどう変わっていくのだろう? 変化を楽しむくらいの心の余裕を持つ必要がありますね。

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